11月4日(木) どうやら晴れるみたいだぜっ!おらおら! (^-^)v 

 11月6日(土) 明日の天気は『晴れマーク』一色! 久し振りに合羽の準備が要らないツーリングになるよ。 めちゃめちゃ嬉しくて…気持ちが高ぶって眠れないかもね♪ 雨の心配が無いから安心して眠れると思ったのに… でも寝なきゃ!

 11月7日(日) ふふふふ(^-^) 雲ひとつ無い星空! 午前4時半起床。 天気に不安の無いツーリングの朝って目覚めも快調です。 11月の朝なのに、それほど寒くもなく…太陽が出るとどのくらい暖かくなるのか予想もできず、ましてや開田高原(山間部)はどのくらい寒いものなのかも分からず昨夜は着る物に悩んだ。 結局は長袖シャツとフライトジャケット(CWU−45P)の組み合わせにネックウォーマーというプチ冬仕様で606号を操る事にしました。 万が一に備えてトレーナーも準備して、5時半にチキチ基地に向かいました。 
 チキチ基地のシャッターをガラガラと開け…昨日ピカピカに磨いて磨いて磨きたおした606号と御対面。 本当、最近は30分とか…長くても1時間くらいのチョイ乗り程度しか付き合ってやれなかったし、ツーリングは雨ばっかだったので、一日気楽に遊べる事を思ったら嬉しくて嬉しくて…! ワクワク&ドキドキしながらガレージから出すと放心状態でヨダレもの♪ 「はっ」と正気に戻り、荷物を積み込んでレーシングシューズに履き替え、606号に乗り込む。 ただそれだけで心臓は高鳴り、テンションも高鳴り…嬉しくて楽しくてイグニッションをONにするだけで悦びの胃液が逆流するくらいです。 静寂な早朝、燃料ポンプの「ココココココ…」という音だけが耳に入り、激しいポンプの音が静かに落ち着くとアクセルを2度踏み込みスターターボタンを押す。 『ブォン!』と一発でエンジンが掛かるとガレージの向かいの神社にいたカラスが一斉に飛び立ち…プチ・ヒッチコック状態。 さすがにこの時期はエンジンが冷えてるからアイドリングが落ち着かずにストールしそう。 騒音対策でエンジン掛けて直ぐに移動できないし、神社はカラスが凄いし… とりあえず大人しく、できるだけ静かに神社を越えた工場まで移動して車暖気ち(車だん吉)。 水温が70度になったのを確認して先回と同様さたーん号との待ち合わせのコンビニに向かいました。 合流し、午前6時に集合場所の虎渓山PAを目指しました。

 虎渓山PAには1時間で到着しました。 集合時間は午前7時40分で出発が8時だったので少し早かったかな?と思うけど、時間には余裕を持たなきゃね! すでに#92さんは到着しててヤル気が伺えました。 僕らが到着して直ぐに次々とセブンが集まり…皆もテンションが高く嬉しくなりました。 このペースで集まると20〜30くらい集まるんじゃないかという勢いでしたが、とりあえず16台が集まり…午前8時キッカリに出発! ここから中津川ICまでは40km(約30分)なので隊列を組まずに各自のペースで走る事にしました。 とりあえず先頭で出発。 本線合流して直ぐに921君と平走してました。 しばらくするとR500Rの#92さんがカン高いエクゾーストを浴びせられ気持ち良く抜かれ… やもめのジョナサン操るJPEの乾いた太いエクゾーストで失神しそうになりながら抜かれ… BDRサウンドも負けじと…3台でエクゾーストバトルを繰り広げ、あっという間に中津川ICに到着しました。 エクゾーストバトルはビデオがあって録画してたらテープが擦り切れてしまうくらい何度も再生してただろうなぁ♪

 中津川IC出口で隊列を組み…ここで#92さんと921君は帰還。 ここからは14台で隊列を組んで開田高原のお蕎麦屋さん『まつば』を目指しました。 中津川ICからしばらくは信号が多くて隊列はブチブチに切れてしまったけど、国道361号線の分岐までは国道19号をひたすら直進(60km)なので流れる木曽川と紅葉を楽しみながら、前を走るセブンを見ながら…後ろを走るセブンをミラーで見ながら気持ち良く秋のツーリングを楽しみました。 天気の心配も無く… 水温の心配も無く… ガス欠の心配も無く… なによりも中・高回転で気持ち良く吹け上がるキャブと、気持ち良く回るBDRエンジンで絶頂…ではなく絶好調の606号が何よりも嬉しかった!

 国道19号線から国道361号線の分岐で長野のkazさんと合流。 そこからは15台隊列を組みなおして進みました。 しばらくは学校あり、新しい建物ありの町並みを進んでいたけど…突然目の前が開けて、白樺林と紅葉の山々が目に飛び込んできました。 その様はまるで別世界! 景色を見て感動した事はあっても「うわ〜っ!」って声を上げたのは初めてかも。 そんな凄い景色の真ん中にはセブンが何台も走ってて… センターミラーという額縁にも素敵な背景にセブンが映り…別世界の中の別世界。 もちろん単独で走っても楽しいセブンだけど、ツーリングならではのこの景色は形の無い宝物。 『物より思い出』というCMがあったけど、まさにそのもの! しっかりと目に焼きつけ…その景色は今でも目を閉じると動画で甦るよ♪ そんな素敵な景色の真ん中に、これまた素敵な駐車場があり皆で停まって記念写真を撮ったり、美味しい空気を吸ったり…あたしゃあ素敵な景色をバックにセブン15台並んだだけで絶頂…じゃなくて…(^-^)まぁそれに近いものでした。
 虎渓山PAから約120kmで、家からも計算したら約170kmも走行したのに全く疲れてない! それどころか元気morimoriで、天気が良ければ何でもできるという格言は間違って無い事を実証&体感しました。 雨だったら…車庫から出しただけで凹むもんなぁ! のんびり…ゆっくり時間が過ぎてるみたいな感覚で20分くらい小休止してお蕎麦屋さんの『まつば』を目指しました。

 そこの駐車場から蕎麦屋さんまでは10分くらいの道のりで… これまた絶景の小高い場所にありました。 蕎麦屋さんの駐車場はとても広く、お店の人に気をつかう事もなく停める事ができました。 まぁそれでもできるだけ詰めて誠意だけは見せておかないとね! 他のお客さんにも迷惑かかるし、『マナー良くスマートに!』を実践しました。 お蕎麦屋さんは11時オープンで、僕らが着いた時間は15分くらい前でしたが既に行列ができてました。 結構有名なお店らしく…他県ナンバーの車がたくさん見受けられました。 #19さんが予約&申し込みをしてくれてたおかげで並ばずに入れて、個室をぶち抜いたプチ宴会場に入る事ができました。 座敷で足を曲げたり伸ばしたりしながら…リラックスして待つ事15分で次々と蕎麦が運ばれてきました。 山菜たっぷりの蕎麦でメチャ感動! 若干1名はブーブー言ってたけど聞か猿状態をきめる事にました。 それにしても蕎麦のどんぶりというか、器というか…めちゃめちゃ大きくて、中身が少なく見えて「こんなんじゃ足りないよ〜!」と思ったけど…食いきれないぐらいの量だった。 蕎麦はもちろん、山菜も美味しくて至福の時間だった。 これが夏だったら『ざる蕎麦』だったろうと…夏にも来たい気持ちになりました。

 たった一杯の蕎麦を食べるが為に片道200kmも走れるのって不思議! 好きな車を操って美味しい蕎麦屋さんまで行けるのって素敵! 大勢の気の合った仲間で行けるのってこの上なく最高かも♪ きっと皆感じてる事だと思ったよ。
 美味しい蕎麦を食べて本当はもっと喋ったり休んだりしたかったけど…行列は激しさを増していたので、『マナー良くスマートに!』の精神でさっさと店を出る事にしました。 待ってる人達はイライラしてるはずだし…セブン乗りはやっぱりこうありたいですね♪
 お店を出て駐車場に余裕がある事を確認してから記念撮影やお喋りをしました。 お店の中でお喋りするよりも青空の下、15台のセブンに囲まれて盛り上がるほうが楽しいし、気持ち良いです。 開田高原は既に紅葉のピークは過ぎてて落葉のピークでした。 すぐ近くの御嶽山の山頂には積雪も確認できて、直に訪れる『冬』を予感させてくれました。 だけど今日の天気は『初夏』みたいなポカポカ陽気。 おまけに日差しも強くて、この時間ですでに顔が赤くヒリヒリし始めてました。 そして全員移動準備でセブンに乗り込むと行列の人達だけでなく1階の窓際席だけでなく2階の家族連れやカップルの人達が窓から身をのり出して写真を撮ったり手を振ってくれた。 全然知らない人達から温かくされて…喋った事も無い人達に温かくされて…つくづくセブンという車って不思議だと思いました。

   
後編につづく・・・ (^-^)♪








前編
開田高原ツーリング