5月20日 日曜日 はれ|くもり



新蕎麦の季節がBESTだと思う開田高原ツーリング。

鼻が壊れている僕は新蕎麦の香りが楽しめないから、べつに新蕎麦の季節に拘らない(^-^)

拘れない(T。T)

真冬じゃなければ、いつ行っても失敗は無いだろう。

失敗しても何が失敗だったのか気がつかない606ですから…。



桜が満開だった一ヶ月くらい前に、配達号で下見に行ってきました。

道路状況・時間配分などなどをチェック。

毎度、下見の最重要課題は『昼食場所』です。

開田高原周辺の蕎麦屋さんは、何処も午前11時からの営業。

蕎麦屋さんに限らず、ほとんどの飲食店はその時間がオープン時間でしょう。

それを覆す事は無理。

帰りの時間を逆算して渋滞を避ける為にも、昼飯は早いほうがいい。

早朝出発の第七小隊にとっての昼飯時間は午前10時くらいがBESTですもの。



そんなお昼ご飯の場所は、何気なく立ち寄った彩菜館さんで一瞬にして決まった。

産直・土産屋さんの奥に在った『あいばし亭』さんでメニューを見ていたら、店主さんらしき人と出会い…

ツーリングの下見に来てる旨を告げると、「大勢でしたら午前10時からでもイイですよ♪」

と笑顔で受け入れてくださいました。

此処なら駐車場も広くて綺麗なので一石二鳥。

お土産も買えるから一石SUNTORY。

この日は午前11時に蕎麦を食べて彩菜館さんを後にしました。


帰りのルートもプチ変更。

毎年、道の駅/平成まで行って、解散してましたが…

舞台峠から中津川ICに戻るコースで下見をしました。

新鮮さもあって眠くならずに済みそうだし、道も綺麗だったので、帰りのルート変更も決定。

実のある下見でしたよ。



週間天気予報は一週間前から晴れマーク先行。

78364(悩む無用)でツーリング前夜まで過ごす事ができました。

がっ!

最後の最後に晴れマークが消えて曇りマークのみ。

にわか雨の可能性もあるとかないとか…

特に太平洋側はヤバイみたい。

でも目的地の開田高原は晴れマーク先行のまま♪

プチ胃を痛めつつ午後9時に消灯。




5月20日(日曜日) 午前4時起床

胃薬代わりの星が見えない(>。<)

それどころか結構厚い雲が広がっている。

案ずるより進むが易し。

珈琲とドーナッツで朝食を済ませて、チキチ基地を午前5時15分に離陸。

神社裏で5分間暖気をして出発しました。



午前5時には既にしっかり明るい季節。

故に雲もハッキリと確認できる。

ただ… 進行方向の雲は薄い。

それだけで右足が軽くなり、左手と左足がそわそわしちゃう♪



東海環状道/鞍ケ池PAにてトイレ休憩。

朝の気温は15℃前後でヌル寒い。

集合場所の恵那峡SAまでトイレは我慢できなかった。

珈琲の利尿作用は侮れないね。



恵那峡SAには一番のり!

それもそのはず… 午前7時半の集合なのに午前6時半に着いちゃったもん。

しかも出発時間は午前7時45分ときたもんだ(>。<)@

自分で時間を決めておきながら、結果的に計算が下手な606でした。



午前7時くらいから次々と到着。

各自満タン給油。

心配していた空模様は時間が経つに連れて良い方向に転がった。

残念だったのは、体調不良や故障・不具合で数機がリタイアだった事。

体調不良でSEVENに乗ってもキツイだけだし…

山奥で故障しなかったのが不幸中の幸いかと…



午前7時45分 定刻で恵那峡SAを13台で出発しました。

次のICである中津川で降りて国道19号線にスイッチ。

国道19号線の交通量が少なかったので、全機隊列を乱す事無くスイッチできました。



国道19号線は平和なスピードで、の〜んびりツーリング。

青空も広がってきて、気温もテンションも上昇。

反対車線側では大掛かりなネズミ捕りをやっていた。

SEVENの排気音が気に入らないのか…

座っていた警察官が一斉に立ち上がって睨んでくださいました。

陽気にホーンでも鳴らして挨拶しようかと思ったけど…

触らぬ神に祟りなし。

触らぬ御上に祟りなし。



超大型トラックに先導されながらも、の〜んびりツーリング♪

長いと思った追い越し車線で超大型トラックを抜いたら、追い越し車線が即終了。

606号だけ飛び抜けちゃった(>。<);

もうすぐ休憩場所である道の駅/木曽福島。

このまま行くっきゃないね。



道の駅/木曽福島に着いて1機合流。

606号から降りて、超大型トラックを見送りつつ、皆が入ってくると思ったら…

2番機が超大型トラックに追従しながら道の駅を通過しかけた。

ビックリして手を振りながら猛ダッシュ!

気がついてくれたみたいで、奥の入り口から戻って来てくれましよ。

久しぶりに全力疾走なるものをしたなぁ(>。<);



道の駅/木曽福島はひっそりとして人気が少なかった。

しかしSEVENが14台入ったら、何処からともなく人が集まって来て人だかり。

ちょっとした展望台から御嶽山の頂上を拝む事ができました。

雪と山の地肌のコントラストがなんとも勇ましい御嶽山。



トイレ休憩のみで道の駅/木曽福島を出発。

坂の途中にある道の駅なので、隊列は寸断されてしまった。

でもすぐに国道361号線に左折するから問題なし。



国道19号線を左折して国道361号線にスイッチ。

「左折して暫くはスピード違反の取締りをやっているので注意してくださいね。」

という情報を彩菜館さんの店員さんから頂いていたので、隊列を整えながら進む。

とは言いつつもペースカーに阻まれて制限速度以下。

乗用車は次々とペースカーを追い越して行くけど…

ツーリング中での追い越しは御法度の第七小隊。

『譲られるまで待とう』の精神で、じっと我慢。

じっと我慢…

ひたすら我慢…

…。

「ちょー! いい加減にせーよ!」と思えてきたので、ヘッドライトを点けて意思表示。

パッシングやウインカーは出しません。

マナー良く、さり気なく、優しくヘッドライトをHIビームにして意思表示。

暫くして退いてくれました。

がっ…

そこからすぐ先には追い越し車線が広がっていました。

空回りと無意味さが交わったひと時。



彩菜館さんまであと少しの所にある水生植物園にて小休止&記念写真(上画像)。

本当は道路の向こう側にある水車小屋と小川の辺りで撮るつもりでしたが…

田んぼに水が張られていたので、荒らしてもいけないと判断。

靴が汚れるのも嫌だったので、新緑が眩しい山を背景に撮りました。



短い小休止で水生植物園を出発。

予定では午前9時頃に彩菜館さんに到着する段取りでしたが、既に午前9時40分。

午前10時に貸切予約をしていただけに、プチ焦り気味の606だったのよ。



御嶽山がドーンと現れる坂道を越えて、毎年お邪魔していた『まつば』さんの手前にあるのが彩菜館さんです。

少々遅れての到着となりましたが、なんとか午前10時前には着きました。

SEVENを横一列に整列させて駐車。

速攻で店主さんに挨拶に行って、皆でお店に入りました。

本当は午前10時までお買い物タイムの予定でしたが、逆になっちゃいましたね。



あいばし亭さんは蕎麦の他にもメニューが豊富なので、ガッツリ系の仲間は蕎麦以外に走りそう!

前以って「たくさん蕎麦を打っておいてもらうので、蕎麦を食べてね!」と伝えておきました。

「俺、カレーライスにしようかなぁ♪」

「んじゃトンカツ定食にしよう!」

などと言う苛めっ子もいたけど、皆さん蕎麦を注文してくださいました。

結局選べないメニューにして… ごめん! m(_ _)m



ざる蕎麦は普通盛りで900円。

1.3倍の大盛りは100円増しで1000円。

しかも税込み。

実際、普通盛りでも大盛りぐらいの量でして… 大食漢の僕でも大盛りがキツかったほど。

それでも食べれたのは、蕎麦が美味しかったから♪

更に季節の天ぷら盛り合わせを各テーブルごとにサービスで提供してくださいました。

これには感激(T。T)

ツーリング先で優しくしてくれるお店に出会えると、本当に幸せを感じます。

日本平の月日星さんと、彩菜館あいばし亭さんは第七小隊の素敵な駐屯地です。



食事の後はゆっくりとお買い物。

名物のコーンスープや開田蕎麦などを買いました。

僕は『とうもろこしクランチ(ホワイトチョコ)』を一袋だけ買ったけど…

これがスッゲー美味しくて、もっと買ってくれば良かったと後悔しています。



彩菜館さんの店主さんに挨拶をしながら午前11時過ぎに出発。

此処から先は御嶽山を眺めながら、走りのプチステージです。

ところが!

まさかの道路工事で通行止め。

下見の時も工事中だったけど、片側通行で通過できたのに。

迂回路を示す看板があったけど、アドリブに弱い方向音痴の606にとっては、久しぶりのピンチ。

戻るワケにもいかず…

今まで走った事もない方向に左折。

「元の道に戻れるのだろうか?」

「そのうちに林道になるんじゃなかろうか?」

「国道19号線に出ちゃうかも!」

心配と不安を背負って走る先頭の悲しい定め。

胃液の酸っぱさを喉元に感じる。



迂回路を暫く走ったら視界が広がった。

それと同時に御嶽山がスッゲー近くに見えて感激!感動!

いったい何処をどう走っているのか全然分からない状態だったけど… 楽しかった。

一本道だったから成る様にしか成らないという諦めも半分あったよ。

いつの間にか国道361号線に戻っていたから不思議。

迂回路が導いてくれた素敵な道でしたね。



国道361号線から鈴蘭スカイラインを目指して疾走。

暑くもなく、寒くもなく、風もない。

乾いた空気と新緑がとても気持ち良かったです。

タコメーターと気分が連動するかの様に跳ね踊っていました。



鈴蘭スカイライン手前では猿の群れに遭遇しちゃったので、ホーンを鳴らして道を開けてもらいました。

襲ってこないかと心配でしたが… 難なく通過。

鈴蘭峠の頂上では、木の枝だと思ったらデッケー蛇だったのでビックリ。

上手く跨いで通過したけど… 後続は踏まなかっただろうか?

帰ってからボンネットを開けたら見慣れないホースが… だなんて事のないよーに♪



ちょっぴり横Gを楽しんで道の駅/飛騨小坂に到着。

この時点で正午過ぎ。

此処でトイレ休憩&ソフトクリーム休憩。

この道の駅のソフトクリームは美味しいね♪

この道の駅を出たら国道41号線で燃料補給の段取りだけど…

皆さん中津川ICまで帰れるくらい燃料が残っているので、GSは通過する事にしました。

燃料補給が一番のタイムロスだもんね。

燃料補給を省略できたので、時間に余裕が持てるようになりました。

まぁ渋滞の心配がない限り、昼飯後の時間配分に関しては、割とルーズなのも第七小隊。



のんびり休憩をした後に道の駅/飛騨小坂を出発。

国道41号線をひた走り…

国道257号線との分岐交差点を直進。

ツーリング史上初めての舞台峠に進みました。



舞台峠は正にSEVENの本領が発揮できる道。

『軽さはPOWER』 それを体感できる道です。

下見の時は配達号だったので、そりゃあもうストレスの溜まる事と言ったら…。

ほぼ直線に近い急勾配。

バイクにだって追いついちゃうSEVENって、やっぱり素敵。

キャブの雄叫びが木霊してました。

本当は2速全開で駆け上がりたかったのですが…

燃費の悪い606号は、既に燃料残警告灯が光っていて、ハーフアクセル。

それでも十分楽しかったです。



舞台峠を過ぎてからは隊列が途切れてしまったのと、トイレ休憩の為に道の駅/花街道付知に着陸。

なぜかこの頃酷く疲れを感じていた606。

原因はゴーグルのベルトがキツくて、頭の血管を圧迫し続けていたみたい。

梅雨明けまでに策を考えよう。

とりあえず此処、道の駅/花街道付知にて解散宣言。

その解散宣言さえ上の空で… 大変申し訳ない。



道の駅/花街道付知から、中津川ICまでが結構遠くて、重ね重ね申し訳ない。

中津川IC付近では雨雲に覆われたけど、一滴も被弾せず。

そんな雨雲と疲れでキレやすくなっていた僕。

国道19号線への合流車線に路駐していた車に少しだけキレてしまった。

あんなに狭くて短い合流車線に路駐して渋滞を起してるんだもん!

警察官モドキや法の番人モドキみたいには書かないけど…

キレたなぁ。



なんだかんだで中津川IC到着は午後2時半ちょい過ぎで、恵那峡SAも空いてて良かったです。

一斉に第七小隊がGSに入ったので、GSだけはパニックになっていましたが… 問題なし!

雨雲は高速道路をちょっと移動しただけで散ったので… 問題なし!

なぜか此処でも解散宣言していた606… 脳に問題あり!


全機燃料満タン&流れ解散で帰路につきました。



天気予報と出発時の空模様にはドキドキさせられましたが…

一生に一度の金環日食が見れるよりも、月に一度のツーリングが晴れてくれるほうが嬉しい606でした♪





【ツーリング参加者】
(参加表明順)

yasuさん
55さん
to-daさん
c-doさん
ムッシュさん
さとうとしおさん
岡崎7さんご夫婦
ドクトル彦さん
豊田1700さん
くらしっくさん
shige1710さんご夫婦
e-doさん
koba-5009さん
606夫婦

以上17名14台 一日お疲れ様でした。





帰りは606号をRATさんに預けて、ムッシュさんに家まで送っていただきました。

606号のキャブはOH中でした。


今回のツーリングは606号のキャブを45φ2基じゃなくて、借り物の40φを2基積んでの走行。

中低回転域がとても滑らかだし、かぶる気配すら感じないフィーリングはツーリング向き。

ただ高回転や発進時には少しだけストレスを感じました。



BDRに40φ2基を積んで、最高のセッティングで走れた事は、凄くイイ体験でした。



5月23日に45φに戻った606号が帰ってきました。

吸気音・排気音に懐かしさを感じながらチキチ基地に格納。

やっぱ45φのほうが好きだな(^-^)








by606

開田高原&舞台峠ツーリング