606の息抜き 其の弐百弐拾五




2月11日 



本日は一ヶ月+10日ぶりにR2-D2を乗せての試運転ドライブです(^^♪

早起きして、寒さで弱ったバッテリーに充電器を繋いでおきました。

試運転のコースドライブコースは片道30分ほどに在るミシュランビブグルマンに載ったお蕎麦屋さん。

予約不可なので45分前の到着を目指すため、午前9時15分にチキチ基地から606号を出します。

チキチ基地内の温度計は7℃だったので、エンジン始動は胃が痛い(>。<);;;



昼過ぎまで陽が当たらないチキチ基地の外… たぶん5℃くらいかな?

今回は燃料ポンプの鼓動が落ち着いてからアクセル3回べた踏み。

恐る恐るスターターボタンを押す。

一発着火は嫌だけど、初瀑がなかなかこないのも嫌なものです。

3回目の試みでやっと初瀑から~の~毎度毎度ですが漁船の吸排気音(>。<)@

一度軽く吹かせばアイドリングが安定。

これが正解なのだろうか??



水温が60℃を超えても油温は20℃以下なので、ゆっくりと出発。

本当、滑り出しは国産のMT車感覚。



お蕎麦屋さんまでは片道約30分。

二週間前にアイドリングを下げ過ぎてしまったみたいで、信号待ちでの回転数が切なかった。

途中で今年初の燃料補給。(ガソリンが腐るかと思って心配だったよ)



お蕎麦屋さんには45分前どころか60分前に到着(^0^);;;

余裕綽綽で駐車場に606号を停めたのはイイのだが… 臭い! 煙い!

またキャブ周辺でなにかが焦げている(>。<);;;;;

即、心拍数250を超える!

まずは落ち着け。

ボンネットを開けるとか、パイパークロスを引っこ抜く前に消火器だっ!

急いで606号から降りたら…

606号から煙が出ているのではなく、すぐ近くで野焼き大会が始まったところだった(>。<)@

胃液吐いたわ。

風向きが悪いと雪の様に煤が飛んでくる始末。

15分くらい小雪ならぬ小煤に耐えていたら野焼き大会は終了。

予定通り45分前に来てたら煙も煤も喰らわずに済んだのになぁ。



時間があったので恒例の触診タ~イム! ガソリン漏れ~チェーック! @ねるとん紅鯨団

いつもの箇所は湿ってNothing(^^♪

だがしがし…

指にはガソリンが付着してなかったけど、なぜか手首に一筋の輝きが(@。@);;;;;

オイルであってほしい!

百歩譲ってLLCでもイイ!

手首に付着した液体を嗅いでみたら…

(皆さんの期待にお応えして)ガソリンで間違いNothing!



はぁ(*´Д`)



いったい何処から滲み出たガソリンなのだろう?

うちらの他にお客さんはまだ誰も来てなかったので、ボンネットを外してキャブの下を触診。

超クソ面倒極まりないボトムカバーが怪しい。

しかも左右両方ときた!

(キャブの真下は見えないから手探り)

まぁキャブを外すのに1基も2基も大差ない作業だけど… でら憂鬱(T。T)



せっかく『旨い!』と評判の蕎麦屋屋さんまで来て、しかも一番に並んだのに食欲減退っす。

R2-D2曰く… 「点検なんかしなきゃ良かったのに!」と。

R2-D2よ… その通りだけど、それがボヤを体験したA型の悲しい定めなのさ!



凹みながら待つ事30分。

既に長蛇の列。

1番で案内されて、お腹いっぱいいただきました(^^♪ (この時は606号の事を忘れてました)

確かに旨かった!



お店を出て606号を見た時…

本当なら天気もイイし!お腹も膨れたし!遠回りして帰ろう♪ってなるはずでした。

しかし、帰ったらキャブ外さなきゃ!デスビに滴り落ちて火が出ないかな?とりあえずさっさと帰ろう!という結末。



R2-D2が乗り終わるまで時間があったので、さり気なく左右のポンプカバー付近を触診。

あれ? 変だなぁ。

全然湿ってない!

ボトムカバーなら漏れが止まる事はないと思うけど…。

とりあえず帰ろう。



外で並んで待っている人達がこちらを見ているのがセンターミラーに映る。

ここはpetitカッコ良く離陸しなきゃならないというプレッシャーを背負う。

スターターボタンを押してエンジン始動!

一発着火も虚しくまたしても漁船の吸排気音(>。<)

出発時みたいにアクセルを煽ったら被り気味の爆音(>。<)

なんで被り気味?

もうギャラリーなんてどーでもよく、大通りに出るまでマイク・ザ・パイプ交響楽団によるカエルの合唱で離陸。



大通りに出て1速(petit)全開を喰らわせて元通りの吸排気音が甦る606号。

なんで?

お蕎麦屋さんに来るまでアイドリングが低い上に、信号待ちが多かったせいかな?



キャブの吸気音もエンジンの排気音も快感だったので、ほんのちょっとだけ遠回りをして帰宅。



エンジンをかけたままボンネットを外して、パイパークロスを抜き取って点検開始。

ん? ボトムカバーは問題Nothingじゃん。

あーっ! ファンネルを固定する下のボルト付近にガソリンが滲んでる!

やっぱりロングインナーベンチュリーの座りが悪かったのかなぁ?

だけど…

インナーベンチュリーからファンネルの隙間を滲み通って出るのは新車の時からあった事だし…

今までも地味に出てパイパークロスに点で染みた痕跡があった。

K&Nの時はモロに滲み出てアルミサイドパネルに赤い涎の線がいっぱい付着した事もあったぞ。

解決策はファンネルをがっちり固定する事だと思っていたけど、がっちり固定してあるしー!

この部分はパイパークロスに点で染みた痕跡を見ただけで気にも留めてなかった。



エンジンが冷めてからファンネルを抜いてみたら、全気筒ほど良くガソリンで湿ってる。

以前は赤い汁でしたが、透き通ったガソリン。

給油した時にレギュラーとハイオクを間違えたのかと思ったくらい透き通っている。

透き通っているという事は留まってなく、常に流れていたという事だろうか?

この部分はパイパークロスで完全に死角だったなぁ!

また天気の良い日曜日にゆっくりチェックしてみよう(^^♪



気休め&憂鬱の種になるプラグの焼け具合を確認したら…

1番2番が薄いグレー 3番4番が白ぽい状態。

ここはミクスチャーを弄るのではなく、同調で揃ってアイドリングも上がるのでは?



良い結果と残念な結果50:50で、またしても平行線。

オグジュアリーベンチュリー(インナーベンチュリー)の4.5は持っているので、いつでも交換しちゃる(^^♪

あたしゃ~ボトムカバーじゃなかっただけで胃が楽ですわ。

またのんびりとね。



SEVENを『非日常的な車』と思ったり感じたりしてる方は多いと思う。

申し訳ない!

僕はそれほど非日常的だなんて思ってないです。

SEVENに乗ったり、磨いたり、眺めているのが『日常的』なので♪

SEVENに乗れなかったり、修理したり、手元に無いのが『非日常的』だと言う事を…

度重なるアクシデントとトラブルに打ちのめされ、身を持って知りました。

最近は修理するのも日常的になっちゃったけどね(>。<)







by 606