606の息抜き 其の壱百四拾七






8月29日 



昭和最後の夏は迷彩服に鉄パチ&半長靴で汗と泥と葉っぱにまみれて終わった。

あれから30年。

振り返ってみれば、あれはあれで悪く無い思い出。



そして迎える平成最後の夏…

できる事なら606号で素敵な思い出を作れたらイイなぁ(^^♪

べつに拘りとか焦りなんて微塵も無いのだが、やはり自己満足だけは欠かせない。



昭和時代を20年生き、平成時代を30年生き… 次の時代は何年生きられるのだろうか?



606号は今日で満26歳。

遂に僕の年齢の半分を上回った。

二桁5ナンバーを見て「何年乗られているのですか?」と知らない人からよく問われる。

「24歳の8月からなので妻より長い付き合いです。」と答えたところからお喋りが始まります。

あっという間の26年だけど、メッチャ濃い26年だったと胸を張れる。

メッチャ濃かった分、貯金通帳の数字がメッチャ薄くなる定め。



数年前に神社の境内に隠しておいた606号を取りに行く時に、女子小学生の後ろを歩いたら変質者に間違われ…

つい最近では電車内で席を譲られ…

昨日、チキチ基地の中で606号のシートに座って位置を調整していたらレストランのバイトの女性に怪しい目で見られ…

なんとなく自分が老いた変態に思えてきた(T。T)

何も悪い事してないのになぁ。

ただ…

昨日もそうだけど、606号のコクピットに座るだけで妙に癒されるようになった。

SEVENで走る事で非日常を感じてストレスを発散していた若かった頃。

それが今では座るだけで非日常を感じられる。

よく考えたら手元に置いてあって、眺めるだけでも非日常なんだよなぁ。

長い事維持していると感覚が麻痺して『不便な車』『面倒くさい車』だと思うようになっていた自分。

若い頃のように好きな時に好きなだけ乗る事はできなくなったけど…

∴乗れる時は若い頃以上に『生きている』という実感を味わえる。



変態は治らないけど、カッコ良く歳を取りたいので今日もトレーニングジムに行って来ます。

ジムから帰ったら606号のコクピットで息抜きだな(^^♪

さすがにチキチ基地の中は暑いかぁ(>。<);;;



画像は一ヶ月前にHITACHI製からNISMO製に交換して頂いた燃料ポンプ。

車の心臓は『エンジン』だ!というのが常識だと思うけど…

燃料ポンプ、ウォーターポンプ、オイルポンプこそが心臓のような気がする僕。

突詰めたらオルタネーターやらプラグにまで至るだろうけど、何か1つでもダメだと不具合を来すのがSEVENでして…

アクセルワイヤーが1mm短くてもダメだし、ニードルバルブがμ単位で曲がっていてもダメ。

まぁ難しい事は分からないメカ音痴。

でもこの一年でだいぶ勉強したなぁ。

とりあえず606号の調子が良ければ平和なのです。

調子がイイだけで息抜きになるのがSEVENなのかな? (^^♪





by606