週末…久し振りに天気に悩まされた。　ツーリング実行か否かの判断は梅雨の時期には『勢い』が必要。　天気予報の「明日は雲が多いながらも沿岸部で朝晩多少パラつく程度で大きな崩れは無いでしょう。」の言葉を信じ…夜、トレーニングジムの帰りに見た月と星を信じて実行に至りました。

　ずいぶん前から悩みに悩んでいた新しいカメラ。　デジタル一眼にしようか、普通のフィルム一眼にしようか本当に悩んだ。　コンパクトデジカメなら機動力に優れるけど…やっぱりキレイに撮りたかったからレンズ交換のできる一眼カメラを選んでいた。　結局、フィルム一眼に決定＆購入して…初めてのツーリング。　確かにデカイし、セブンの限られたスペースには置き場に困るけど…なんとか工夫して収まった。　嫌いで行きたくなかった学校に、新しく買った筆箱を持って行くときの嬉しさ並みの気分です。　どちらかと言うと新しい靴を買ってもらって遠足に行く時の気分に近いかな？

　朝、４時に起床。　降ってない！　降った気配もない！　明るい空！　実行して良かったと…安心し、笑顔になれました。　お天気マークは無かったし、山間部だから多少の雨と道路を縦断する川ぐらいは覚悟してたから、昨日は６０６号を磨くどころか点検すらしてない。　早い話が見てない。　ＢＢＳには『キチンと点検して集合しなさい』と書いた本人が何もしてない。　それじゃあダメだと思い、冷却水とオイルを少し足してやりました。　これが後々命拾いする事になるなんて…。　
　午前五時、シ〜ンと静まりきった日曜の早朝…マイクザパイプ炸裂。　またまた５０ｍ先の神社まで速攻で移動。　さすがに水温の上昇は早く、真冬の１／３の時間で動きだせる。　最近ちょくちょく乗っていたから調子もイイ！　燃料も集合場所の長良川ＳＡまでは十分あるし…時間も余裕があるので、のんびり向かいました。

　知立バイパスを走ってる時は右手に太陽、左手に青空だったのに…名古屋高速にのって高辻を越えた辺りで両手に雨雲状態。　おいおい一宮の方角は真っ黒だよ〜！　と、このままゆっくり向かって雨雲の直撃を受けるか…少し飛ばして雨雲を避けるか悩みながら小牧ＩＣから名神高速に入った。　両端と真ん中だけ雨の降った跡が残っていて、雨雲が通過したのか追いかけているのかサッパリ分からず…東海北陸道に入ったら雲が厚いわりには路面は乾いてて♪ルンルン気分でした。　だって岐阜の天気予報で降水確率は10％だったから、降るわけないじゃん！と笑顔で長良川ＳＡに到着。　家を出て１時間１５分くらいで着いたので交通の便が良くなった事に感心しつつ、早起きは三文の得を感じました。（別に何も得してないけど）　　今回の一番乗りは＃19さん。

　それからは続々と９台集まり…　暑いくらいの青空の下、７時４５分に出発。　東海北陸道を美並ＩＣに向かい、次々現れる新緑を楽しみながら…トンネルの中で排気音を楽しみながら…対向車の視線を感じながら…どんどん黒く低くなってくる雲に言い知れぬ不安を抱きながら……走り続けました。

　美並ＩＣを降りたら不安は的中！　ポツポツと降ってきた。　だけど「誰だよ〜！ウォッシャー液まいてるのは！」程度の雨で、一同気にせず岩屋ダムを目指した。　雨は直ぐに止み、路面も濡れておらずＲ２５６までのワインディングニモを楽しみました。　Ｒ２５６から岩屋ダム周辺では恐れていた『道の川』が多くて、何度も水しぶきを上げて通過した。　頭の中は何度も洗車モードになったけど…帰ってからすれば良いと開き直りました。

　岩屋ダムを越えて、道の駅『馬瀬美輝の里』で休憩。　小さな道の駅だけど温泉もあって素敵な所だった。　すぐ横にはキレイな馬瀬川が流れ…ちょっとハイペース（セブンでは法定速度）でここまで来たので、のんびり寛ぎモードで静かな時を過ごしました。　店のおばちゃんが「ここでしか売ってない！」と怒ったように勧めてきた『あゆアイス』（２００円）を買った。　時すでに１０時、朝から何も食べてない腹にはかなりヘビーなアイスだった。　個人的にはすぐ目の前の自販機で売ってるアイスの方が良かったと…一口食べて思った。　まぁ何でも経験だと思うけど、それからは喉が渇いてたまらなかったよ。　ここからはＧＳに寄って、高山市内を抜けて、せせらぎ街道で再びワインディングを楽しみ…本日メインの昼飯にありつく予定。　

　ＧＳに寄った。　驚くほどデカイＧＳだった！　店員も驚くほどデカイ人だった！　もっと驚いたのは、こんなにもデカイＧＳをデカイ女性たった一人でやっている事だった。　もちろんセブンが一気に流れ込んできたので店員さんはパニックになっていた。　給油したのは３台だったけど、笑えるほど時間かかった。　まぁ…こんなのも有りって感じで、ゆっくり写真が撮れましたよ。　暑くもなく…さすがは峠！　青空もニコニコ！　僕の表情もニコニコだった。　だった…！　そう！此処までは…！　本当に此処までは…！

　後編に続く！