画像提供:shige1710さん |
■11月23日(日曜日)■ 今回の作戦は既にウエスト707さん・ガンメタ7さん・くらしっくさんの低空飛行偵察機三機にて下見が完了されていた。 最初の偵察行動では、途中でゲリラ(雨)の攻撃を受けて敢え無く撤退を余儀なくされたけど… 翌週には『下見リベンジ』というなんとも素晴らしい意気込みで偵察を完了してくださった。 3人から聞いた偵察の苦労話だけでも1ページ書けそうなのがコレまた素敵に面白い♪ その甲斐あって当日は恐ろしいほどの快晴! どーして静岡は晴れるのだろう(@。@)? そんな疑問符が頭の中を占拠しているのは僕だけかな? 午前1時半に寝て午前4時50分(いつもと同じ時間)に起床。 3時間弱(いつもの半分以下の睡眠時間)で完全無欠の寝不足。 午前5時50分にビジネスホテルのロビーでshige1710さん達と合流してガレージに向かいました。 ビジネスホテルを出たら1つだけ星を確認した。 それだけで寝不足は解消! これが曇天で雨の心配が必要だったらローテンションを引きずって一日を過ごさなければならなかったかもね。 浜松市内のビジネスホテルからガレージまでは30分弱で到着しました。 昨夜はガレージからビジネスホテルまで1時間ぐらいかかったのに… 早起きは三文の徳だね! 渋滞の『じゅ』の字もなかった。(当たり前か!) ガレージに着いて車から降りたらスッゲー寒い(>。<) 生温くて低気圧を感じるよりは、カッキーンと冷たい高気圧を肌で感じたほうが幸せかもね♪ 今日の天気予報は昨日の朝から確認していない。 テレビを見てる暇もなく仕事をしてたし… テレビを見てる暇もなく606号で浜松を目指していたし… テレビを見てる暇もなく飲んで騒いでいたし… 天気予報を見てる暇もなく松田優作の映画を見ながら寝てしまったもん♪ 天気予報で胃を痛めなかったツーリング前夜も珍しい。 飲み過ぎ食べ過ぎで胃が苦しかったけどね♪ チキチ基地と違ってshige1710さんのガレージ周辺は閑静な住宅街。 周りにはアパートも多く建ち並んでいたので、エンジンを掛けるのに戸惑った。 「ここで暖気するのは間違いなく迷惑ですよね?」とshige1710さんに聞いたら、「少し行った所で工場の空き地があるので、僕はそこで暖気してますよ。」と教えてくれました。 僕達はいつでも行ける準備が完了しているのにshige1710さん達は全然準備を進めていない。 フェラーリもカバーが被ったまま。 「いつでもOKですよ〜!」と準備完了を伝えたら、「じゃあ行きましょう!」と… あれれ? フェラーリじゃないの?? どうやら今回はセブンでもなくフェラーリでもなく乗用車で撮影に徹する事にしたらしい。 うむむむなんとも残念。 606号のエンジンをかけてガレージから出して、shige1710さんに誘導されながら工場の空き地を目指しました。 がっ! これが思いの他遠いし上り坂で606号四苦八苦。 ハザードを出しながら1速2000回転ぐらいで半クラッチを多用しながらの走行。 工場の空き地に辿り着いた時には、既に水温計は60℃を超えていました(^0^) 昔… キャブ車は止まったまま暖気するのは良くないと聞きました。(真相は知りません) 低回転で走りながら暖気するのが良いと聞いていたので素晴らしい暖気運転だったのかな? 一路、浜松西ICを目指しました。 吐く息が白くて『冬のオープンカー乗りここに在り!』って感じ♪ ただ白い息を吐いてる僕は鼻から下をネックウォーマーで覆っているので、昨夜食べたニンニクの吐息をダイレクトに嗅ぎながら冬を感じてました。 日の出に向かって走る姿は感動的且つ幻想的だったけど… 寝不足の目には酷でしかなかった。 スッゲー眩しい。 ゴーグルがイエローシールドかと思うくらい黒色とオレンジ色の世界。 太陽から目を背ければ朝の浜松市内なんだけどね。 浜松西ICから東名高速道路に入りました。 ここからがまたスッゲー眩しいんだわ(*。*) 太陽の高さは目の高さで、太陽の方向も完璧なまでにレーシングスクリーンをロックオンしている。 小学1年生の時に貰った太陽を観察する黒いプラスチック板が欲しいくらい! 溶接する時に目を保護するシールドを左手で持ちながら走りたいくらい眩しかった。 第一集合場所の小笠PAの集合時間30分前に到着。 いつも思うのだけど… 早く到着しちゃうと「もう30分寝れた。」と後悔しちゃう。 でも遅刻しそうになって慌てるよりも安全だし、心にも余裕ができますね。 「赤塚PAから小笠PAまでは30分だね!」と、昨日たかじんさんに電話したけど浜松西ICからでも相当な距離があった事を今知った。 早い到着で、うどん食べながら休憩していたら、じょなさんさん到着。 晴天を喜んでましたが少しだけ寒そうでした。 たかじんさんは赤塚PAから全開で飛ばして来たそうです。 それでも時間ギリギリ! かなり焦ったそうですが… 30分で来れたので、僕は嘘をついてませんね♪ 集合場所の国道1号線沿いにある道の駅/掛川の集合時間に遅れて… SLの出発時間に間に合わなかったら大変なので先を急ぐように小笠PAを出発しました。 小笠PAから掛川ICまでは僅か数分。 さらにエコパサンデーランで慣れている掛川ICから道の駅/掛川まで数分。 大幅に余裕をとって時間配分していたので集合時間よりも45分早く着いちゃった。 もちろん静岡の皆さんは誰も来てな〜い(^-^) のんびり道の駅を散策しながら一休み。 しかし狭い駐車場。 乗用車が30台ぐらいしか駐車できない。 裏側には反対車線の広い駐車場があるのに…。 何かを買うワケでもなく、のんびり散策をしてても15分の暇つぶしにしかならず。 外のベンチで座っていたらセブンのエキゾーストが聴こえたので、慌てて駐車場に戻ったら「え?セブンは来てないよ。」と一同。 変だなぁ〜って思ったら、少し離れた所に広い駐車場があって…3台停まっていました。 慌てて移動してガンメタ7さん、くらしっくさん、何度もエコパでお会いして人と合流。 昨夜お世話になったウエスト707さん待ちで雑談して過ごしました。 雨の降る心配はない空の下、初対面の方々も直ぐに意気投合してました。 集合時間前にウエスト707さん御夫婦到着。 大まかなルートを説明していただき… 早め早めの行動で出発しました。 道の駅/掛川は国道1号線とは違って1本脇道となるバイパスなので信号がありません。 その為に片側1車線の道にセブン7台で隊列を組んでの合流は不可能でした。 景色の良いバイパスを走り続けて大井川の手前で国道1号線から違う国道に合流です。 ここでようやく隊列を組む事ができましたが… 既にSLを待ち構える空き地に到着。 僕はてっきりSLを待つ場所がスッゲー山奥だと思っていたので驚きました。 殺風景な空き地で倍の驚き。 もっと驚いたのが架線を支える柱が木製だった事! 普通は電柱みたいなコンクリートや鉄骨なのに…木製!! 雰囲気は昭和だね♪ 空き地には僕らよりも先に知らない乗用車が一台待機中。 お爺ちゃんとお孫さん。 たぶん孫に汽車ポッポを見せに来たのでしょうね。 でももしかしたらこの乗用車もSLと併走を狙っているのかも! 空き地から国道に乗用車の鼻先を出して待機していた。 下見してくれていたので、SLがこの空き地前を通過する時刻も把握してます。 時間まで20分あったので暫し御歓談。 SLの姿が見えたらshige1710さんの乗用車が国道を塞いでセブンが一斉に飛び出す段取り。 「SLと併走したら照れずにオモイッキリ手を振ってください! 乗客の皆さんも手を振ってくれますのでね♪ ただし、車間距離には気をつけてください!」と笑顔で説明してくださるウエスト707さん。 「SLが汽笛を鳴らしてくれたらホーンを鳴らして応えましょう!」などなど期待はどんどん膨れ上がります。 バラバラでいい加減に駐車していたセブンを、出やすいように全車両国道に鼻先を並べ直して臨戦体制を整えます。 お孫さんには申し訳ないけどお爺さんの乗用車よりも前に出なければ絵にならない。 その間に近所の住民が集まって来ました。 親子で見に来て…親は写真を撮ったり、子供は怖がって近づけなかったり♪ そのうちに母親がJPEの運転席に(承諾の上)座って写真撮ったりして妙な盛り上がり。 お母さん…スカートで大変そうでした。 そろそろSLがやって来る時間。 ドキドキです。 別に悪い事してるワケじゃないけど心拍数が上がります。 悪戯心が騒ぐ感じ! 教室の入り口に黒板消しを仕掛ける感じ。 友達のイスの上に画鋲を仕掛ける感じ。 SLを待ってる仲間の顔は小学生の顔になっていたのが印象的でした。 この『待つ時間』は個人的に違って感じただろうけど… 606的には、学校の帰り道に待ち伏せして大好きな女子にラブレターを渡す直前のドキドキ感だった。 気の早い仲間は既にエンジンかけている。 時々アクセルを煽るかワクワクしているのがよく分かる。 そして遠くからSLの汽笛が聴こえた。 珍しい音色なんだけど、どこかで聴いた覚えがある。 SLを待ってる時は一瞬そう思っただけで何も考えなかったけど… こうして報告書を綴りながら考えていたら『どこかで聴いた音色』の正体が分かった。 そうだ! 沸騰したら笛が鳴るヤカンだ!! あの音でした♪ ゴトン… ゴトトン… SLの鼓動とも思える振動が空き地の空気を変えた。 shige1710さんの車が国道に出た。 先頭のウエスト707さんが飛び出すと一斉に6台のセブンが国道に出る。 ふと先ほどのお爺ちゃんとお孫さんが気になったので確認したら、なんと今そこまでSLが来てるという時にお孫さんは線路に背を向けてオシッコをしているではないか!! お爺ちゃんはガッカリだろうなぁ。 606号は一番後から全部のセブンを入れてSLと写真を撮りたかったので無理言って最後尾につかせていただきました。 606号が国道に出た時には既にC11型機関車が目の前で驚きました(@。@) デッケーぞっ!! そしてSLと併走が始まった時に僕らの目に飛び込んできた光景は… !!!!! 続編につづく… by606 |