リンクを貼らせていただいてるアルティマスポーツ乗りのエムさんからの情報で、今回NASC様(何の略かは知らない)という団体のイベントに参加する事になりました。 NASC様はオン・オフを問わず、ラリーに関してかなり有名な団体です。 まぁその中でも近所でのイベントだし、参加費も素敵な値段。 一日中趣味車に囲まれて、飛騨高山周辺道路をたくさんの趣味車と一緒にラリーを楽しむ♪ しかもランチ付♪ 暇な時間を使って0−400mを競技としてやる♪(滑走路使用) なんて面白そうなイベントでしょうか!! 申し込みをしたのが7月下旬。 参加受理書が届いたのが8月26日でした。 封筒を開けてビックリ! 簡単な受理書の他にステッカーが1枚。 そしてやや分厚いラリーのルールブックが! 一通り目を通して目が回りました。 コマ図はほぼ矢印だけ。 所々で細々とタイム計測やクイズみたいな物もある。 コマ図をPCの地図で調べながら走ってみてもスタート地点から直ぐに迷子。 これが当日配布されてたら間違いなくスタートと同時にどっちに向かって走ればいいのか迷った挙句にUターン&リタイア必至! しかし落ち着いて逆ルートから調べてみたら、これがビンゴだった。 飛騨エアパーク周辺の道路は以前に何度か走った事がある道と判明。 思ったよりも単純明解なコースで道に迷う心配はなくなりました。 それでも方向音痴の606は100%気楽ではありません。 万が一の為、ツーリングの時みたいに地図を描きました。 もの凄く簡単な地図です。 交差点や目印をちょこちょこっと書いただけの簡単な地図。 そして… 使って良いのか悪いのか分からなかったけど、カーナビにルートをインプットしました。 これで完璧! もしカーナビを使うのが『反則』ならコマ図に僕が描いた地図を挟んでカンニング作戦! 少しぐらいハンデくれたってイイよね? だけどこの作業は経由地点を登録し続けなければならなかったので、半日近く携帯ナビと格闘したよ。 あとは各チェックポイントの計測方法がイマイチ分からない。 初めてだし… まぁ無事に完走できれば御の字かな? 密かに表彰台を狙っていたけど、ベテラン&地元有利。 楽しくラリーができればOKだと自分に言い聞かせて、表彰台は次回狙います。 「ストップウォッチよりもキッチンタイマーのほうが便利だよ!」 「キッチンタイマーは2つあったほうがイイよ!」 などなど、皆さんからの教えを忠実に守ってストップウォッチ1個とキッチンタイマー2個を買って準備しました。 さてさて先週の『星のふる里ツーリング』が雨で延期になってからというもの、まるで梅雨みたいな毎日。 普通の雨やカミナリではなくて集中豪雨。 前日の30日(土曜日)まで雨マークになっています。 幸いにも当日は雲マークと晴れマークで降水確率も30%に落ち着いてる。 でもラリーで走る道は前半かなりのワインディングロード(峠道)だから土砂崩れとか心配です。 0−400m競技は1発勝負だし、タイムラリーは交通標識に従って制限速度内(45km/h以下)での走行だからオイル交換の必要はないかな♪ ツーリング前の点検程度でトレーラーに積んで行こう! しかし45km/h以下って… 606号のプラグがカブっちゃうよ。 2速オンリー…。 【8月30日 (土曜日)】 もの凄い雨! しかも明日の飛騨高山方面は日中いっぱい雨の予報。 明日は午前4時に家を出るつもりだから、なんとしてでも今日中に606号をトレーラーに積んでおきたい。 しかし雨は止みそうにないし…。 こんな雨の中でセブンを動かしてたら近所の噂にもなりかねない。 仕方ないので止むまでの間に荷物を積んだりして準備を進めます。 配達号にトレーラーを牽引します。 やれる事から片付けました。 雨が止むのを諦めた午後5時… 突然雨が上がって明るくなってきました。 しかも青空まで出てきた! 路面は泥だらけのプチ冠水状態だったので、チキチ基地の前で606号を積み込みました。 「よっしゃー! これで準備完了! 天気も上々!」と叫びながら自宅のカーポートに格納した直後… 再び雨が降ってきました。 雨に打たれずに606号を積めたのは嬉しいけど、どうせ明日は雨で泥だらけになるんだろうなぁ。 結局同じ事かぁ。 それにしても明日は路面が心配。 土砂崩れとかになっていなければ良いのだが…。 初めての事でただでさえ心配事が多いのに、天気や路面の心配まで増やされては眠れない。 とか言いつつ午後9時に爆睡。 【8月31日 (日曜日)】 午前1時に起床。 あれ? 目覚ましは午前3時15分にセットしたのに…。 (>。<)目が覚めちゃった! 寝付けない。 ついつい忘れ物が無いか心配でゴソゴソしてしまう。 「あ!ヘルメット積んでない!」 慌てて押入れからヘルメットを出す。 「おおおっ! 三脚も忘れている!」 また押入れを開ける。 「コーヒーセットも持って行ったほうがいいかも!」 階段を下りて物置をかき回す。 そんなこんなで安心して再び寝る。 午前3時15分に目覚まし時計で起床。 たぶんよく眠れたんじゃないかな? 起床と同時に動きが機敏! 雨も上がってる♪ 東の空にはオリオン座も確認できる♪ 全然イイ天気じゃん!! だけど路面はビショビショでした。 さっさと準備して、トレーラーの点検を済ませて午前4時に出発。 ひるがのSAまで2時間15分。 午前6時15分到着を目指して配達号に鞭を入れて知立バイパスを進みます。 スッゲー頭は冴えている! 全然眠くない! 冴えた頭で思い出した事…カーナビ忘れて来ちゃった! どうしよう…。 戻ったらエムさんとの約束の時間に間に合わない。 しかも受付にも間に合わなくなりそうだ。 初めてお会いする方にイキナリ大遅刻で登場する勇気のない606は振り向かずに進みました。 カーナビが無いと迷子になったら現在地すら分からなくなる。 予定到着時刻も分かるカーナビ…これがあったらオンタイムでゴールできただろうに…。 カーナビに9割頼るつもりだったのになぁ。 優勝は(狙ってないけど)これで完璧に消えた。 優勝が消えただけではない、無事に帰れるかどうかも危ぶまれる。 FMで早朝からヘビメタやってる番組を聴いて元気を回復させつつも、ちょっぴり凹みながら東海北陸自動車道ひるがのSAに到着。 ピッタリ午前6時15分! 家からココまでの時間もカーナビが弾いてくれたのよ。 頼りにしていたのになぁ(T。T) 時間かけてコマ図を解読してカーナビに入力したのになぁ(>。<) 忘れてきちゃったyo~ ひるがのSAでエムさん御夫婦と合流。 愛機アルティマ・スポーツはド迫力でトラックに積まれてました。 エムさん御夫婦に恥ずかしがりながら御挨拶をして、見送りに来てくださった96さんから差し入れをいただき… 午前6時半に、ひるがのSAを出発しました。 ひるがのSAからイベント会場の飛騨エアパークまでエムさんに先導していただきました。 だって僕は全然知らないんだもん! 東海北陸自動車道から中部縦貫自動車道に進むのですが中部縦貫自動車道を走るのは初めてです。 高速道路のはずなんだけど無料なのでバイパスみたい。 高山西ICで降りて国道158号線を高山方面に進みました。 まだ午前7時頃なのでガラガラに空いてる。 国道158号線…なんと高山陣屋付近を縦断! バリバリの観光地をアルティマとセブンが縦断する。 自走じゃないけど、早朝から非日常的な光景を目の当たりにしました。 だって普段は人力車や観光客で賑わう通りだよ。 名物の『みたらし団子』のお店も、おばあちゃんが既に営業していたのには驚いた。 おばあちゃん…こんな早い時間から頑張ってるんだなぁ。 その前をアルティマが通過する! 嗚呼、非日常!! 高山市内を抜けると、なんとなく見覚えのある景色。 こ!ここは!紛れも無く僕が極秘峠を目指して大間違いした道じゃん!! なんと懐かしい(^−^) なんとも情けない思い出が甦る(>。<)@ 少し狭い道を左折して、スッゲー急な上り坂を60⇒50⇒40⇒30km/hとグングン速度を落としながら進んだら異次元の世界が目の前に広がった。 w(@。@)w スッゲー!! 『飛騨エアパーク』という事で滑走路がある事は知っていたけど、半端じゃない景色。 パークって言うけど公園ではなかった。 まぁ自動車でもモーターパークというくらいだから飛行場もエアパークって呼ぶのでしょうね。 到着した時はまだ準備中だったし、ほぼ一番のりだったので滑走路が余計に広く感じたのかも知れません。 主催者側の方々が皆さん丁寧に挨拶してくださいました。 とても感じのイイ雰囲気♪ 一生懸命に会場&競技場の準備をされてるうちにトレーラーから606号を降ろしました。 何処に606号を置いていいのか… 何処にトレーラーや配達号を駐車したらいいのか分からなかったので、とりあえず適当に置いて写真を撮ったり雑談したりして過ごしました。 トラックにカバーを被せて到着した御夫婦のマシン… 何が現れるのかと思ったらロータス340Rで感激♪ 富山県からお越しとあって今度は感動♪ エムさん御夫婦と340Rの御夫婦と仲良くなれました。 うだうだと準備を進めていたらスッゲー綺麗な真っ赤なジャガーが到着。 マツダのテレビCMでお馴染みの「Zoom-Zoom-Zoom」でカメラマンを乗せたヘリコプターを操縦されてる方らしいし… ジャガーやラリー関係ではスッゲー有名な方らしい。 しかも実家は僕の家の近所でビックリです。 ちょうどインスタントコーヒーを作っていたので差し上げたら、奥様から『岩魚のしょっつる」を加えた万能だし『しろだし』を1本頂きました。 「親子丼で使ってね♪」と笑顔で頂きました。 感激(T。T) ジャガーのエンジンルームを拝見させていただき…説明してくださいましたが、メカ音痴の606ではサッパリ分かりません。 何気なくコクピットを見たら堂々とカーナビが装着されていました。 ベテランの方でもカーナビは必須アイテムなんだ! 初めての僕…カーナビ無いし、地図も無い! 有るのは一筆書きの自作地図のみ!! どーやっても太刀打ちできないよ。 しかも助手席側にはいっぱい時計があるし。 なんたってこの御夫婦のファッションが、いかにも『ラリー!!』って感じでカッコよかったなぁ。 うむむむ…1から10まで負けている。 時間が経つに連れてどんどん参加車両が集まって来ます。 エランやヨーロッパS2、オースチンヒーレー、エスプリターボ、ミニカントリーマンなどなど陶酔のマシンが集まって来た。 スーパーセブンも多かったですが、やはりジャガーが多いですね。 ジャガーもEタイプとかDタイプばかりで…シリーズまでは分からないけど趣味車的ジャガーばかりで嬉しい限りでした。 他にもフェラーリBBやポルシェ911、カルマンギア、BMWミニなども集まって来ましたよ。 受付を済ませてゼッケンやら参加賞をたくさん頂いて恐縮。 ゼッケンは9番♪ 一桁ゼッケンだと非常に嬉しい606です。 ラリーは9番目に出走する事を意味してます。 ベテランの方々から先に出走される仕組みで、先ほどの赤いジャガーはゼッケン2番でした。 午前9時からドライバーズミーティングが始まりました。 コマ図の訂正が6箇所ありましたが、特に問題ありません。 さらに僕を含めた初心者が多い事もあって、細かいルールやラリーの注意点などの説明を受けた。 「レースじゃないので慌てずに確実に進んでください。」 「道を間違えたり時間を間違えてもナビと喧嘩しないようにしてくださいね(^-^)」 「事故を起こしてしまったらゼッケンを外してから事故処理をしてください。」 「途中、狭くて道の悪い箇所もありますが、崖に落ちないように。」 え"っ?? 「それでは9時30分にゼッケン1番から1分おきに出走していただきます。 宜しくお願いします!」 と… 楽しいはずのタイムラリーでナビと喧嘩になるワケないじゃんね〜♪ ところがゼッケン9番のマシンは全長約80kmの工程で、出発して僅か300mの地点で喧嘩をするハメになる。 ラリーSTART! 天国と地獄の続編につづく!! by606 |