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| …ったく！ なんで雨ばっかりなんだろう？ １０月３０日（土） 今回こそレインタイヤは必要ないと…水曜日までの天気予報では確信していたのに。 突然『雨』『雨』『雨』の連続！ チキチキ通信も最近『雨』『雨』『雨』の連続で… 「またか！」って感じじゃないかな？ たまには「晴れたぜっ！おらおらっ！」と書き出してみたいです。 レインタイヤを購入するには一週間前じゃなければ間に合わなく…最低でも水曜までには頼まないと手に入らない。 週間天気予報に騙され続け…今回も見事に騙される事になろうとはね！ 絶対に降らないと信じ…しかも路面温度が低いし…賞味期限が切れて半年のスリックタイヤじゃあ勝てないと踏んで、スリックタイヤをワンセット購入。 今思えばレインタイヤにしておけば良かったと…プチ後悔。 まぁどちらのタイヤも賞味期限切れててヤル気のないタイヤだったからＯＫとして、明日の準備にとりかかった。 明日はどんな物語になるやら…楽しみ！楽しみ!! １０月３１日（日） ちょっと前からグヂュグヂュ風邪気味な毎日が続き…土曜の夜も風邪薬を飲んで寝たのだけど、プチ効果しか表れない。って言うか治らない。 朝４時に起きたら鼻水ダー状態。 外は雨がダーダー状態。 とんでもないコンディションでヤル気が起きてこない。 とりあえずは濃いコーヒーを飲みながら身支度をして…５時に出発。 途中でカート用のガソリンを２０Ｌ買って、ついでに配達号（バネットＧＴ−Ｒ）にも給油。 次はコンビニで朝飯と昼飯を買い…６時少し過ぎてサーキットに一番のりで到着。 ゲートオープン９０分前は毎度の作戦。 まずは手を洗い、朝飯を食べる。僕のこだわりはカツサンドとタマゴサンド！ そしていつもなら飲むヨーグルトなんだけど…今日は風邪薬を飲むために天然水にしました。 食後に薬を飲んで、配達号のシートを倒して仮眠態勢に入ります。 なぜこんなに早く来るかと言うと、少しでもピットの近くに車を置けると、なにもかもが楽になるからです。 時間にゆとりを持つ事はいろいろな意味で安心ですよね♪ 午前７時半にゲートオープン。 上手い具合に雨も止み…ＰＰから好位置に配達号を止めると急いで組み立て開始。 コースコンディションは完璧にウエット。 どのマシンもレインタイヤを装着し、準備を進めている。 だけど僕はゲートオープン前に車の中で「練習走行はいくら路面が濡れていても新品スリックタイヤの皮剥きをしよう！」と決めていたので、なんの躊躇もなくカートもタイヤもドライ仕様に作りあげた。 車検に向かうマシンはどれもこれもレインタイヤ装着したカートばかりだったけど…絶対に午後の予選にはドライになると信じていた。 そしてドライバーズミーティングで「ＴＴ（タイムトライヤル）はレインタイヤで行います！」と言われ、プチ凹んだけど…これも予想していた事だったので半ばＴＴは諦めていた。 午前９時、路面が中途半端に濡れる状況で約１０分の練習走行開始。 今回ＰＲＤクラスにエントリーしてるのは９台。 ところがこの天気で３台が早々にリタイア。 都合６台でのレースとなった。 僕の他のマシンは全てレインタイヤで練習走行に出た。 押し掛けして直ぐにホイールスピンするくらいのグリップの無さに一気にビビりモード！ 高速コーナーでは流れる距離も半端じゃなくて、まるで氷の上状態。 練習どころの騒ぎじゃなく、乾いてる所で全開にするのが精一杯。 乾いてても曲がらない止まらない…ついには久し振りにスピンしてしまい…トロトロ走っててスピンしてる姿は知らない人（観客）から見れば下手くそな奴にしか見れないだろうし… 他の人達は全開で練習してるから余計に辛かった。 結局タイヤの皮剥きもほとんどできない状態でピットに戻り、続くＴＴに向けてタイヤ交換＆セッティングの変更を行いました。 セミウエットにプチ自信のある僕は特に緊張もなくＴＴに挑戦しました。 前にも書いたとおり、ＴＴ（タイムトライヤル）は予選のグリッドを決まるために各自一周のタイムを競う予選の為の予選です。 今回は６台という事で３台づつのコースインとなり、僕は３番目にスタートする事になりました。 一周でもレインタイヤで練習してれば感覚もつかめていたと思うけど、スリックタイヤでの皮剥き練習で僕に身についたのはビビリモードだけ。 確かにレインタイヤでの走行は自信あったけど、かなり難しい事と思った。 僕がコースインする前のマシンは押し掛けに失敗してリタイヤ。 ヘルメットの中でプチ笑顔になり…緊張も解けてコースイン。 スリックタイヤとは別物のグリップを感じつつも、どこかでスピンの不安と意味不明な自信を感じていた。 日章旗が振られてタイムアタック開始。 とにかく持てる力を発揮するだけ…と頑張った。 全開走行になってズブ濡れの１コーナーに突っ込み大きく流れ、２コーナーで飛び出しそうになり…いきなり失敗モード。 頭の中は真っ白状態で思考回路も停止。 「なんとなく走ってきました」みたいな感じでタイムアタック終了。 １周流してる帰る時のほうがタイム出てるんじゃないかな？みたいな感じでピットに戻り、結果を見たら５位。 まぁ…予選からが勝負だと、毎度毎度の笑顔の無い昼飯となりました。 昼食が済んで風邪薬を飲んで昼寝しました。…これが恐ろしい事になろうとは！ 午後０時３０分に一つ前のクラスの予選が開始されました。 僕も監督さんも起きて準備を始めたのですが、なんか頭がフラフラフワフワしている。 いつもなら気合いが入って臨戦態勢なのに…まったくもっての無気力よろしく状態。 目も半分以上開かなくて集中力の『し』の字もないくらい。 ヘルメット被ってダミーグリッドに並んでも「もうヤメて車の中で寝たいよ！」ってブツブツ呟いてる状態。 そう！風邪薬による睡魔と幻覚作用が見事に発揮されてしまったんです。 クシャミ・鼻水を止める事だけしか考えてなかったので、後で思えば自虐行為。 そんな事はおかまいなしに予選開始。 僕以外のマシンは新品スリックタイヤだから皮剥きしてなくて序盤勝負だと思うのに…作戦成功でバリバリ気合い入ってる頃なのに、「良かった〜！」ぐらいにしか思えない。 一生懸命モチベーションを高めてローリングスタートに臨んだ。 だけど思考回路はフリーズ状態なので、ローリングさえついて行けない。 日章旗が振られ、得意のスタートダッシュにも失敗して直ぐに最下位。 「ダメだぁ〜！」と叫びながらも必死に追いかける。 すると次々にスピン大会が始まり、作戦成功に気を良くしてようやく目が覚める事ができました。１０周の予選…優勝候補のマシンも終盤でスピンしていて途中３位まで浮上できました。 しかしさすがは優勝候補！ あっというまに抜かれてしまった。 結果は４位で予選を通過しました。 すべて棚ボタで…♪ 予選終了してピットに戻ると監督さんから「なんでいつもの走りができないの？ いつも通りに走ってれば何も問題ないのに！」と説教を受け…理由が分かっていても話しツライから言い訳を並べておきました。 少し目が覚めてきたけど、相変わらず脳死状態。 せめて１台でも抜いて表彰台をゲットしたい気持ちは強かった。 この時点で『黄色い彗星』はスピンしたので最下位の６位から決勝スタートをするので、黄色い彗星を抑える事も目標にあった。 午後２時に決勝スタート！ イン側スタートは気合い一発で突っ込めるけど、４番グリッドはアウト側なので後続にインを刺されないようにするだけと、レースを組み立ててみた。 ローリングスタート２度目で日章旗が振られて決勝スタート。 １コーナーから２コーナーまで順位の変動は無くキレイにスタート。 ところがＰＰだったマシンが遅い。 直ぐに大名行列が始まり、僕の前のマシンは上手に抜いて行った。 「こいつを抜けば３位だ！」と焦った気持ちと働かない脳のおかげで抜く事ができない。 コーナーでは急ブレーキを踏むので後ろからガッツンガッツンぶつけてしまい、こちらもタイムが伸びずに後続のマシンから煽られる。 何度も何度も前のカートを抜くチャンスはあったけど、上手い具合にブロックされてしまいついにはファイナルラップに突入。 フラフラになるコーナーで強引に抜く事を決めると、その前のコーナーでラインを変えて目標のコーナーを目指そうとした時、後ろからゴツンと… 鋭角コーナーだったのでフルカウンターで態勢を戻した時に、当ててきたマシンに真横からぶつけられてしまい… エンジン停止。 それを横目に黄色い彗星は去って行きました。 ぶつけてきた５位だったドライバーは「ゴメンなさい！ゴメンなさい！」と大声で謝っていたけど…抜くに抜けなくてモタモタしていた僕にも責任はあったのかも知れない。 「お互い様！」と片手を軽く上げて５位でチェッカーを受けてレース終了。 体調管理の大切さを思い知らされたレースでした。 次回１２月１２日は今年最後のレースになります。 シリーズ優勝を狙うシリーズ上位陣に混じって今年最後のレースを楽しみたいと思います。 今回のレースはこれまでで一番悔いが残るレースとなったけど、これも経験の一つと受け入れて次回の肥やしにしたいです。 来年のシリーズ優勝に向けての肥やしにしたいです！ 次回は風邪薬は飲まず…スーパー赤まむしドリンクを飲んで頑張りたいと思います。 赤○ゲ薬局にでも行こっと♪ ｂｙ６０６ |
