第17回 全日本ダウンヒルダービー選手権




10月4日 



昨年は台風接近でドシャ降り&レース中止(車検と練習走行まで)になりました。

車検で僕のマシンは3kgの重量オーバーで失格。

サイクルフェンダーを外して再車検で合格。

サイクルフェンダーのステーを外した事によって前輪を支える強度が下がった故に…

練習走行で壊れちゃった。

それでも(サイクルフェンダーを外す前に)デザイン賞を獲得!

ジャンケン大会では高校生とタイマン勝負で大人気なく勝って豪華賞品を獲得!

打ち上げは思っていた以上に旨かった高級中華料理店で盛り上がり♪

雨なら雨で気持ちを切り替えて楽しんだ46歳。



あれから一年…

壊れたマシンはB7さんと一緒に港区基地で直しました。

忙しい時に相手してくださって本当に感謝しています。

4回ほど港区基地に通って、計量化と強度を上げて完成。

組み立てて車重を量ったら36kgだったので、今年は気楽に車検を受けられます。

昨年、自宅で計った時は43kg以上あったので心配でした。

でもまぁなんとかなるだろう♪と思っていたのが間違いでしたね。

ルールは守らなきゃ!



今年は数日前から快晴続きの天気予報。

これぞ正しく『秋晴れ!』ってな天気予報。

(ツーリングの時にこれぐらい晴れて欲しいものだ)

前日の午後からR2-D2と一緒にNew配達号にキズを付けないようにマシンを積み込みました。

縦横キチッと格納できた様は、まるでF1マシンのトランポそのもの。

荷物が多いと何かと面倒なので、必要最小限の工具と私物を積んで準備完了。

明日はできるだけ早く行って、できるだけ広くPITを占拠しよう!

天気の心配が不要な土曜の夜は寅さん観てから安心して眠れます。

606号は車検&整備で手元に無いので晴れても気楽な四十七の夜。





【10月4日】

午前5時起床。

の~んびり身支度を済ませて午前7時ちょい過ぎに出発。

今年は屋台が出ないみたいなので、途中のコンビニで昼飯を調達。

自宅から最短距離で向かったら、30分くらいで着いちゃった。

会場はまだコースも作られておらず…

「一番のりかぁ!?」と思ったら、既に数台のマシンがPITにて準備中。

PITの一番端っこを陣取って、B7さんご夫婦を待つ。

マシンの準備は昨日のうちに殆ど済んでいるのでヤル事がない。

午前8時頃にB7さんご夫婦が到着。

喋りながらマシンの準備を(少しだけ)手伝いました。



早め早めの行動で、一番最初に受付を済ませて…

一番最初に車検を受けて、一番最初に落ち着くチームチキチキ通信。

午前10時30分には全ての準備が完了。



今年の車検は一発合格!

車体重量は40kg以下という規定重量で、今年は38kgでした。

自宅で量った時は36kgだったのになぁ(@。@)

やはり底板を抜いて正解だったみたい。

贅肉の間に冷や汗をかいた47歳。



車検の後はブレーキテスト。

今年は今までで一番ブレーキがよく効いた感じ♪

こちらも一発合格♪



車検とブレーキテストで不合格のチームはドタバタですね。

日曜日にドタバタしたくないチームチキチキ通信は、前日までにドタバタしておく作戦。



午前11時から開会式とドライバーズミーティング。

ゴール直後のクラッシュを無くす為、今年はゴールの先が安全な減速レーンになりました。

これが理想だと思う。

今まではゴールラインを超えたら即左カーブだったので危険だったもん!



正午からノーマルダウンヒルクラス(Aクラス)の練習走行開始。

いや~ぁやっぱり緊張しますね!

緊張というよりも怖いだけ。

スーパーダウンヒルを経験しているのでノーマルダウンヒルはそれほど怖くはないけど…

前日にスパッセ35号@ノブさんの動画を観ちゃったもんなぁ~。

まぁここはひとつ男の子にならなくっちゃね♪



スタートラインに誘導されてグリーンフラッグでスタート!

昨年までは緩かった右コーナーが今年は直角に近いコーナーになっていたので軽くブレーキ。

ビビッてブレーキをかけたのがバレないように少しだけブレーキかけたのに…

大きなブレーキ鳴きがして羞恥心(>。<);

カーブを抜けた所で「カランコロン!」と何かが外れて落ちた音が聞こえた。

なんだろう!?

ホイールを留めているナット??

ブレーキ??

うわぁ~~~~何が外れたんだろう(T。T)??

怖ぇ~~~~よ~~~~!

そんな事を考えながらゴール。

ちゃんと走れたし、ちゃんと曲がれたし、ちゃんと止まれた。

マシンから降りて上まで運んでくれるトラックが来るまでに点検をしたけど何も外れた形跡がない。



トラックに載せられてPITに戻ったらR2-D2から何かを渡された。

受け取ってもそれが何か分からなかった僕。

「途中で落としたよ!」と言われてやっと気がついた。

マシンに(飾りで)装着しているマフラーの先っぽ。

接着するのを二年間忘れてました。

R2-D2が絆創膏で留めてくれたけど… なぜに絆創膏?

拾ってくださったSTAFFの方は、「マフラー落としましたよ♪」と渡されたそうです。

NICE♪



練習走行が終わると二本続けてタイムアタックです。

再びスタートラインに向かう途中でSTAFFの方が「一番速かったねーっ!」と声をかけられた。

「マジっすかぁ!」と10代の口調で返答をする47歳。

ブレーキをかけて1位ならブレーキをかけなければこのまま優勝やんけー!

おおおおおおおテンション急上昇!

やったるでーっ!

もう何も怖くないし、逆に表彰台に立つ姿を想像してワクワクしてきちゃった♪



スタートラインでグリーンフラッグを受けて本番一発目スタート。

もちろんコーナーはノーブレーキ。

コースの中央のみを走る安全策だ!

空気抵抗を抑える為にできるだけマシンの中に身を入れる。

「うおおおおおぉぉぉぉぉーっ!」と雄叫びを上げながらゴールラインを通過。

快心の一撃ならぬ快心の一走り。

タイムを聞いたら24秒ちょいとの事。

練習走行中に聞いた他のマシンが26秒とか35秒とかだったので、小さくガッツポーズ。



トラックを待っている間に次のマシンがゴール。

場内アナウンスで24秒までは聞こえたがコンマ何秒までは聞き取れず…

とりあえず自分が勝った事にしておいた。



ノーマルダウンヒルクラスは10台のエントリーなので本番2本目は直ぐに始まります。

20分後に二本目スタート!

今度はラインを変えてセオリー通りにアウトinアウトでコーナーを抜けてみた。

「もっと行け! もっと行け!」と心の中で叫び続けながらゴール。

今度はジムカーナ大会の如く冷静に場内アナウンスを聞く。

しかし24秒までしか聞こえず… まぁこれが精一杯だと達成感を抱く。



走り終わってトラックを待っている間に愛知産業大学に留学中のベトナム人女性の集団に遭遇。

6台ほど停まっているマシンの中から僕のを選んで写真撮影が始まった(@。@)

片言の日本語で「ノッテモイイデスカ?」と言われて断る理由もなく乗せてあげました。

がっ!

降りる時に慌てたので左サイドミラーを壊されちゃった(>。<)

盛り上がっていた空間が一瞬で凍り付いた。

泣きそうな顔で謝るので、そこは福山雅治さんのモノマネで問題ない事を伝える47歳。

泣かれちゃ困るもん!

しかしコレが意外にウケたので驚きました。

芸は身を助けるっちゅー事やね。

そんなこんなでトラックに乗り遅れて、PITに戻るのが遅くなりました。



引き続きB7さんが走るスーパーダウンヒルクラス(Cクラス)の練習走行が開始です。

スタート位置の雰囲気は先ほどとスッゲー違います。

空気が張り詰めてピリピリしているのが凄く分かる。



16台中8番目の出走なので慌てる必要が無いし、待ちくたびれる必要もないイイ順番。

応援に来てくださったe-doさん、チベット7さんご夫婦、さとうとしおさんに手伝って頂きながら出走準備。

スパッセ35号@ノブさんは2コーナーで動画の撮影中。



練習走行はブレーキ踏みまくりで様子見だったそうです。

タイムアタック1本目は80%に抑え…

タイムアタック2本目は99%に抑え… たのかな? 翌日は出張だから♪

まずまずの好タイムを叩き出したので、チームチキチキ通信念願のW表彰台かと夢が膨らんだ。



記念撮影を済ませて撤収開始。

車をPITまで持って来た時に「凄い!凄い!3位だよ!」と皆が僕に言うから、僕が3位だと思ったのに…

「B7さんが3位らしいよ!」と…。

「僕は?」と聞いたら、「下から3位!」と…。

練習走行の1位って…。

「うおおおおおぉぉぉぉぉーっ!」と雄叫びを上げながらゴールラインを通過した意味って…。

小さくガッツポーズした僕っていったい…。

ケータハム16(マシン名)は10台中7位でした(^0^)v



表彰式でB7さんはカッコ良く表彰されました。

更にデザイン賞も受賞。

僕はジャンケン大会で1回勝ちました。

違うステージでも勝ってなんぼ(^0^)v



大いに盛り上がった表彰式が終了して撤収再開。

さとうとしおさんとスパッセ35号@ノブさんとは此処でお別れ。

e-doさんとチベット7さんご夫婦の7名で予約しておいた高級中華料理店で2時間半の打ち上げで〆ました。

打ち上げも盛り上がり過ぎちゃったね(^-^);



B7さんが作ってくれたおかげ&直してくれたおかげで一日楽しく遊べました。

心から感謝しています。

また応援&お手伝いに来てくださった方々、本当にありがとうございました。

そして参加者の皆さん、大会関係者の皆さんお疲れ様でした。





by606