11月25日(金曜日) 怖いくらいの晴天続き。 週間天気予報は月曜日から土曜まで晴天でツーリング当日の日曜日だけが曇りだった。 長年の勘で「曇りはヤバイなぁ!雨になりそうだなぁ!」とプチ胃痛に悩まされていました。 ところが今日の天気予報で日曜まで暖かい晴天が続くと知ってからは、太田胃散でも飲んだように胃痛&胸焼けがスッキリ爽快になってウルトラ元気が溢れてきました。 配達(仕事)しながらもニコニコして、接客も抜群だったんじゃないかな? 明日も元気に仕事をして、少しでも早く終わらせて…磨いちゃお♪ 各部にストレス&疲労を蓄積しつつある606号の点検もバッチリしておかなきゃ! 特にヘッドライト。 左目は点灯しないし、右目は光軸狂ってるし… 時間かかりそうですわ〜! 11月26日(土曜日) 昨日に引き続き、怖いくらいの晴天。 606号を磨きたい! ホイールを洗いたい! とにかく何かしてやりたい気持ちでいっぱいなのに…店番&留守番。 雨の覚悟が必要なツーリングだったら、そんな気持ちにはならないけど…明日は(も)晴れ一色で過ぎそう。 それに暫く雨も降ってないので水溜りの心配も無い。 ピカピカ&テカテカにして行きたい! 現在午後2時半。 「I WANT OUT!」と叫ばずにはいられない。 明るいうちにチキチ基地でヘッドライト(明日は不要だと思うけど)を修理したい。 あ〜したい事だらけ。 散髪もしたい。 明日は元気にイクyo~ o(^0^)o 11月27日(日曜日) なんとか散髪もして久しぶりによく眠れた。 集合場所の赤塚PAには午前9時集合なので、7時半に起きても間に合う。 だけど時間に余裕を持って5時半に起床。 2時間も余裕を持ったのには訳がある。 そう『磨き』たかったのだ! まったく雨の心配がないならピカピカにして行きたいというのはA型の悲しい定め。 張り切って磨き道具一式を持って外に出てビックリ! めちゃめちゃ寒いやん! 昨日の夕方に散髪した頭は見事に計算ミス。 特に首から後頭部にかけては、外に出ただけで体温氷点下。 顔だって剃られたから冷たさがモロなんだもん。 磨き道具一式を棚に戻して、そそくさと部屋に戻って二度寝。 昨夜はツーリングの為&洗車の為に夜更かし&酒を我慢して体力温存を図ったのに… やっぱり温かいお布団の誘惑には勝てない季節の到来でした。 1時間ほど二度寝を決めて薄ら明るい東の空を眺めながら朝食(はちみつトースト)を食べました。 寒い時期はコーヒーを極力我慢したいけど…やっぱり一杯は飲みたいね。 なんだかんだ準備を済ませ7時過ぎにチキチ基地に移動。 配達号で移動する道中、フロントガラスに霜が降り続ける。 「こりゃ寒いぞ〜!」とプチ弱気になりながら606号を毎度の如くチキチ基地から押し出す。 午前7時前だったら、エンジン掛けて直ぐに神社裏まで移動していたけど、7時過ぎなら許されると勝手に判断しているから…躊躇なくエンジン始動! もちろん暖気も移動なんてしない。 毎回毎回606は他人の顔色をうかがってばかりじゃないんだ! と、暖機運転中のみ反抗期の少年に戻りました。 これからの時期は暖気も確実にしないとね。 キルスイッチをONにした時の水温計は0℃ 12℃以下は0℃になっちゃうけど、12℃を表示するまで結構時間がかかりました。 真夏なら水温25℃だったのにね! マフラーからも白い煙(蒸気)がバンバン出てる。 昨日ヘッドライトの修理のついでにプラグを磨いてやったので、エンジンの回転も排気音も小気味イイっ♪ 暖気しながら軽く準備運動をしてコクピットに滑り込む。 なかなか上がらない水温計と、なかなか下がらない油圧計にストレスを感じながら、ゆっくり出発。 寒さ冷たさで顔が麻痺する時期には早かった。 まだまだ秋の雰囲気。 先月の開田高原並みじゃないかな? 太陽がしっかり現れたら暖かい。 太陽に向かって一番の近道を進んで、音羽蒲郡ICから東名高速道路に入りました。 今回は高速道路を僕は1区しか使わないツーリングなので、ヘルメットは持って来ませんでした。 いつもなら料金所を通過して直ぐに路肩で帽子&ゴーグルからヘルメットに交換していたけど、今日はETCの恩恵そのままで料金所を通過、そのまま本線に向かいました。 トロトロ走ってきたので本線合流車線で一気に加速装置炸裂!(ターボは付いていません。念のために!) 乾いた空気でキャブの吸気音も甲高い♪ タコメーターの上がり方もスムースで… 少しアクセルを緩めただけでマフラーからはパンパンとアフターファイヤーが出る。 絶頂寸前♪ トンネルの中では風呂場と同じように排気音は何倍も大きく聴こえる! しかもアフターファイヤーは左の側壁を赤く照らし… 追い越し車線では走行車線の車のボディーを焼き付ける勢い。 トンネルを抜ける頃には絶頂を迎え…放心状態。 集合場所の赤塚PAまでの数kmは『無』と『白』の世界でした。 案の定、赤塚PAに8時15分に1番で到着し、暫く余韻に浸ってましたわん♪ 8時半ぐらいにチェリ井さんが到着してからはセブンがどんどん集まってきました。 高速道路で集合する際は、SA(サービスエリア)よりもPA(パーキングエリア)を利用します。 SAにはGSがあるし、食事するには最適だけど小さくてペシャンコなセブンを探すのは一苦労。 それに人が多いSAでは車内の荷物が心配です。 だからSAよりもPAを集合場所にしています。 さらにPA内においても、できるだけ入り口に近く目立つ場所を選んで停めてます。 店やトイレに近い場所では人だかりができるし…話かけられるのも面倒だからね。 大事な車を触られたりするのも嫌だし…。 大型車の迷惑にならないような不便そうな空いてる場所が僕らの集合場所! 大型車のスペースにセブンだったら軽く3台は停めれる。 長年の経験から得た小枝…じゃなくて小技です。 集合時間の9時には8台集まりました(^0^) 今回は8台8人。 助手席参加(女性の参加)者がゼロという硬派なパーティーとなって気合いを入れつつもプチ淋しい。 これもまたツーリング! 9時15分に参加者各自に泣きながら夜なべして書いた直筆地図を配布。 今回は豪華イラスト入り! 信号で切れても、道に迷っても【伊良湖岬】の看板を目指して走ってくれば何とかなる! という意思を伝え…出発。 ここから豊川ICまではわずか数kmなので、のんびり走りました。 先頭だと写真が撮れないから悲しいわ〜! 最後尾からの眺めは壮観だろうな〜! のんびり走っても数分で到着しちゃった。 ここから先は幹線道とはいえ信号も多くて、隊列が切断される事を予想していました。 ところが信号を上手くクリアし続け、(最終的には伊良湖岬まで隊列が切れる事はなかったけどね)有料道路の小坂井バイパスを気持ち良いスピードで走りきりました。 料金所で100円払ってチキチキ小隊はしっかり隊列を組んで伊良湖岬までの行軍を楽しみました。 「腹が減っては戦はできぬ」という事で… いつの間にか通行料金200円がタダになった豊川橋手前にて1台のセブンと手を上げて挨拶しながらすれ違い、豊川橋を越えたGSにて各車給油。 なかなか大きなGSで、チキチキ小隊の受け入れ態勢も完璧でした。 GSの入り口辺りで不意打ちを喰らわぬようにセブン3台が見張りに徹してくれたおかげで安心して給油できました。 ここに来て、やもめのジョナサンさん操るJPEに不具合発生! 左ウインカーが点かないらしい。 これはまさしく敵のゲリラの仕業! 急いで衛生兵を呼んで豆球の交換。 その作業は足に撃ち込まれた弾丸を摘出する手術に似ていた。 作業服の背中にプリントされたENEOSのマークが赤十字に見えたのは僕だけだろうか?(僕だけだと思う) 立派なチキチキ補給所だったのでセブンに合う豆球も揃っていた。 おかげでスムースに交換作業も終わり、始球式ならぬ試球式。 ところが…点かない! おおぉ? こうなったら606号のヘッドライト同様、配線がリークしているのかと切断箇所を探ってみる。 そ…そしたらカプラーが1個外れていた。 配線繋いだら正常に点きました。 敵のゲリラのトラップにもう少しでハマるところだった。 この先も油断できない! 少数のゲリラに勝ったとは言え…『勝ってパンツのゴム締めろ』という言葉を肝に命じてチキチキ補給所を後にしました。 ここから先は僕も初めて走る道、未知の道(な〜んてね)を進む。 正直ベイブリッジウェイなんて先日初めて知ったくらいです。 地図を見ながらも地雷に注意して進みました。 港大橋を渡る頃から気持ちのイイ2車線道路。 敵の本隊は9割方が山に進攻しているだけに道はガラガラに空いていた。 この調子なら伊良湖岬陥落も簡単だと… パンツのゴムを緩め始めた時に敵の大型装甲車からの発砲を喰らった。 激しい散弾銃の攻撃! それは過積載バリバリのダンプカーから降ってくる砂だった。 大型装甲車は2台。 過積載にもかかわらずメチャメチャ速い! 風が無いのにスピード出しているから散弾銃の攻撃は終らない。 顔の露出してる部分に当るとプチ痛い。 「越すに越せない大井川」ならぬ「抜くに抜けない装甲車」みたいな感じだったけど、道路が開けた瞬間に一気に抜く事ができました。 606号が無意味にエアフィルター外してファンネル仕様にしてたら間違いなく砂を吸い込んでただろうな! どんな時も♪どんな時もフィルターがフィルターらしくある〜ために〜♪ 激しい銃撃戦を無事にクリアした後は風力発電の大きな扇風機をたくさん眺めながらの行軍となった。 正確にはトヨタ自動車田原工場なんだけど、どう見ても風力発電所。 風が穏やかだったので、ゆっくりゆっくり回ってました。 台風がきたら凄い勢いで回るんだろうなぁ! 見たいなぁ! そこから先は工業道路で絶好のゼロヨンコース。 以前は神野埠頭でガンガンやってたけど…現在でもやってるのかな? この工業道路でもバイクがいかにもセッティング中って感じで走ってた。 ここなら隼で300km/hは体験できそう。 ベイブリッヂウェイも終って、この先は海岸線を走る事になります。 とりあえず隊列を整える為に停車。 そしたらHage73さんが「時間があったら蔵王山でも登りましょう!」と目の前の山を指差して意見具申。 時間的には余裕もあったし、絶景との事だったのでHage73さんに先導していただき蔵王山山頂を目指しました。 チキチキ小隊が停車していた場所は蔵王山のほとんど麓。 ナビが頭の中に埋め込まれているHage73さんだからと安心していたら、どんどん蔵王山から離れ…どんどん蔵王山は小さくなって…終いには見えなくなってしまった。 走りながら必死に地図を広げて、突然停車してはキョロキョロしてる姿を見て「迷ってる!(笑)」と思いました。 『道は星に聞け!』というカーナビのテレビCMを文字って『道はHage73さんに聞け!』と言っても過言ではないくらい詳しいのに… 迷ってる。 『人間だもの…みつを』と囁いてあげたかった♪ ずいぶん遠回りして蔵王山を登り始めました。 これは演習では無い! 実戦だっ! という事を思い出させてくれた遠回りでした。 どんどん登って頂上に到達。 するとそこは税金の無駄使いもいい加減にしろと言いたくなるような無意味な建物があって、すぐ横にはガンバレ風力発電機があった。 山頂なのに風が無いから風力発電機は回ってなかったyo~ ここでチキチキ小隊は小休止! 全員気合いを入れ直す為に整列して記念撮影。 撮影班はこれまでにないローアングルで首の筋を痛めた。 (後日)出来上がった写真を見て撮影班は写ってる仲間がメチャメチャ小さくて驚きと後悔の波に飲み込まれた。 (それが上の画像) だって… 表紙用の画像は絶対に606お気に入りの場所で撮ったのを載せる予定だったから… w(T。T)w ううう…Hage73さんが蔵王山に連れて行ってくれなかったら記念写真無しだったyo~~~~ (その意味はもうすぐわかる) 蔵王山でジョナサンさんは再び敵のゲリラに襲われた。 今度はブレーキ関係を破壊されるという致命的な被害がでた。 どうしてJPEばかりが狙われるのか? それは眩しいほど目立つ蛍光イエローがゲリラの目をひくからだろう。 とりあえず止まらない事は無いみたいだから皆で援護するように、最後尾で離れてついて来てもらう事にしました。(どこが援護やねん!) 登ってきた蔵王山を今度は一気に駆け下りて、ちょっと前にチキチキ小隊が停車した蔵王山の麓の道に戻りました。 正直…この道で登って来ていれば、わずか数分で山頂だったのに30分くらい迷走していたのは笑えた! これが本当のミステリーツーリングかも。 ほら! 報告書を読んでるあなた!…後ろに誰か居るぞっ! ここから再び感じの良い2号線を走り、当初の休憩ポイントであった白谷海浜公園を通過。 公園の前の直線道路を爆走したので、皆が珍しそうに見た。 天気が良かったから駐車場でBBQやってる人が多かったなぁ。 見られサド606にとっては至福の瞬間♪ 「あーっ!もっと俺を見てくれーっ!」…とまでは思わないけどね。 もう少しで脱ぐところでしたわ。 海を眺めながら259号線を走り、渥美の町中を抜けてさらに走り続けると目の前には白い伊良湖ガーデンホテルが現れます。 ここまで走って来て僕は昼食を何処で食べるか迷ってました。 僕だけならセブンを買って初めて来た時からの行きつけの店に行くけど、仲間全員が魚貝類が好きとは思えなかったので道の駅に行こうか? それともガーデンホテルかビューホテルのレストランに行こうか迷いました。 時すでに正午寸前。 判断は急がなければなりません。 とりあえずは記念写真を撮る為に、僕のお気に入りの場所(今年のツーリングを締め括る記念写真を撮る場所)に行く事にしました。 伊良湖ビューホテル(小高い丘の上にあるホテル)のプチワインディングロードを駆け抜けて、今回の作戦において重要な場所に向かいました。 ところがそこで我々の目を疑う光景がっ! (任務遂行…まさかの失敗! か?) 後編につづく。 |