富士山のある景色を走るのを、一年の〆としたいチキチキツーリング。  そう思ったのは2008年〆ツーリングと称して御前崎に行った時に、駿河湾の向こうにクッキリと富士山が見えて、上手い具合に記念写真が撮れたからです。

 そして昨年の2009年〆ツーリングは天城峠と西伊豆方面から富士山を眺めながら走った。


 3年目の富士山〆ツーリングは…  正直言ってネタに困りました。  何処からでも富士山を眺めながら走る事はできるけど、まだ一年を〆るには早過ぎる。  箱根・芦ノ湖方面も考えたけど…  一度SEVENで富士山を登ってみたかったので、今回のコースを企画してみた。


 コースは簡単に決める事ができたけど、「富士山で美味いモノって言ったらなんだろう?」という『素敵な景色と美味いモノを目指すツーリング』を大義名分としてやってきた悲しい定めで…  この部分では意外に悩みました。
 しかしそこはネット時代が手助けしてくれて、『富士山』 『名物』 『美味いモノ』で検索したら『富士宮焼きそば』がHIT。  チキチキもデジタル化したなぁ〜と…。

 だけど富士宮焼きそばのお店が何処にあるのか全然分からない!  近所の焼きそば屋さんに行く感覚とは明らかに違う!


 またしてもPCの力を借りて検索したら、富士宮市の『伊東』さんというお店がすぐにHIT。  その他たくさんの富士宮焼きそばのお店が表示されました。
 評判の良さと駐車場の広さが決め手となり、伊東さんに決定。  富士山からほぼ一直線で行けるのも素敵だったもん♪


 コースとお昼ご飯の場所が決まれば地図を描いて下見にGO!
 10月31日のロータスデーが台風で中止になったし、雨も降り続いていたので絶好の下見日和になりましたわ。  
 午前5時に家を出て、配達号で地図とカーナビを駆使して目的のコースを走って、富士宮焼きそばを腹いっぱい食べて午後2時に帰宅。  時間的にもベストな段取り。 

 チキチキ集合場所の赤塚PAは、24hコンビニがあるしトイレも綺麗だから、ちょっと前からトラックターミナルと化しているので新城PAを集合場所に選択。  新城PAは自販機以外なにも無いし、トイレもイマイチだからスッゲー空いていました。
 

 裾野ICから南富士エバーグリーンライン、そして富士山5合目往復を経て富士山スカイラインが終わるまでは落ち葉が雨で濡れ固まっていて、落ち葉の轍ができていた。  特に富士山4合目までは最悪の道になっていた事を確認。
 これはツーリング前日前夜に雨が降ったらSEVENでは酷道になるという事。  ツーリング3日前まで雨が降らなければ、富士山5合目アタックは行えると判断。  前日が雨だったら富士山5合目アタックは中止と決意。  危ねーもん!


 富士宮焼きそばのお店は初めて行くお店だし、B級グルメランキングでは常に上位にランクインしてるだけあって、スッゲー敷居が高くて入りにくかったです。  常連客らしい人も数人居たので、若干浮いた感じでお店に入りました。

 メニュー表を渡せれたけど、前もって『五目焼きそば』がお勧めなのを知っていたので大盛りを注文。  あとホルモン焼きそばも注文。  この時、「五目とホルモンの大盛りを二つ!」と注文してしまい…  気がついたらお好み焼きを焼き始めたので、「いやいや!焼きそばです!」と言おうかどうかスッゲー焦ったけど、お好み焼きは別の電話注文だったので一安心。  ちゃんと目の前の鉄板の上で五目焼きそばとホルモン焼きそばを焼いてくれました。

 ずーっと黙って焼いてくれているので間が持たず…  怒ってるのかな?と気を使ったA型の悲しい定め。
 食べ方の儀式とか知らんし!  僕は空腹だったので僅か5分足らずでホルモン焼きそば大盛りを食べちゃいました。  美味かったです!
 お支払いの時にツーリングの話をしたら、笑顔で快く了解してくれて、店の前で見送ってくれました。  感じのイイ大将で良かったぁ♪

 
 下見は大成功!  あとは天気だな。  秋の空は読めないもんなぁ(>。<)


 そんな天気は一週間前の天気予報からずーっと『曇りマーク』だった愛知・静岡。  降水確率も40%と高めに推移し続け…  2日前の金曜日まで全く変わらない週間天気予報だった。
 それなのに…  参加表明は次々と届くから不思議でした。
 当初、この時季の富士山登頂という事で10台集まれば多いほうだと…  ところが、あっという間に10台を突破して15台以上になり…  土曜日の正午を待たずして、自分の容量である20台を突破してしまったので参加表明締め切り!  

 焼きそば屋さんには「10台くらいで来ますので♪」と下見の時に伝えていたのに…  (^-^); ヤバイかな?


 前日の土曜日には天気予報が急上昇!
 (@。@)急降下する気配だったのに…  テンションも急上昇!

 仕事の暇をみて606号の点検&整備を昨日までに済ませておいたので、前日にバタバタする事も無く…  こうやってのんびり報告書を書いてる始末。
 それでも地図をコピーしたりカメラを準備したり大変なのよ♪  仕事じゃないから笑顔でできるけどね♪  天気の心配も無いし!
 ちょこっとだけ606号を試運転してこようかな♪  天気がいいと前日から何でもできる♪  
 笑顔が見たくて(^-^)


 さぁ! 明日は午前3時半に起きて4時半出発だっ!!  今夜は20台のプレッシャーで眠れるかな?  




 
 ■11月14日 (日曜日) くもりのちはれ■

 午前3時半に目覚ましをセットしても、午前3時前には目が覚めてしまうA型の悲しい定め。

 Yahoo!天気予報では降水確率が0〜10%だったのに、weathernewsでは一週間前から今朝まで胸を張って40%を表示していた。  人間とは自分に都合のいい方を何でも選ぶもの。  僕だってYahoo!天気予報が降水確率0%でweathernewsが降水確率100%を予報していたら、間違いなくYahoo!天気予報を信じる。
 そんなもんだよね。  どんな事だって…。

 予報はあくまで予想。  百聞は一見にしかず!  カーテンを開けて窓の外を眺めてみりゃ分かるさ♪  たぶん星がキラキラしているに違いない。  真っ暗な夜明け前の空を眺めてみる。
 (>。<)スッゲー雲ってんじゃん。


 ダラダラと身支度を済ませて、午前4時ちょい過ぎに配達号でチキチ基地に向かいました。  フロントガラスに水滴が1つ… 2つ…  「ワイパーの露が舞い上がったのだろう。」と思ったが、交差点で停まっても1つ… 2つ…  「あれ? 雨じゃん!」  まさかの雨に意気消沈。  どの天気予報も「雨」だなんて言ってなかったから合羽なんて持って来なかったし。
 「春雨じゃ濡れて参ろう!」ならいいけど、秋雨だと「秋雨じゃ風邪ひいて寝込もう!」になっちゃう。  面倒くさかったから取りに戻らなかった中年の悲しい定め。


 「せっかく綺麗にしておいた606号を濡らしたくないなぁ。」と…  自分が濡れる事よりも愛機の心配をする辺りは、まだまだ少年。


 ところがチキチ基地から606号を押し出す前に雨は止んだ。  (T。T)止んでくれた!
 路面なんて全然濡れてないから問題ない(^-^)  絶好調やん!  でも道中降るだろうなぁ。  新城PAで雨が降っていたら避難する場所ないぞ。  富士山はもちろん富士山スカイラインも走れたもんじゃない。


 不安に不安を背負ってバイパスからオレンジロードを抜けて音羽蒲郡ICから東名高速道路に上がりました。  午前5時過ぎ…  曇っているからまだ真っ暗。
 いつもの集合場所である赤塚PAに間違えて入りそうになるし…  前のトラックを追い越そうと追い越し車線に移ったら、あっという間に後ろにつかれて機関銃の如くパッシングを浴びせて抜き去って行くベンツ様。
 なんだか今日は悪い予感がしてならない。


 新城PAには午前5時15分に到着。  ココも結構混んでるじゃん!  まだ誰も来てないみたいだけど…  第1集合場所に集まる台数が13台だったので、広いスペースを探しながらパトロールを開始。  一番先っぽに石政さんが待っていてくれました。
 初対面同士なので、ぎこちない挨拶で申し訳ありません。  後から来るchild7さんとは面識があったみたい。


 出発までに地図を配って簡単且つスピーディーに説明。  SEVENで到着して早々に説明されても困るよね!  感覚はまだ高速道路を走ってるだろうし(^-^)  でも一応は説明したいA型の悲しい定め。


 「出る時に雨降っててさぁーっ!」  「走ってたら雨降ってきたよ!」と…  やっぱり雨降ったんだね。  僕は雨を確認したけど606号には一滴も被弾しなかった。  でも雨の話題に入りたかったので、「西尾も降ってましたよ!」と…とりあえず情けを買っておいたのはココだけの話です。


 13台集まるはずが12台しか到着していない。  出発時間になっちゃったし、連絡も無いので予定通り午前5時45分に新城PAを出発。  まだまだ暗かったので、606号のミラーに映る『二十四の瞳』を見て、一人感動して涙を流してしまった。  同じ低さで…  とても綺麗な光。  今度はしっかり目に焼き付けておきたい。  一生忘れないように。


 暗いうちは走行車線を100〜110km/hで進行。  眠くなるスピードですね。
そんな眠くなるスピードだけど疲れ方は優しいです。  長距離移動はガンガン行くと帰りに眠くなります。  疲れるでね。  そんな事も7年目にしてやっと分かってきた僕。
 高速道路での移動は時間がある程度まで読めるので、予定通りにツーリングが進むから気楽。  ICからICまでなら誰だって100台でも200台でも率いる事ができる。


 牧の原SAまでの各PAから静岡小隊さんがスクランブル合流。  PAの手前からホーンを鳴らして合図をしたけど…  誰も聴こえなかったみたいですね(^-^)  連打するSEVENの排気音を頼りにスクランブル発進されたみたい。  百聞は一見にしかず!  百ホーンは一排気音にしかず!  ってか?
 くらしっくさんは本線上から確認できたよ♪


 いつの間にか『三十二の瞳』になった小隊は、無事に牧の原SAに到着。  スパッセ35号さん待たせてゴメンね。
 この日は富士スピードウェイで大きなレース&イベントがあったので、牧の原SAは大混雑を予想していたけど…  予想に反して空いていた。  ココで30分弱のトイレ休憩と燃料補給。  チキチキ定番の場所ですね。  今度はイチゴ狩りで来るのかな?


 午前7時5分、予定通り牧の原SAを出発。  高速道路本線上直線でも最後尾が見えない隊列となって裾野ICを目指しました。  静岡県が温暖なのか?  今日が特別暖かいのか?  家を出る時に貼った足裏カイロが熱いわ蒸れるわで大変でしたよ。


 晴れていれば左手にドーンと現れる富士山を拝めるけど…  今日は曇っているから諦めながら日本坂トンネルを潜り抜けた。
 富士山見えるじゃん(^0^)♪  ハッキリ&クッキリとは見えない。  でも「これなら5合目まで行ける!」と、左手で小さくグーを握りました。
 富士山が見えると見えないとでは萌え方燃え方が違う!  ダメだと思った事がダメじゃなかった時の喜びは最近頻繁に感じる42歳。


 由比PAの手前のトンネルを抜けたらモノクロの富士山が大きく現れて再び感動。  僕…  この景色が大好きです!  走行車線と追い越し車線をたくさんのSEVENが走ってる絵を富士山をバックにして撮りたかった。  叶わぬ夢に終わりそうだけど、僕より後ろを走っていた仲間が目に焼き付けてくれたら嬉しいなぁ♪  めちゃめちゃ素敵な景色だったね。


 だーっと走り抜けて帰りに上がる富士ICを通過。  てっきり次のICが裾野だとばかり思って、時間の余裕に浸っていたら…  『裾野ICまで27km』という看板を発見。  沼津ICがあったのね。  静岡は長いなぁ♪  ちょっと時間に焦り始めた606でした。


 『つまらない道』という酷評も多い高速道路だけど、こうやって小さな物語や素敵な景色を味わいながら走れば楽しい道ですよね。  緑の匂いが一瞬で潮の匂いに変わったり…  天気がコロコロ変わったり…  速いスピードで距離を走れる便利な道。  今日までどれだけ606号で走ったのだろうか?  懐かしい事を思い出してみたり、細かいところまで噛みしめて走ってみた。


 午前8時ちょい過ぎに裾野ICに到着。  急遽用意した第3集合場所…  東京・群馬・長野から来られる方の集合&合流場所としてだけでなく、牧の原SAから来た本隊の燃料補給&トイレ休憩場所としても利用させていただきました。  前もってココのGSには電話で連絡しておきました。  なにせ下見で偵察してなかった場所だったので、営業時間と燃料補給機の台数と広さを電話で確認。  一度に入れる台数は15台くらいが精一杯と聞いていたので、SEVENなら20台は可能だと勝手に判断。

 そんなGSは反対車線側だったので、信号を急いで右折して入店。  急いで右折した勢いのまま段差を越えてしまったので、久しぶりに激しく606号の腹をコンクリートに激しく打ち付けてしまった。  腹というよりは胸かな?
 606号を邪魔にならない所に置いて、後続を誘導。  全機見事にGS内に収まったのを確認してから、ココで待ち合わせのエードスズシロさんと440さんに挨拶。


 全機給油完了&全員トイレ休憩完了で速やかに出発。  ダラダラしてたら時間が勿体無いし、GSにも迷惑だからさっさと出ます。
 しかしそこはIC付近の大きな交差点。  ちょっとやそっとじゃ隊列を整えながら一斉に離陸はできません。  信号でブチブチに途切れてしまったけど、途中の広い道で全機合流して隊列を整えて前進しました。
 ICより富士山側は極端に交通量が減るので隊列を整えるのが楽でしたよ。


 細い山道をクネクネと走り抜けて富士サファリパークの前の道を右折。  19台だと全機渡り切るのは不可能な事は百も承知。  前もってメールで添付送信した地図でコースを予習してくれた事が役に立つ時がきた!  簡単な地図だけど要所要所は確実に押さえて描いたので少しは役に立つはず。  南富士エバーグリーンラインを全機無事に突き進んで来ると信じていました。


 南富士エバーグリーンラインは500円の有料道路。  SEVENなら余裕で潜れる遮断機なんだけど…  それは犯罪だし、『監視カメラ作動中』の看板もあるのでキチンと1台ずつ500円を投入して通過。
 SEVENの位置からではシートベルトを外さないとちょっと無理な高さ。  面倒だったけど中腰で100円玉5枚投入!  暫く反応しない年季の入った遮断機。  現役で動いてるのが不思議なほど。

 ゲートが上がったら一気に5台ぐらい通過できそうな気もしたけど…  これも犯罪ですね。  YouTubeに投稿されたらチキチキツーリング一斉検挙だ!  時間はかかったけど1台1台通過。
 
 この南富士エバーグリーンラインはSS(スペシャルステージ)と称して水ケ塚Pまでフリー走行にしようと思っていましたが、そこはやっぱりツーリング。  料金所から少し走った直線道路の端に停めて全機到着を待ちました。


 待ってる場所からは大きな岩が邪魔をして富士山が見れなくて残念だったけど…  下から排気音を木霊させながら駆け上がってくるSEVENに18回も痺れさせれました。  チラッと見えては隠れるSEVENの姿は、小さいけどオーラは強くて大きかった。


 19台連なってスキー場のお客さんの目の前を通過。  遠くから手を振ってくれた人がいたよ。
 yetiスキー場は日本で一番最初にオープンするスキー場で有名ですね!  駐車場はほぼ満車でしたね。  南富士エバーグリーンラインを通過する車はスキー客だけなのかな?  結構楽しめるコースなのにね。


 南富士エバーグリーンラインから富士山スカイラインに合流。  通常なら信号機があっても不思議じゃない交差点なのに、さすがは富士の裾野!信号機がありません。  遠くにあるカーブミラーと直接目視で右から来る車に注意しながら左折して、すぐに左折で水ケ塚公園Pに到着。
 富士山スカイラインをもう少しだけ右方向から進んで来ていたら、わずか15分ぐらいのドライブで御殿場市・裾野市・富士市・富士宮市を走れる特異な地形。  そんなのも富士山だからこそかな?  本物の地図で確認してみてください。  きっと笑えるよ♪


 水ケ塚公園では30分弱のトイレ休憩とお土産を買う時間にしました。  この時既に富士山5合目を目指している時間だったので、30分弱の内に更に記念写真も撮るという忙しい時間割。  忙しくてゴメンなさい。
 この先でお土産を買う店は無いので、富士山!と書かれたTシャツや、登山用の杖・提灯・携帯酸素などを皆さん競いあうように購入してました。(嘘)


 記念写真の場所は下見でロケハン済みだったけど、さすがにSEVENを並べたら1台でも多く入れたくて欲を出してしまい…  アングルがなかなか決められずに苦しんだA型の悲しい定め。  だって下見の時はココ(表紙画像)でも富士山は全然見えなかったんだもん!  手前2本の木の後ろは真っ白でした。  ちなみに今回の記念写真…  富士山は合成で上手くハメ込んだだけですがね。(嘘)


 富士山の手前の山は宝永山で、富士山の6合目から7合目ぐらいで噴火があった時にできた山だそうです。  だからその中腹の凹みは自衛隊の大砲を撃ちまくって出来た凹みではないという事です。

 宝永という事は、江戸時代にできた山なのかな?  よく分からないけど…このアングルからの富士山はイマイチ人気が無いみたい。  こういう絵は雑誌やテレビでもあまり見ないもんね。  もう少し上の方に雪が積もっていたら『らしい絵』になったんだけど…  わがままは言いません。  ここまで富士山の雄姿が見れたら文句ないね!  あの空模様でコレだけ見れたら嬉しいぐらいだよ。  ありがとう富士山。


 記念写真は久しぶりに気合を入れました。(もちろん普段も気合入れて撮ってますが)
 何度も何度も試し撮りしてから撮ったよ。  だって夏の終わりに行ったチキチキ峠での記念写真が真っ黒で悩み苦しんだもん。  やはりシャッターを叩いて撮るぐらいの慎重さがあってもいいですよね♪  おかげで上手く撮れたと自負しておりまするん♪


 富士山5合目で撮る予定だった報告書用の画像が上手く撮れたので富士山5合目はスルーする予定でした。
 がっ!  「せっかく上ったのだから、ちょっとぐらい停まろうよ♪」という声が…。  そうだよね!  そうだよ!!  せっかく来たのだから少しぐらい富士山5合目を味わう時間も必要。  だけど焼きそば屋さんの予約時間も気になる。
 
 「じゃあ予定した駐車場に頭から駐車します!」と伝えて最初の目標である『SEVENで富士山5合目アタック!』を遂行。  一斉に水ケ塚公園Pを出発しました。


 プチ紅葉を眺めながら富士山スカイラインを左方向に進んで暫く行くと右に進む道が現れます。  それが富士宮口5合目に進むルート。  大きな交差点なのだけど、やっぱり信号機は無い。
 そのルートの入り口に『冬季閉鎖は11月24日から』と書かれていました。  ネットで調べても『冬季閉鎖は11月下旬から』としか書いてなかったので、内心ドキドキでした。

 下見の時は落ち葉と雨でドロドログッチュグッチュだったのに落ち葉1つ無い!  路面も濡れている箇所が全然無い!
 ある意味で作戦通り。  暫く雨が降らずに風が強かったせいで、落ち葉が全部路肩に寄せられた状態。  あまりの違いに驚いた僕でした。

 前方にペースカーも無かったので、快適な速度で3合目を目指します。  もっとも富士山スカイラインから右折した時点で2合目付近なので5合目までは3合上がるだけ。

 3合目付近で家族連れのミニバンが行く手を阻んだ。  時々『追い越し可』になる道だったけど、譲ってもらえるまでは追い越しません。  いつか譲ってくれるだろう…と思いながら5合目まで来ちゃった(>。<)
 素敵な横Gが連続する楽しいコースだったけど、低速でプラグがかぶらないように高回転をキープしながらの5合目アタックとなってしまった。  公道だもの!  みつを


 5合目に着いて一番高い展望台付近は満車だったので、19台並べて停めれそうな所まで下りました。  季節柄マイカーは少ないので、展望台から少し離れた場所が綺麗に空いていたので一番奥に頭から駐車。  ズン! ズン! ズン!と次々と駐車したけど2台ほど入れなかったので向かい側に駐車していただきました。  絶景をバックに愛機と写真が撮れなくなってしまい、大変申し訳ありませんでした。
 下見で来た時は半端ない寒さだったので、ココでの偵察は配達号の中からの目視と写真撮影だけだったので、細かい下調べはできませんでした。(やらなかっただけ)

 だからと言ってはなんですが…  富士山5合目での記念写真はアドリブでした。  この写真を撮った場所からの眺めはSEVENを駐車した場所からの眺めよりも格段に良かったです。  駐車場が家の2階なら、写真を撮った場所は5階ぐらいからの眺め。  やや雲っていたけど、遠い伊豆半島や駿河湾までよく見えましたよ。


 フェラーリやNSXなどの速い車が揃ったクラブの方々と盛り上がったり、皆さんそれぞれ自分の愛車の画像を撮ったりして短いひと時を楽しみました。  下見の時は(行った事がないけど)真冬の八甲田山みたいで、ただツライだけの5合目だったけど、天気が良ければ意外に面白い!  もっとゆっくりしたかったね。  酸素薄かったけど(@。@)


 一斉下校ならぬ一斉下山開始!  時既に焼きそば屋さん付近を走っているはずなのに…  気が焦る!  そんな時に限って下山開始早々にペースカーが行く手を阻んでくれるじゃ〜あ〜りませんか(>。<)@  下見の時は道を譲りまくったのになぁ。  頑張って前を走ってくれている旦那さん…  家族の手前、抜かれるのは面目ないのかな?  男の意地なのかな?  まぁいいけど…
 結局、5合目から富士山スカイラインが終わるまでペースカーに先導されちゃった。  おかげでプチ紅葉や美味しい空気を満喫できたからOKとしましょう。  気持ちの切り替えも必要だと…  嗚呼、大人だね♪


 富士山スカイラインの終わり頃は激しいワインディングが続きます。  緩い下り坂でSEVENだと楽しめる道。  ゆっくり走り続けたので、それほど横Gは感じられませんでしたね。  一箇所だけ万年日陰のカーブに塩カルが撒いてあった!


 横Gよりも空腹と喉の渇きで辛かったです。  何年か昔にkoba-5009さんと二人で行った四国の帰りと同じ症状がこの頃出始めた事に気がつきました。  脱水症状。
 本当に思考回路が働かなくなる。  もの凄い無気力感に包まれてキツかったぁ!  ここからが一番しっかりしなければイケナイのに…


 ゆっくりゆっくりと山を180号線を下って、ゆっくりゆっくり町に入って行きます。
 信号交差点が連立するので、ここから先は自分が先頭を走る感じで皆さんに予めコースを予習しておいてもらいました。  一度走れば忘れ難い簡単な道だけど、僕が描いた手書きの地図では無理があるもんね。  路肩に停車できる場所で無理無理隊列を整えました。
 路肩で停まってる位置からは目の前に交差点があるので、スッゲー注目を浴びました。  注目していたドライバーや通行人は、誰しもが交差点から交差点まで続くSEVENの隊列に驚いたいたのが印象的でしたよ。


 SEVEN19台はどんどん細くなる道を突き進んで信号交差点を左折。  ココまで来れば後は自然に焼きそば屋さんの前に出るので一安心♪  「ほっ♪」として兜の緒を締めた時にまさかの事件が発生!  すれ違いもままならぬような細い道で予想もしなかった事態に陥った第七小隊でした!!

 つづく
by606
富士山スカイラインツーリング