画像撮影提供:△10嫁さん |
■3月2日(日曜日)■ 安永餅ツーリングから帰って速攻でチキチキミニのオイル交換をしました。 風は無かったけど日差しが傾き始めた午後3時からの作業はプチ無気力(−。−) 眠いし… 眠いし… 眠いし… それでもやらねばならぬ! とりあえずチキチキミニのエンジンをかけてオイルを温めておきます。 その間にツーリングの片付けをして、缶ビール片手にアクセルを煽る。 Fan! Fan!とマフラーを交換してからキャブ車みたいな排気音がするチキチキミニをツマミに缶ビールを煽る。 程よく温まった(と思う)ので… 今度はオイル交換に邪魔だったアンダーカバーを取り外す作業を、オイルがオイルパンに落ちるまでの時間にやりました。 これで見た目もスッキリ爽快♪ 皆から「カッコ悪いから外しなよ!」と言われまくっていたアンダーガード。 これで縁石にでも乗り上げたら腹打って痛い出費になるんだろうなぁ…。 アンダーガードは6本のボルト&ナットで取り付けられていましたが、一度外した事があったので作業はスムース。 24mmのラチェット片手に缶ビール2本目。 作業は楽しく軽快に! ドレンボルトに24mmを噛ませて力任せに引き上げる。 むむむ? 硬い。 ナイツ店主さんの馬鹿力で締められてると判断。 左手をチキチキミニのボンネットに置いて力一杯引き上げた。 ガツブシャ(>。<)! 突然緩んだドレンボルト… チキチキミニの腹を裏拳でおもいっきり殴ってしまった。 右手首を切ったみたいに1本の線。 だんだんと赤くなってくる。 じわじわと血が滲んできた。 「しまった! 軍手するの忘れていた!」 スッゲー痛かった。 酔いで痛みを消そうと2本目の缶ビールを一気飲み。 血は止まらなかったけど、気持ち良く酔ってきちゃいました。 傷口を適当にウエスで巻いてゴム手袋をハメてオイルを全部抜きます。 A型の悲しい定めで、助手席側を油圧ジャッキで持ち上げて一滴残らず抜く戦法までやっちゃったyo~ ラジエータグリルを外してエレメントを交換。 だんだんダルくなってきたけどヤリ始めた以上はヤメられない。 新しいエレメントを取り付けたらラジエータグリルを取り付けます。 ここまでやったら後はオイルを注入するという幸せに満ちた作業を残すだけです。 オイルキャップを外して4g缶をダイレクトに注入!! 6gぐらい入るのだから4gぐらいは楽勝だと思い、ドゴーっと男らしく注入!! そしたらドバーっと溢れた(T。T) エンジン… オイルまみれ。 急いでパーツクリナーでプラグ周りを洗浄。 大慌てです。 とりあえず6g弱注入して更にパーツクリーナーでエンジンを洗浄します。 エアーコンプレッサーも併せて使いました。 エンジンルームがオイルを溢れさす前より綺麗になったので3本目の缶ビールを開けて『オイル交換をした!』という余韻に浸ります。 パーツクリナーが気化した頃合を見てエンジンかけてオイルを回しました。 オイルを回してる間に缶ビールを飲みながら車内を掃除。 ん? なんか焦げ臭い! ふと気がつくとボンネットから激しく煙が出てる!! 「うわ〜ん燃えちゃうよ〜!」とパニックになりながらも冷静にエンジンを止める。 消火器を持ってチキチキミニから降りたけど炎は確認できず。 ボンネットをゆっくり開けたらボワンと浦島太郎の煙が出ただけでした。 洗い残ったオイルが焼けたんだね。 そんな3月2日でした。 教訓:飲んだらやるな!やるなら飲むな! ■3月8日(土曜日)■ 明日は天気がイイみたいなので、午後からチキチキミニを洗車しちゃいました。 自分で作った賛否の否しかないモディファイステッカー… せっかく苦労して作って苦労して貼ったのに剥がれかけている。 A型としては新しく貼り直したいのですが、午前中の仕事で疲れてしまったので見て見ぬ振りをしときました。 次回までには貼り直しておきます。 「かっこ悪い!」 「センス無い!」と言われても『ひらがな』に拘ります。 さっさとトレーラーにチキチキミニを積んで、荷物も積んで準備完了。 今夜は早く寝るぞっ!! 明日はどんな物語が待っているのかな? ■3月9日(日曜日)■ 4時に起きて愛犬まぁ君の散歩。 5時には家を出発して、チキチキミニの燃料補給⇒おじゃさんち⇒child7さんち⇒美浜サーキットという道のり。 いつもなら4時に目覚ましをセットしてても30分前には起きてしまうのに…今朝は目覚ましが鳴るまで爆睡でした。 急いで散歩しちゃったから、まぁ君には悪い事してしまった。 昨夜のうちに準備は完了してたので、簡単に朝飯を済ませて身支度をして定刻出発。 ちょっと寒い朝でした。 とりあえずチキチキミニに燃料補給。 燃料タンク満ち充ちに給油しました。(ちょっと溢れた) ミニを汚してばっかりだね。 おじゃさんを5時半に乗せてchild7さんを6時に乗せて知多半島道路・阿久比ICから美浜に向かいます。 途中でゼッケン24番を積んだトラックに抜かれ… まぁ抜かれるまではミニを積んでるのは分からないので、知り合いのマシンだと気がつくのが遅れて挨拶できませんでした。 美浜サーキットには今まで以上に早い午前6時45分に到着。 余裕綽々の到着だと思ったら、既に第2駐車場も混雑が始まってる。 コース脇の第1駐車場はダメだと思いながらもなんとか駐車する事ができて一安心。 テントを張るスペースも確保して安住の地を得ました。 チキチキミニをトレーラーから降ろしてPITに入れようとしたら、いつもと違うPITに誘導されました。 周りには速そうなミニばかり。 どー見てもノーマルじゃないし…。 でも『67』(チキチキミニのゼッケン番号)とアスファルトに記されてたから気楽に置きました。 PITでトランスポンダーを貼り付けてたら『この受理書を見ろ!』と言わんばかりの顔で男の人が声をかけてきました。 「僕もゼッケン67番なんですけど…」 ええっ?? 知らないよ。 オフィシャルに此処まで誘導されて…車庫入れまで手伝ってもらったんだもん! 受付は長蛇の列になってるから問い合わせも不可能と判断。 受付が落ち着くまで動けなかったからPITでミニがTの字になってました。 「僕だってゼッケン67番だもん!」と強気の姿勢を崩さずに1時間くらい放置してました。 受付が空いたのでゼッケン67番が重複してる事をオフィシャルに告げると慌てて調べ… 「ごめ〜ん!あそこはスプリントクラスの67番のPITで…本多君のPITはこの先の一番奥だったわ!」と指差す方向はサーキットの一番端っこ。 いつもの緑溢れた綺麗で便利な場所とは遥かにかけ離れた事故車/廃車置場付近だった。 2つ目の定状円コーナーと最終コーナーがよく見える所でした。 かなり寂しい場所でしたが、スペースが広いのでゆったりできる場所でもありました。 ミニの耐久レース第3章までは1000ccノーマルクラスと1300ccノーマルクラスの混走でしたが、今回は1000ccノーマルクラスだけで24台という怒涛の参加台数となった為に、1000ccノーマルクラスだけで90分の耐久レースが行われる事になってました。 1300ccノーマルクラスはと言うと… 1300ccチューニングクラスと混走で90分の耐久レースを行う事になっており、めちゃめちゃ驚いた。 だって1周で7秒前後もアベレージスピードが違うんだもん! さらに悲しい事に、いつもなら午前中に終わるレースが午後1時からの決勝スタートになってるし! 美浜サーキットに到着してからというものバタバタしまくりです。 ドライバーズブリーフィングが終わったら初めて走るドライバーのみの練習走行開始です。 不思議な事に殆どのマシンがコースインします。 チキチキミニもchild7さんが『今年初めて』という理由で練習走行をしました。 練習走行が終わると1000ccノーマルクラスの予選の開始です。 それが終わると1300ccノーマルクラスの予選なので、僕はレーシングスーツに着替えてチキチキミニの点検をしました。 ある程度点検を済ませて1000ccノーマルクラスの予選を眺めてて気がついた事。 あれれ?ゼッケン19番が走ってないじゃん! どうやら練習走行の途中でブレーキトラブルが発生していたらしい。 英国ケーターハム社からやって来てるアダムが修理。 BKMさんから工具などをお借りして修理完了したみたいですが予選には間に合わず… 残念ながら最後尾スタートとなってしまいました。 スプリントレースだったら致命的な24番グリッドだけど、耐久レースならそれほどグリッド位置は関係ないのでモチベーションを更に上げて頑張ってくれる事を祈りました。 そして9時30分から1300ccノーマルクラス7台と1300ccチューニングクラス8台の予選が始まりました。 ドライバーは毎回不肖ながら僕が務めさせていただいております。 今回は1000ccに少しでも負けてはならないというプレッシャーが無い代わりにモンスターマシンvsノーマルマシンという事で恐怖感が有りました。 ヘビー級にミニマム級が挑戦するようなもの。 挑戦するワケじゃないので、迷惑をかけないように…しっかりバックミラーの軸を調整しておきました。 まずはイエローラインに注意(同じ失敗はしない)してコースイン。 リラックスしてタイムアタックに臨みます。 59秒… 58秒… 57秒とタイヤが温まってきたのでタイムは周回ごとに更新されていく。 他のマシンのラップタイムも電光表示板で確認できるけど、そこそこ同じタイムなので『僕って…調子イイ♪』と天狗モードに突入。 57秒… 56秒… 55秒と少しずつ上げて『もしかしてPP?』などと超天狗モードに突入しつつ電光表示板の上のほうを眺めると48秒とか出てて意気消沈。 チキチキミニ前人未到の54秒台を狙ったけど…狙えば狙うほどラインを外れたりブレーキミスをしちゃう。 10分の予選だと思ったら15分もあって、前半に頑張った疲れがラスト3分ぐらいで出て気が抜けた。 いつも『耐久レースのスターティンググリッドはクジ引きでもイイのでは?』と思っている606なので、最後のほうは流す感じでタイムアタックをしました。 今回はすこぶる調子の良いチキチキミニ。 他の6台の1300ccノーマルクラスも結構調子が良さそうなので互角? だけど過去に勝った事の無い6台だから…プチ凹み気味。 予選の結果は先に行われた1000ccノーマルクラスよりも早く出ました。 台数が少ないからでしょうか? 15台中13位(T。T) 1300ccノーマルクラスでは後ろに2台。 んんん?? 後ろに2台も!! という事は前に4台。 頑張って2台抜けたら3位表彰台じゃん♪ しかし悔しい事に僕らの前にはコンマ数秒で、ぐっちっちさんのミニが居る。 しかもタダで貰ってきたらしいATのマシン。 AT恐るべし! って言うか…どんなマシンに乗らせても速いのがこのチームだもんなぁ。 一番良いタイムは流す感じで走った14周目に出てたのが606らしい。 とりあえずは無事完走! チキチキミニのレースは午後1時からなので午前中の仕事は終わりました。 1000ccノーマルクラス(ゼッケン19番)の応援に精を出します。 予選に出れなかったので最後尾スタートでしたが、グリッドでは何処のチームよりも盛り上がってます。 僕もいっぱい写真撮りました。 スターはト親友#19さん。 1周のフォーメションランを済ませて再び24番グリッドに並びます。 午前10時半にレッドシグナル点灯。 ブラックアウトでスタートです。 24台のミニが狭い1コーナーに吸い込まれて行きました。 真ん中辺りのグリッドだと胃を悪くしそうです。 僕だったらフォーメションランの途中でゲロ吐いてるかも! ちょっとドン詰まり気味になったと同時にアウト側から突然イン側に入ってきたマシンを避けようと後続のマシンが大慌て。 19号車は弾みで他のマシンとフェンダー同士が接触。 それでも走ってるからホッと胸をなでおろして応援を続けました。 ココから先は抜きまくり! 怒涛の追い上げを見せてくれてます。 ドライバー交代をしない代わりのピットストップ20秒を受けに一旦戻ってきます。 指定された場所で20秒のカウントダウンが始まります。 接触したフロントフェンダーは思いのほか損傷が酷かったです。 そしてフロントフェンダーから視線を下げるとタイヤがペッタンコ! パンクしてます。 ピットストップの場所から移動させられて修理開始。 内側にメリ込んだフェンダーを戻しつつ対策を練ってます。 スペアタイヤを持ってないので万事休す? 冷静になってみたらチキチキミニのタイヤを使えば良かったんだけど、今までのタイムスケジュール通りチキチキミニも今現在走ってるという頭しかない僕。 以前に67番のホイールと19番のホイールは違うという事を聞いた記憶がある。 とりあえずはタイヤに空気を入れてみて抜けなければOKだと思い、整備工場まで移動。 コンプレッサーで空気を入れるも虚しく一気に抜ける。 タイヤを確認したら腹に一箇所だけ穴が開いてました。 接触した瞬間に穴が開いたのでしょう。 スペアタイヤなんて準備してなかったので諦めモードになってたらチームぐっちっちさんからタイヤを貸していただける事になりました。 どうやらATトランスミッションがダメになってしまったらしく、リタイヤしてしまったみたいです。 交換作業まで手伝っていただいて感謝です。 15分ほどのPIT作業でコースイン。 どんどん抜いていきます。 そして…おじゃさんが職場で、職場の備品で、仕事中に作ったサインボードで『あと2周』を表示。 続いて『あと1周』を表示。 あと1周なのにヘルメットも被らず笑顔で観戦してるおじゃさん… 「次入って来るんじゃないの?」と僕が聞いたら、「あと1周の次に『PIT IN』のサインを出してドライバーチェンジなんだわぁ♪」とサインボードを見せてくれた。 「それって変じゃない? だってラスト1周という事はこの周回で終わりという意味なのでは??」とツッコミ入れながら、一応ヘルメット被って準備しておくように勧めました。 やっぱり『ラスト1周』で#19さんは戻ってきました。 おじゃさんは驚いていたけど… 誰だって戻って来るってばさ! プチアクシデントで第2走者のおじゃさんにドライバーチェンジ。 彼らは3人体制なので各自30分交代という分かり易い作戦です。 すでにピットストップ20秒も1回済ませているので、もう1回ピットストップ20秒をした後は各自の任務を遂行するのみ。 4回のピットインが義務付けられてるからね。 暫く(30分近く)はレースを観戦できると思ったので、テントに戻ってコーヒー飲みながら寛いでました。 いろんな仲間とお喋りしながら見てたらゼッケン19番のマシンがドライバーチェンジの場所で停止してるではありませんか!! え"ぇ?? まだ10分ぐらいしか経ってないよ。 遠くからでは何が起きてるか分かりません。 慌てて第3走者がヘルメット被って、おじゃさんと交代してます。 一体何が起きたのか?? まさかの事態に全員唖然。 後編に続く。 by606 |