606号 令和の大修理 中間報告





8月24日 



1月28日に606号の修理計画書をユーロネットワークさんに持ち込みました。

店主さんに一通りお願いして、秋頃に606号を預ける段取りが完了。

僕が『秋頃』と決めた理由は、606号による606号の為の定期積立が満期になるタイミングを計算しただけの事。

店主さん曰く、「夏の方が正確なエンジンのデータが取れるので7月・8月がBESTなのですがね。」と…



帰宅後、よ~く考えてみたら真夏はあまり乗らない。

それに真夏はミッションオイルの漏れが加速する。

一晩よーく考え、petit悩んだ挙句…

「やっぱり7月からお願いできますか?」と、翌朝電話でお願いしたら、即快諾してくださいました。



その後… 3月を過ぎた頃からミッションからの異音が大きくなったので段取り変更は功を奏した感じ。

9月いっぱいに修理が終われば消費税が上がる前だし… @小市民



≪606号の修理日記≫

6月3日 : ユーロネットワークさんに電話をして工場に入れる事が可能な日を確認。

「空けてあるのでいつでもOKですよ♪」との事だったので…

お互いに都合が良い6月16日に決定。

日曜定休なのに申し訳ない限りです。



6月16日 : 606号ドック入り。

即、燃焼室の圧縮を測定。

案の定、規定値に合わず高い低いバラバラ。

更にクラッチからの異音を指摘。 (全然気にせず乗っていた僕。)

見ただけでエンジンマウントの陥没を指摘。 (なんとなくそんな気がしていた僕。)

その他次々とダメな箇所が現れる。 (やっぱりなぁ~って感じの僕。)

メインはエンジンのOHとミッションのOH、そして燃料タンクの交換だったけど… 足回りに至るまでダメ。

予想外の修理に予算オーバー必至。

エンジンとミッションが軽症だったら良いのですが…。

見積もりはエンジンとミッションをバラして、いろいろ測定してみないと分からないので、それはまた後日。

日曜定休なのに申し訳ない限りです。



6月22日 : 早速エンジンとミッションが降ろされたみたいです。



6月29日 : (電話にて) エンジンをバラした結果、シリンダーに対してピストンがスカスカだった事が判明。

クリアランスが0.1とな! (基準値0.05)

店主さんも驚いてました。

ほとんどピストンリングだけで動いてたそうで、排気側にオイルカーボンがびっしり状態だったとの事。

確かに… 渋滞や真冬の暖気運転(3分程)でプラグが被ってきてたもんなぁ。

普通に走っていてもプラグがオイルまみれだったし!

パーツを一つ一つ説明しながら、これからの修理を相談してくださるそうなので、急遽明日行く事になりました。

電話のついでに大凡の見積もりを伺って腰が砕けた51歳。

それにしても…

そんな状態で「エンジン絶好調!」だとほざいていた自分が本当に残念ですわ(>。<)@



6月30日 : child7さんのガレージハウス(伊豆)に遊びに行った帰りにユーロネットワークさんに立ち寄りました。

まずはピストン・シリンダーなどなどの測定値を0.000単位で書き出した表を見せて頂きながら説明を受ける。

細かくいっぱい並んだ数字でハクション大魔王状態(@。@)

それでも分かり易く説明してくださいました。

(初めて聞くパーツの名称&役割は全然分からないので分かったフリをしていた51歳)


【エンジンブロック測定結果】

1番ピストン 83.377

2番ピストン 83.370

3番ピストン 83.365

4番ピストン 83.374


1番シリンダー 83.461

2番シリンダー 83.464

3番シリンダー 83.466

4番シリンダー 83.466


1番はクリアランスが0.084で一番基準値に近いのですが、3番のクリアランスは0.101と…

2番・4番も0.093前後でなんともなりませんね。


クランク測定もジャーナル及びピンは半分以上がダメでした。

しかし、これまで5回ほどエンジンのOHを行ってきましたが、このようにキチンと測定して頂いたのは初めて。

今までのOHってなんだったのだろう??

ピストンリングだけを交換するだけのOH??

OHって王貞治の事だったのか??



その後でバラしたエンジンパーツを一つ一つ見せて頂きながら説明を受けました。

シリンダーにピストンリングの無いピストンを挿入して抵抗を自分で直接確かめる。

606号のピストンを手にしたのは初めての事です。

200000km頑張ってくれたピストンを手にした時は胸と目頭が熱くなるほど感動(T。T)

慎重に上から挿入して抵抗を確認。

全く抵抗Nothing!

約倍のクリアランス恐るべし!

その結果、排気ポートから掻き出したオイルカーボンは石鹸1個分ほど(>。<);;;



なぜこんな間違いが起きていたのか店主さんは不思議に思っていました。

1気筒だけなら何かの間違いで済む(済まない)けど、4気筒全部がこの状態。

これが606号不調の原因、そして全ての元凶の始まり。

つー事は… シリンダーにスリーブを打ち込んだ時からなので20年以上前からこの状態だった事になる。

めちゃめちゃいい加減なOHじゃ(>。<)@

『ケーターハム正規ディーラー』という肩書きはクソだと思った。

外してあったピストンリングに、思わず「今まで頑張ってくれてありがとう!」と手を合わせた僕。



ミッションに関しても5速の仕組み、各部の仕組み&機能を分かり易く説明してくださいました。

5速の仕組みは面白かったし、勉強になったなぁ(^^♪

『ミッション丸ごと新品交換』という最悪の事態はとりあえず回避できました。

全てのギアを特殊加工する段取り。



1時間ほどの説明を受けて、エンジンに関しての修理は交換部品の確認と見積もりと併せて方向性を決める。

これはかなりの出費が見込まれる事になりました。

足回り(ブレーキも含め)の一新もあるし、燃料タンクの交換もあるし… いったい幾ら必要になるのだろう?

『やる時』がきた! ただそれだけの事だけど…

誰もがSEVENを手放すタイミングって、『こういう時』なのかな?

お金の問題は間違いなくあるけど、606号とは腐れ縁なので再生不能になるまで僕は直して乗ります。

そう決めて預けたんだし!

他に欲しい車も無いし!

606号を手放したら絶対老けるし!!

それにしても、毎回毎回、日曜定休なのに申し訳ない限りです。



7月6日 : エンジンの修理の方向性が決まった時点で、全ての修理に関する見積書が届きました。

とりあえず予算の範囲内でしたので結構嬉しかった51歳。

これなら10月にやってくる車検に合わせてサイドブレーキを取り付ける事ができる(^^♪

ところが! 見積書をよーく見たら足回り一式の修理代が見積もりに入ってませんでした(@。@)

アラゴスタ4本OHと前後ブッシュ交換を入れるとサイドブレーキ代丸ごと予算オーバー。

となると…

606号が完成しても車検までの一ヶ月間しか乗れなくなる。

これでは本末転倒必至なので、今回は足回りの修理を中止。

606号貯金がマイナスになって、仕事のお金に手を付けるようになるくらいなら606号は要らない。

また『606号による606号の為の貯金』を頑張って、それから足回りをやれば良い事だもん(^-^)v



これで606号の修理内容は全て決定。

エンジン内の細かい部品から、燃料タンクなどの大きな部品が発注される事になりました。

またミッションのギア(1速~5速)はWPC加工・DLCコーティングを施すので外注先へと…。

↓WPC加工とDLCコーティングの詳細↓

https://www.fujiwpc.co.jp/motor-service/dlc.html



全ての事が整うと気が楽になりました。

正直、エンジンはピストンリングの交換だけで済むと思っていたのに、まさかのピストン交換et cetera。

エンジン関係だけで今回の予算の60%を費やしたけど、また10年乗れると思えば安いもんた&ブラザース(^^♪



さぁ!仕事に集中して頑張るぞーっ!

…って、繁忙期終わっちゃったけどね。



7月11日 : 燃料タンクの交換が完了しました。

インジェクション用を少し加工して取り付けられたみたいです。

これでバッフルプレート破断による三度目の燃料漏れを心配せずに乗る事ができる(^^♪

取り外し⇒溶接修理⇒取り付けは実に大変。

バードケージの脱着だけでも一苦労だもんね。

取り外した燃料タンクはROACHさんの6666号に移植予定。(現状は6666号ガレージで保管)



7月18日 : ミッションのOHが昨日完了しました。

気になったオイル漏れの原因は、予想通り前後のオイルシールから。

それと… スピードギアの取り出し口の処理がイマイチで漏れていたそうです。

『年式相応! 滲んで当たり前! 直らないよ!』と言われて診てもくれなかった20数年前。

またしても『ケーターハム正規ディーラー』という肩書きはクソだと思った。

『オイルシールの交換で直るよ♪』と言われてOHをお願いしたら、ますます漏れるようになった7年前。

嘘で塗り固められた人間とは付き合いたくない。



欲は言わない。

滲み程度の漏れなら両手を上げて喜べます。

あとは凡人606がWPC加工とDLCコーティングの効果を体感する事ができるか! w(@。@)w



8月24日 : 1710偵察機による報告を受けました。

≪上画像のヘッド部分の報告≫

ゴールドの部分はベリリウム合金と言われるものです。とてもきれいでした。

旧バルブは段差ができていました。そのため圧縮が漏れ、うまくアイドリングや調整ができなかったとのこと。

小さいほうが排気バルブでバイクのものと思えるほど小さかったです。そのため高回転では高音が出るのでしょう。


≪その他のエンジン部分の報告≫

ブロックは、ライナー部分の加工・研磨が終わり、クランクがセットされていました。

ライナーの部材は良いものを使っているらしく、研磨と大きさ(ボア)の調整で十分いけるとのこと。

クランクはきれいな状態で、曲がり等はないとのこと。メタルは消耗していたので交換されていました。

クランクの状態・メタル等含めいい状態とのこと。手でクルクル廻るほど軽かったです。

ピストンはJE鍛造のもらしいです。現状のブロックではこのピストンの径が合うとのこと。

リングを含めクリアランス調整は終わっていました。クリアランスは0.06でした。

コンロッドも問題なしです。KENTと違うところは、強化ボルトを使用しているところ。


たくさんの画像を添付して教えてくださいました。

心より感謝します! m(_ _)m



下の画像は606号のミッションです。

中身も外身も新品同様(^^♪

やっと『本物』のBDRに乗れるんだなぁ。 @切実



昨日から随分と涼しくなってきました。

6月と7月は雨ばっかり、8月は猛暑で606号に乗れないストレスは溜まりませんでしたが…

天気が良くて涼しくなってくると『乗りたい!』と強く思う。

もうちょっとの我慢だね(^-^)v



606号 令和の大修理 完了報告につづく…





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