画像提供:shin557様

 毎年恒例となっている新春鈴鹿ゴールデントロフィーレース。 もちろんJAF公認! 来月あたりのJAFスポーツに載るのでは? 
ちなみに606号も昔は#19さんと耐久レースに出て優勝してJAFスポーツに載ったよ♪ もちろん他力本願寺だった事は言うまでもありませんが…。
 それ以前はスプリントレースにも出てました。 もちろん周回遅れでケチョンケチョン。 場違いな奴丸出しだったけど楽しかった。 

 セブンの出るネオヒストリックレース…昨年は7台ぐらいの参加台数でしたが、今年はなんと16台がエントリー。 その他ヒストリックレースやヒストリック50分耐久レース・サーキットトライアル・走行会なども行われるけど、今回はセブンレースに集中して報告させていただきます。


 ■1月19日(土曜日)■
 朝から鈴鹿サーキットでは練習走行が行われています。 606は朝から配達してました。 絶好のセブン日和&練習日和♪ 606は配達日和。 遊びに行きたし金も無し。 少しでも稼いでから鈴鹿サーキットに向かう606でした。


 午後3時に、たかじん君をリムジンで迎えに行って鈴鹿サーキットを目指しました。 迎えに行って直ぐにハプニング発生! しかし、このハプニングにつきましては、チキチキを読みながら食事中の(行儀の悪い)人もいると思うし… たかじん君の好感度を下げてもイケナイので割愛させていただきます。
 そんな大便中だった、たかじん君とワイワイ喋りながら午後5時前に鈴鹿サーキット9番ゲートに到着。 実際… 9番ゲートの景色が変わってて、僕は通過しちゃった。 デカイ建物が出来てて驚きました。


 警備員さんに「レース参加者です。」と目を合わせない素敵な笑顔でゲートを通過。 PITに向かう途中の道で停車してる車が邪魔だったので追い越そうとしたら、道路工事中で信号待ちでした。 前の車の方…すみませんでした! 悪気は無かったです。 知らなかったので許してください。 たかじん君が「ちっ!邪魔くせー!追い越しましょう!」と言ったので…。


 大工事中の道を進んでナイツPITに到着。 駐車場は走行会参加車両用の為にバリケードが張られていたので殆どありません。 邪魔にならない所に駐車してPITにて寛ぎました。 ボケ〜っとしてたら撮影係りという重要任務を思い出してカメラを用意。 既に暗くなってきてたので…昨夜1時間以上も探し回って発見したストロボを装着してセブンやラディカルを撮影。 PIT内の雰囲気を一通り撮ってから、お隣のPIT(関東勢のPIT)へ移動。


 「今日と明日、撮影係りを務めさせていただきます606です。」 「チョロチョロ目障りな奴かも知れませんが気にしないでくださいね。」と…ドライバーさん一人一人に挨拶しながらウロウロして写真撮ってました。 
 関東勢のセブンは殆どCSR。 でっけーマフラーが運転席側にある。 しかもカラーリングもレーシー♪ 空力を考えた対策まで施してあって驚きました。 明日の為に新品Sタイヤが装着されてるし… レインタイヤもPIT内に積んである。
 ちょっと雰囲気に馴染めなかったけど笑顔で受け入れてくださったので、柄にもなく照れながら写真撮りましたよ。


 △10嫁さんとperoさんは僕らよりも少し早く到着していて、明日の昼食(豚汁)の仕込みに精を出してくださってました。 

 そんなこんなしてるうちに6時近くになったのでPITのシャッターを閉めてサーキットホテルの豪華F棟8人部屋(8人部屋なだけにタコ部屋)へ移動。 荷物を置いて晩飯の前夜祭まで時間があったのでベットメイキングをしました。 僕は寝袋を持って行ったので楽チン♪ ホテルのベットで寝袋使って寝る人間は、世界広しと言え…606ぐらいかな? 慣れないベットでは熟睡できんのよ(>。<) 寝袋は安心して眠れる606。


 おじゃさんが段取りしてくださった『ちゃんこ茶屋・岸』さんまでチキチキ配達号(日産バネットGT−Rベルリネッタボクサークワトロポルテバン)にほぼ全員乗って移動♪ まるで装甲車だね! 帰りは飲まない#19さんに運転を任せるのでキーを渡しておきました。


 宴会場の席順は合コンぽく抽せん券を使って決めました。 おじゃさん手作りです。 K−TECKの方、#40さん方々、STOさんなどなども御参加くださって…満席御礼となりました。 
 料理は普通のちゃんこ鍋とキムチちゃんこ鍋が用意させれ、コース料理らしく揚げ物や刺身などの一品料理もたくさん並びました。 
 そして明後日が誕生日の#40さんによる乾杯の音頭で宴が始まりました。 お酒もガンガン飲んで会話も盛り上がり… 素敵な時間が流れます。 お約束の自己紹介。 レースの話やいろんな話で会話もエスカレート! 隣に座ってる人の声も聞こえないくらい話が弾みました。 僕はアダムと『にごり酒』を飲み続けましたわ。 にごり酒…アダム絶賛♪


 楽しい時間ほど早く進むからムカつきます。 サーキットにある温泉大浴場は午後11時まで。 既に10時近かったので1本〆で終止符。 おじゃさん…予約から人数掌握・段取り・準備・進行・会計と、本当にご苦労さまでした。 とても楽しかったです。 美味しかったです。


 バネットを温泉入り口付近に駐車して乱入。 皆でサウナルームに入ったけど…根性なしの606は直ぐにダウン! だって酔っ払ってたんだもん。 眠いし… 見るモノ全てが楕円になってきたので体洗って露天風呂へ行きました。 スッゲー寒かった。 急いで湯に浸かったらスッゲー熱かった。 酔ってるし寒いし熱いし…血管切れそうでしたわ。
 さっさと出たら#21さんと遭遇。 体重バトルを強いられ…#21さんが70kgオーバーだったので楽勝(たぶん66kgぐらい)だと思い、体重計に上がったら73kgオーバー! 過去に68kgというデブな時代があったけど、それよりも5kgも増えていた。 驚きよりも悲しかったです。 年末年始から暴飲暴食続き。 全然トレーニングジムも行ってないし… 風呂から出てもテンション上がらずで、部屋に帰っても缶ビール飲まずに水だけ買いました。 (この話にはオチがあります


 帰ったらトレーニングジムに通わなけらばイカンと思いながら寝袋に入って布団かぶって寝ました。 真面目部屋4422号室は早めに消灯。 不真面目部屋の4427号室は賑やかだったなぁ。 とりあえず日付変更線を越える事なく眠れました。

 

 ■1月20日(日曜日)■
 寝る前にトイレに行かなかったので、午前4時ぐらいに尿意で目が覚めた。 このまま5時ぐらいまで我慢しちゃおうかな? トイレ行ってもう一眠りしようかな? どうしようかな? と迷っていたけど尿意には勝てずに… 尿意ドン! でトイレまでダッシュ。 なにせ共同トイレなので部屋から遠い。 しかもスッゲー寒い。 トイレから帰ったら暗くて寝袋の入り口が分からず四苦八苦。 二段ベットの上だったので、下で寝てるSTOさんを起こして寝不足にさせてもツライ。 そんなA型の悲しい定めを真摯に受け止め…仕方ないので寝袋を抱きしめて寝たフリしてました。


 午前5時20分に起床。 朝はメチャメチャ強い606が起床衛星を打ち上げて(電気を点けて)全員起床! ゆっくりと1月20日の朝が動き出しました。


 6時にサーキットホテルを出る段取りでしたので急いで着替えて、シェーバーでヒゲだけ剃って終わり。 5時50分頃に移動手段であるバネットを暖気。 少しでも温かい車でPITまで送り届けたいという606の心優しい気遣い♪(好感度UP!)
 たくさんの荷物と仲間を積んで9番ゲートに着くと、ぐっちっち部隊が警備員さんのお手伝いをされてました。 毎年早朝からご苦労様です。 
 とりあえず顔パスで9番ゲートを潜ってPITに到着。 さすがに車を駐車するスペースが無かったので、3年前まで会員だった事を理由にSMSCの駐車場に停めさせていただきました。
 

 とりあえず『朝のサーキット』という感じで撮影開始。 直ぐに車検が始まりました。 
車検は思っていたよりも簡素。 筑波サーキットで見た車検はキチンとした工場内を通して、マシンの下側も点検するほどの濃さだったけど…今回、僕が見た限りではブレーキランプの点検を重視してただけみたいでした。
 前日に細かい車検は済ませていたのかな? 


 写真を撮ってたらNRCの体育会系の先輩から「できたらさ〜参加者の顔写真とか参加車両を全部撮ってほしいんだわぁ!」との依頼を受けた。 お世話になってるNRC様の依頼を無碍に断る事もできず…承諾。 だけどネオヒストリックレースの関係者なら気楽に写真撮れるけど、ヒストリッククラスやサーキットトライアルの人達を勝手に写真撮る勇気ないし… ましてやヒストリッククラスのPITに入るのも気が引けます。
 そこで考えた結果がSMSC(鈴鹿サーキット)さんからメディアビブというチョッキみたいな許可証を借りるという作戦。 これを着てれば何処のPITに入って写真撮っても許されるし、ドライバーさんに声もかけ易い。


 『SUZUKAサーキット』と書いた青いジャンパー着てる人に「何処に行けば借りれますか?」と聞いたら「コントロールタワーの3階で聞いてみてください。」と言われたので、ルンルン気分で行ってみました。


 『関係者以外立ち入り禁止』という看板が連立乱立してたけど気分ははメディア! 気分はプレス! 笑顔で部屋に入ろうとしたら青いジャンパー着てる人に制止されました。
「なにか御用ですか?」 「はい!メディアビブを借りに来ました♪」 「あ!そうですか!失礼しました!ただいま広報の者を呼んできますので、暫く掛けてお待ちください。」と言われてイスまで引いてくれるVIP扱い。


 「いい雰囲気だなぁ〜♪」と座って待っていたらNRCの重鎮の方が「本多君こんな所でなにしとるの〜?」と笑顔で寄って来てくれました。(この喋り方で誰か分かれば有難いです)
「えぇ♪メディアビブを借りに来たんですよ♪」と伝えたら… ちょっと険しい顔になって、「はぁーぁん?そんな重要なモノ借りれるワケないでしょ!」「あれはね前もって予約して手続きして借りるモノだよ。」「メディア関係者じゃない本多君が借りれるワケないでしょ!」とプチ怒られた。


 「え"え"? そんな凄い(「スッゲー」とは言えなかった)モノだったのですか!」と…反省。 この話は無かった事にしてもらって帰ろうとした時に、青いジャンパー着た人が丁寧にスッゲー広いメディアセンターまで案内してくださいました。
 NRCの重鎮の方もまさか貸してくれるとは思ってなかったので、奥に通された時は「え"え"? そんな凄い(もちろん「スッゲー」とは言わなかった)モノが借りれるのぉ?」と驚いてました。


 だれも居ない本当にスッゲー広い部屋。 またまたイスを引いてくださり、「どうぞ座ってお待ちください」との事。 「あのぅ…別にメディアビブが無くても構いませんので…」と言ってるのに「直ぐに広報の者が来ますので掛けてお待ちくださいね♪」の返事しかない。 僕しか居ないスッゲー広い部屋の照明を全部点けてくれたし…エアコンまで効かせてくれた。


 「やっべー!絶対やべー!」と思った。 画像を何に使うか聞かれて「自分のHPで使うんだよ〜ん!」なんて言ったら大会会長直々に怒叱られそう(>。<)@ でも此処に至るまでのノリは「自分のHPで使うんだよ〜ん!」というノリだもんなぁ。


 「逃げよう!」「逃げちまえば問題は解決される!」 そう思って逃げようとしたら青いジャンパー着た人が「あれ?まだ広報の者は来てませんか?」と入ってきた。 う! もしかして何処かに監視カメラでもあるのでは? とりあえず正当な方法でこの場から離れようと、「もうメディアビブ要らないから帰っていいですか?」と言ったら「もうすぐ来ますからっ!」とヤヤ切れ状態。 優しいのか怖ぇのか分からん。


 おいおい… もうすぐネオヒストリックレースの予選が始まっちゃうよ(T。T) と泣き出す10秒前に広報の人がスッゲーたくさんの資料やらPCやら何やらと一緒にメディアビブを持って入ってきました。

 
 果たして…そんなもの凄い威力を持つメディアビブを606は借りれるのだろうか??

 「お待たせしました。 じゃあ一通り説明しますので…」 と言い始めたので「すみません!もう要らないし、もう此処から出たいです!」と言ったら驚いた顔してたけど一通り説明してくれました(T。T)
その説明は凄く難しい説明でした。 高卒程度の606では半分以上解読不能でした。 ただ一つ分かった事は自分が『身の程知らずの無鉄砲』だったと言う事。 メディアセンターから出た時は、務所で臭い飯を一年食って出てきた感じでした。
 迷惑かけてゴメンなさいm(_ _)m さすがにもう疲れたし!


 予選開始まで606が姿を消していたのは大便していたワケではありません。 ね! たかじんさん♪

 予選は10時からで練習走行から移行して計測が始まります。 昨日は走ってるセブンやラディカル・ビバーチェ・ビバーチェ7・エリーゼを見てなかったので気持ちが新鮮です。 次々とPITロードに並びます。 ビバーチェとビバーチェ7はさすがに動作が早いです。 1番2番で並んでます。 セブン軍団はシートベルトを締めてるぐらいなのに…。


 そして午前10時に練習走行が始まりました。 僕はPIT2階席から写真を撮ります。 毎年同じ場所で申し訳なかったけど、此処が一番スピードがのって流し撮りも上手くできるポイントだもん! 各マシン周回を重ねながら時々PITに戻ってはタイヤの空気圧を調整したり休憩したりして再びコースインして行きます。 
 考えてみたら、今回はキャブ仕様のセブンは11台中0です。 ついにキャブ車が消えてしまった。 ボクゾールエンジンも消えてしまったワケです。 Kレーシング・R500RですらCSRの登場で型遅れになってしまう現状。


 だけどCSRは高低差が少なくて長いストレートを2つ持つ筑波サーキットでは有利だと思うけど、登りコーナーが多くてストレートの少ない鈴鹿サーキット東コースみたいなステージでは軽量なKレーシングやR500Rの方が有利な感じ。 ちょっと楽しそう! どんなレースになるのだろうか?
 15分の練習走行が終わって計測中と書かれたボードが出され、グリーンフラッグが振られた。 予選開始である。
各マシン全開サウンドで目の前を通過して行きます。 写真を撮るのに精一杯だったので、予選タイムの細かい情報は分かりません。 だけど…STOさんのラディカルは予選タイムアタックというモードではない走りで、練習走行のままみたいなラインで目の前を通過してる。 昨日の練習走行では速かったらしいのに…。 


 10分間の予選は無事に終了しました。
 結果よりも朝から何も食べてなかったので腹が減って死にそうだったので、ドライバーよりも先にサーキットスイート(PITに隣接する特別な部屋)のナイツ関係者専用ルームで豚汁とチマキをいただきました。 だって朝起きてから何も食べてないんだもん! って…サーキットホテルから来た仲間は皆同じでしたがね。


 ナイツおかみさん指揮の下、△10嫁さん・peroさん・はーちゃんが前日から具材を準備して、朝から調理してくださった豚汁は旨かった! この豚汁も毎年恒例ですが…今年は激旨っ! 昨年はナイツ店主さんが作ってたような?? まぁいいか♪
 豚汁=熱い という頑固たる概念を持つ606だけど、頑固たる概念を遥かに超える熱さで…美味しいし腹も減ってるから早く腹に入れたかったけど熱くて食べれないからもどかしかった。 チマキも美味しかったです。 何個も食べたかったけど、昨夜知った自分の体重を考えたらヤメておくべきだと… 「豚汁のおかわりは要らない?」と聞かれて、体重の話をして断ったらナイツ店主さんが笑いながら「あれは#21さんが後ろで体重計を押してたんだよ!」と教えてくれた。 嬉しかったけどさぁ〜… 12時間も悩み凹み続けてた僕っていったい…。


 豚汁を食べてる時に遊びに来てくださったZ4さんとお喋りして過ごしました。 サーキットスイートの中は温かかったし、熱い豚汁で体も異常に熱くなったので、外の冷たさがとても気持ち良かったです。 仲間と一緒に大笑いしながらレース観戦をしたり、大笑いしながらPITで雑談して決勝までの時間を過ごしました。


 これまた楽しい時間は過ぎるのが早いものでして… 気がつけば午後1時。 決勝スタートまで1時間となりました。
僕は逆バンクの外側から写真が撮りたかったので、NRCのOH!NO!塚さんに近道を教えてもらい、ロケハンのつもりで「ちょっと逆バンクまで行ってきます!直ぐに戻りますね♪」と言い残して白い望遠レンズを装着したデジタル一眼レフカメラを持って地下通路を潜りました。


 OH!NO!塚さんが言うには「地下通路を出て観覧車の方にトンネルがあるから、それを潜ればコースの外側に行けるよ!」との事。 地下通路からメインスタンドに浮上したら直ぐにトンネルがありました。 なにせ浮上したら観客席のカップルや家族連れの目が僕に集中砲火を浴びせたので、小走りでトンネルに突入! しかしこのトンネルはもの凄く短かった。 しかもカバーの被ったゴーカートがいっぱい! 僕は間違えてゴーカート乗り場に出てしまった。 馬鹿です(T。T)


 再びメインスタンドに浮上。 またまたカップルや家族連れから見下される目線の集中砲火! 「けっ、ゴーカートは休みって書いてあるだろうが!」という声が聞こえてきそうな目でした。
 全力疾走で階段を上って消えたかったけど…それじゃあ負けを認めてる田舎者まる出しだったので、渋く小走りで駆け抜けてみました。

 ちょっと息を切らせて遊園地に到着。 そこはさっきまでの戦々恐々としたPITとは大違いの泰平ぶり。 平和な音楽が流れている。 PIT側なんてタイガージェットシンの入場テーマが流れていたのに…。
 はぁはぁ言いながら大きなカメラを持って立っている僕は完全に浮いてた。 遊園地で遊んでるカップルや家族連れから見たらロングコート着てショットガン持って興奮して立ってる男にしか見えないだろう。 知らない人が見たら変質者に間違われてもおかしくない姿。


 OH!NO!塚さんから教えられた通りに観覧車に向かって歩いてみたら、洞窟のようなトンネルを発見した。 なんとなくヤバそうな雰囲気だったけど、案ずるよりも進んでみた。 誰もいない! 誰とも擦れ違わないし、後ろからも誰も来ない。 工事中だったけど工事関係者も誰もいなかった。 ジグザグと進んで階段を上ったら、いつの間にか目的地に到着していた。 しかし随分と歩いた。 時間も1時半でヒストリックレースが始まる直前です。 『ちょっとロケハン』のつもりでPITから来ちゃったけど、今戻ったら2時の決勝スタートまでに再びこの場所に来るのは困難。 それにまた遊園地に入るのもメインスタンドを通過するのも嫌だったので、此処に留まる事に決定!


 ヒストリックレースに参加するマシンがコースインして来て驚きました。 (@。@)うわぁ〜ハコスカGT−Rじゃん! しかもエキゾーストサウンドが興奮するほど甲高い。 (@。@)うわぁ〜S30フェアレディZだぁ! 27トレノやロータス7も走ってる。 ついつい観戦モード♪ 遠く聞こえるアナウンスではPPの選手は全日本選手だそうな。 僕と年齢が変わらないほどの選手。 
 連なって走ってくるフォーメーションラップだけでも大興奮! 決勝スタート直後にダンゴ状態&全開で駆け抜けて行くシーンはしっかりと目に焼きつけました。 排気音は脳に録音しました。


 ヒストリックカー… 枯れた芝生が妙にマッチしてました。 セブンも頑張って撮ったけど、ハコスカGT−RやS30は更に気合を入れて撮ってしまった。 許してね♪


 さぁそろそろネオヒストリックレースの決勝が始まります! っていう時に雨粒が風に流されて落ちてきた。 上空の雲から降ってきてるのではなくて、どう見ても流れて落ちてきてる感じです。 路面に影響はありませんが… 吹きさらしで雨を凌ぐ屋根すらない場所でカメラを構えていたので大変です。 カメラをコートの中に隠して雨から守ります。 
 次々とコースインしてくる見慣れたマシン群! 今まで横着してPIT2階席と1コーナー付近でしか観戦した事がなかったので凄く新鮮なアングルです。 苦労して歩いてきた甲斐がありました。


 フォーメションラップ…上位3台はビバーチェ軍団。 そしてセブン軍団の中に赤いエリーゼ。 後方にはラディカルといったグリッド順。
随分離れた逆バンクでしたが、アナウンスはハッキリと聞こえました。 フォーメションラップの途中まで選手紹介をしてくれてたよ。 そして迎えた決勝スタート。 5秒前からエンジンは雄叫びを上げます。 スタートと同時に雄叫びは爆音に変わり…排気音は1コーナーに近づくに連れて小さくなりました。


 1コーナーの競り合いでの接触やコースアウトが凄く心配でしたが、スタートミスが2台ほどあったとアナウンスで知った程度。 あっ!という間にビバーチェ軍団3台が逆バンク手前の上りコーナーから現れました。 1周目のダンゴ状態を連写で撮りましたが、興奮して手が震えてしまった。 寒くてかじかんでたし! 


 今まで何度も逆バンクを走ってましたが… いろんな車に此処で虐められたなぁ〜。 606的には『逆バンク』ではなく『虐バンク』と呼んだほうが正解かも。
予選1周目で路面が濡れていて180度回転しながらグラベルに突っ込んで嘆願書を書かされたのも懐かしい『逆バンク』。 あの時は『ギャグバンク』だったのかも知れない。 わかるかなぁ〜 わかんねぇ〜だろうなぁ〜♪


 綺麗にスタートして僕の目の前を全マシンが通過しました。 「おおっっとぉー! 1台PITに戻ってきます! どうしたのでしょうかぁ〜!」というまさかのアナウンス。 「ええ(T。T)? 誰だろう(T。T)? どうしたんだろう(T。T)?」 とアナウンスに集中してたら、ゼッケン99番だと聞こえてきた。 おじゃさん(>。<)
 なにが起きたのか此処からでは分からず… かなり心配しながら写真を撮ってました。


 レースは抜きつ抜かれつの終始バトル状態。 Sタイヤを初めて装着したビバーチェ7の速さが目立った内容。 セブン軍団は#19さんが2位と大健闘。 接触やコースアウトなど全くなかった素晴らしいレースでした。


 コーナーポストのオフィシャルに手を振りながら(挨拶しながら)クールダウンをするマシンに僕も手を振ってました。 #19さんに手を振ったら振り返してくれたので… 『あいつとは以心伝心を超えた良い仲だな!』と今日一番の感動を味わった!


 此処から606にとっては人間ヒストリックレース! 逆バンク外側から急いでPITに戻らなければなりません。
カメラを抱えて、来た道を全力疾走で引き返します。 階段を駆け下りてトンネル潜って遊園地に踊り出ました。 必死の形相に驚いた家族連れのお母さんは自分の子供が去らわれるとでも感じたのでしょうか… 子供の手を取り、引き寄せる始末。 だいたいその頃には足が上がらないほど脚力のバッテリーは消耗してます。 頭では全力疾走なんだけど、足は競歩以下。 スッゲー顔して人間空回り状態!


 なんとかメインスタンドに入った頃にシャンパンが3人に渡されてるではありませんか! 仕方なく観客席の高い所から精一杯の望遠レンズでシャンパンファイトを撮影。 全力疾走した直後の右腕はオナニーした直後同様、文字も書けないくらい無力。 手ブレしまくりでしたわ。


 地下通路(メインスタンドからPITへ通じる連絡通路)を歩いてる時は、両足を機関銃で撃たれたような感じでした。 感覚まるで無し! フラフラしながら僕が僕であるべき姿の世界に浮上。 表彰式も終わって皆が歩いて引き返している時でした。 PIT側とPIT裏で並行して歩いて帰りました。
 

 PITで皆と合流して御歓談。 喉カラカラだったので、#19さんがファイトしたシャンパンを頂きました。 クリスマスの味がした♪
「#19さん… おめでとう! クールダウンして逆バンクを走ってる時によく僕が手を振ってるのが分かったね!」と言ったら、「はぁ〜?知らんよ!」との事。 あの時味わった以心伝心の感動ってなんだったんだろう?
 クリスマスの味がしたシャンパンが節分の味に変わった。


 それからはPIT内は走行会に参加されるchild7さんの独壇場! 雨が降りそうだったのでラディカルを置いてポルシェでの走行となりました。 たぶんオイル交換や走行前の点検などしてないだろうな♪ 飛散防止のテーピングなんて、来る途中のコンビニか文房具店で買ってきたセロハンテープだし… 車検の時なんて姿くらましてたし… child7さんらしくて素敵だった。 


 そんな中で初めてアダムが僕を呼んだ。 「ホンダサーン! ホンダサーン!」と指差す方向にはメチャ色ぽいキャンギャルが2人歩いてる。 (>。<)やっぱり僕はそういうキャラだったんだ。 アダムに名前を呼んでもらって嬉しかったけど…内容はプチ凹むよなぁ。
 すぐ後で「タカジーン! タカジーン!」と呼んでて倍凹みました。 2008年からは真面目キャラでいくつもりだったのに、3人でキャンギャルを眺めていたのは男の悲しい定め。


 child7さんが走ってるのを数分応援してからPITを撤収開始。 テントを片付けたり荷物を積んだりして帰る準備を始めました。 
僕は大焦りです! 今日の記念写真を撮ってない! セブンは車両保管が終了してそのままトレーラーに積まれてしまったし… 記念写真の背景に相応しい景色が無い。 しかも薄暗くなってきちゃってる!
 しかし諦めてはチキチキ通信の名が廃る。 メディアビブを借りようと捨て身の作戦をした606が記念写真を撮り損ねるようでは2008年一発目のセブンイベントに大きな汚点を残してしまう。


 道路に強引に三脚を据え付けて仲間を集めて大慌てで撮った記念写真。 ストロボ君を連れて行った甲斐があった! ストロボが無かったら半分以上奥が真っ暗だった事でしょう。 セルフタイマーでストロボが光るまで道路を封鎖する事3回。 こんな事してたら、ますますメディアビブなんて貸してもらえないぞチキチキ通信!


 あ! だけどメディアビブが無かったからこんな記念写真が撮れたのかな(^0^)♪ by606 















鈴鹿ゴールデントロフィーレース 2008