伊豆には行った記憶がなんとなくある。 「いつ?」なんてね(^-^) なんとなくだから記憶が薄い。 記憶が薄いから道なんて覚えていない。 道を知らなければ先頭は走れない。 …って事で下見を決意したのが11月の頭頃でした。 伊勢志摩ツーリングの翌週15日に決めたのもその頃でして、15日は伊勢志摩ツーリングの予備日としていたので、11月8日に晴れてツーリングができたので15日に下見に行く気満々だったけど… 町内の自主防災会に参加するハメになり敢え無く挫折。 んじゃ22日! 連休なので渋滞が心配だったけど、下見は配達号で行くと決めていたので問題なかった。 しかし18日祖母が危篤。 20日には言葉が喋れるまでに回復したので、下見を遂行できるとWの喜びに浸るも虚しく翌日に息をひきとり…Wのショック。 結局、11月29日に下見に行きましたが… 下見の翌週が本番という、なんとも忙しいツーリングになってしまった。 でも下見をした甲斐があって、素敵な景色のポイントや素敵な食堂などたくさんの生きた情報を得る事ができました。 机上でPCを立ち上げて地図をなぞって都合のイイ店を検索すれば、そんな苦労は必要ない時代にアナログに足で歩いて情報を得るのも滑稽かな? 滑稽かどうかは12月6日のツーリングが終われば全て分かる。 ゴジラvsメカゴジラ 生きた情報に勝るものは無いと信じています。 こんな事を書いている前日(12月5日)は午後からドシャ降り。 天気予報で明日の東海地方は快晴だとか…♪ 嬉しかったので朝のうちにツーリングの実行を決意しました。 しかし早く止んでくれないと路面が乾かないから困るなぁ。 お昼ご飯でお世話になるマルキチ食堂さんにSEVENの台数を報告。 併せて18名分のメニューを報告。 マナー良くスマートにを遂行しました。 到着時刻は13時を予定。 今回はいろんな所でゆっくりと過ごせる段取り♪ 故に朝の集合時間は自然と早くなってしまいますね。 遠方から参加表明を頂いたkoba_5009さんは何時に起きるのかな? 僕は3時起床で4時出発です。 前日は午後4時には雨が上がり、天気は一気に回復。 1時間後の午後5時には雲がなくなって澄んだ空が広がりました。 明日はきっと好い天気だろうね(^-^)v ■12月6日 (日) 文句なしの晴れ■ 予定通り午前3時に起床。 今朝は夜空を見上げるよりも先に路面の乾き具合を確認。 水溜りこそないものの…路面は月明かりに照らされてピカピカしてました。 思ったよりも風がなくて路面の乾きはイマイチ! だけど水溜りにさえハマらなければ雨水を巻き上げるほど濡れてなかったので上機嫌です。 もちろん満天の星空。 月明かりで懐中電灯も不要♪ 身支度を済ませて、忘れ物のないように荷物を配達号に積んで午前チキチ基地に向かいました。 雨上がりなのにそれほど寒くなかったです。 チキチ基地から606号を押し出して荷物を積み替えて、いざ出発! 909の「小さいデジカメは?」という問に… 忘れて来た事に気がついたので606号で自宅に戻りました。 部屋に上がって机の周りを探しまくっても無い! 今日は良い景色がたくさんあるからデジイチだけじゃ役不足。 散々探し回った挙句に、カーナビを入れたカバンの中に入れておいた事を思い出す。 出発が20分も遅れちまった(>。<) 近所のセルフGSで適当に満タン給油。 時間に余裕を持った出発だったのに既に時間に余裕がない状態。 キッチリ満タンなんてしてる暇ありません! 集合時間に遅れてはマズイと思い、水溜りも無視して通過。 時間に余裕があれば水溜りを回避する能力を備えれるのに… 心に余裕の無い自分がセンターミラーの中に映っていました。 結局、集合時間の5分前に赤塚PAに到着。 既に6台ほど到着してました。 「おはようございます!」と小さな声で元気に挨拶。 「高速道路が凄い霧で怖かったですよ。」と岡崎ICを越えて来た皆さんが教えてくれました。 音羽蒲郡ICからは全然大丈夫だったけどね。 午前5時15分の出発までに9台揃ったので、豊田1700さんを先頭に少し早めに赤塚PAを出発しました。 赤塚PAから牧之原SAまでにある三方原PAと小笠PAから静岡小隊が合流する段取りなので、先にある三方原PAの手前3kmの所から606号が先頭に出ました。 PA付近からホーンを鳴らして合図をしなければならなかったので、その事を伝えていない豊田1700さんがビックリするといけないと思ったので追い越しました。 三方原PA付近でホーンを連発させて合図。 あまり煩くすると迷惑なので単発で3回ぐらいね。 PAの出口辺りで待機しているSEVENの機影を確認したのでOKと判断。 暗かったので上手く合流できるか心配でした。 心配したけど真っ暗で分からないから確認のしようがありませんでしたがね。 同じように小笠PAでも数台がスクランブル発進。 赤塚PAから9台。 三方原PAから3台。 小笠PAから3台。 都合15台で牧之原SAまでのんびり走りました。 牧之原SAで各自給油。 早朝だとGSも従業員が少なくて、一気に15台が入るとパニックになります。 バラバラでGSに向かったけど、それでもパニックになっちゃいましたね。 「今日は富士ですか?」とGSの従業員さんに聞かれた606。 SEVEN=サーキット 誰しもが思う事なのかな? 「伊豆までツーリングですよ♪」と答えたら、「こんなに大勢で!?」と驚いてました。 各自トイレ休憩と燃料補給を済ませたら即出発。 牧の原SAに到着した時はまだ暗かったのですが、出発時間の午前6時15分にはかなり明るくなってきました。 明るくなってきた駐車場で出発前に点呼を取ったら14台しか数えられない。 「変だなぁ。 マルキチ食堂さんに15台18名と間違いなく予約したのに…。」と何度も台数を数え直したのですが14だい。 きっとトイレの近くで1台停まっているのだろう!と判断して予定時間よりも15分遅くなりましたが、午前6時半に出発しました。 日の出時間は遅いけど、太陽は凄いスピードで上がってきます。(いつも同じスピードだと思うけど) 牧之原SAから富士川SAを目指す方向は、富士山を目指す方向と同じ。 その富士山が現れるのは日本坂トンネルを抜けた瞬間から! ドドーン!と現れるのは日本坂トンネル右レーン! ドドドドーンと現れるのは右レーンの追い越し車線なのです!! もちろんこの天気なら富士山は度肝を抜く迫力で現れるはず。 ワクワクしながら日本坂トンネルを抜けて目が慣れた瞬間に富士山が手の届く所にあるぐらい近くに(大きく)見えました。 たぶん… 今まで見た中で一番スッゲー!! やはり前日の雨で空気が洗われて、綺麗に見えたのでしょう。 真冬に入る間際が一番空気が澄んでますね。 でっかい富士山に鳥肌が立ちました。 思わず君が代を口ずさみかけた愛国日本人。(なんてね) 静岡ICを過ぎて海岸線を走ると、富士山は消えたり現れたり、大きくなったり小さくなったりの繰り返しです。 ちょっと角度が変わるだけで凄く変化するから面白いですね。 さっきまで前方にあったのに、斜め後だったり♪ 由比の海岸からは真っ赤な太陽。 由比PAの手前のトンネルを抜けた瞬間も絶景ですね! 日本坂トンネルにしても、こういう感動を味わえるトンネルなら、いくらでも通行料を支払っても惜しくない。 そう思うと無意味に通行料金を支払っているトンネルって多いなぁ。 富士川SAに近づくと富士山は向こうから迫って来るような感じ。 まるで力士に見える! 恐いくらいの迫力。 幼稚園児くらいなら泣くんじゃなかろうか? そして日本一富士山に近いSAで有名な富士川SAに到着しました。 到着してビックリ! 駐車場がほぼ満車。 先週の下見で寄った時はマイカーがまばらに停まっていたぐらいで観光バスも少なかったのに… 今日は観光バスもいっぱいです。 2台しか縦列駐車できないスペースに余裕で3台駐車できるのがSEVEN。 さらに最後尾の後に横に1台駐車すれば1/2のスペースで済むのがSEVEN。 すぐに第七小隊は観光客や家族連れに囲まれてしまいました。 遠巻きに写真を撮られたり、質問を投げ掛けられるのは毎度お馴染み&お約束のSA・PAです。 最近気がついた事… どうして観光客のオヤジさん達は複数になるとタメ口で声をかけてくるのだろうか? 自分一人だと近づいても来ないのに。 不思議だ。 此処では隊列を整えるのと、全車に地図を配布して簡単なミーティングを行ってトイレを済ませるだけのプチ休憩です。 燃料補給はしません。 下見でGSが半端な位置にある事が分かったのでね。 全車に地図を配布して1枚余った。 自分の分を含めて台数分コピーして持って来たつもりだったのに…変だっ! 全車集まって駐車したので台数を調べたら、やっぱり14台。 誰か来ていない! 誰が来ていないんだ? 分からないまま(全車問題無く来てると思って)沼津ICからの修善寺までの道が混むのを恐れて出発しました。 難無く沼津ICの料金所を抜けて、道なりに国道246号線から国道1号線に進みます。 「なんだか前方が白いぞ!」と思った瞬間、霧に包まれました。 「すぐに晴れるだろう♪」と暢気に伊豆中央道に向かったのですが… 霧は晴れるどころか深くなるばかり。 とりあえず伊豆中央道に入る間際に全車満タン給油の為にGSに着陸。 下見では大きなGSだったのでレスポンス良く給油が済むだろうと思っていたのに、8機もある給油機のうち動いているのはたったの2機。 従業員も2人だけなので大パニック。 全車満タン給油に予想以上の時間を費やしてしまった。 これがF1の給油だったらドライバーに殴られていたぞ! 雰囲気を和ます為に、給油中の従業員さんに「霧はいつ頃晴れますかね?」と優しく聞いたら、「知らないっすよ!」と給油しながらタメ口以下の返事だったので、来年は少し手前の大きなセルフGSで全車満タン給油をする事にこの場で決定しました。 606的には「霧はいつ頃晴れますかね?」という質問に「霧だけに…何処まで行ってもキリがないかもぉ〜♪」というボケが欲しかっただけですっ!! この霧は冗談抜きで本当にキリがありませんでした。 バードケージだと最悪です。 霧がバードケージで粒になってポタポタと落ちてきます。 これが雲から雨が作られる原理なのですね!って… なんでツーリング中に理科の実験をしなければならないの?? でも分かりやすくて、米村でんじろう先生の実験みたいでした♪ GSでHage73さんが居ない事にやっと気がついた606です(^-^) なにもかも眩しい人が居ないから変だなと…。 何気なく携帯電話を見たら、Hage73さんから着信とメールがいっぱい入ってました。 どうやら高速道路上で何やらしでかしたみたいでして… リタイア宣告。 霧でテンションが下がったところでGSの従業員の態度で気分最悪。 でもここで笑顔にならなきゃ♪ きっと霧は晴れる! きっと愉快な事がある! とか言いながらも606号に乗ってエンジンかければ何もかも忘れさせてくれる。 霧? 嗚呼、細かい細かい! GSの従業員? 嗚呼、小さい小さい! 笑顔で天城峠に向けて14台で出発。 伊豆中央道の料金所で100円玉2枚をバスケットに投げ入れて通過。 この料金所の機械はなんとかならんものかね? 中学時代にバスケ部で助かったよ。 技は身を助けるという意味を知りました。 もし書道部とか水泳部だったら間違いなく外してたなぁ。 料金所のバーが上がるのも遅かったし… なによりも普通の道だったのが腹立だしい! 200円ドブに捨てた気がしたのは僕だけでしょうか? さらに修善寺道路でも200円支払うのですが… 料金所の係員さんが、なんとなく江戸時代の悪徳商人みたいに見えたのも僕だけでしょうか? シルバー人材なのか天下りなのか?? 泣くのはいつも弱い者ばかり。 @必殺仕事人 沼津ICからの霧は修善寺道路に入っても晴れませんでした。 50m先が見えないくらい。 せめてもの救いは有料道路(バイパス)なので信号交差点が無いという事。 それに直進あるのみなので道に迷う心配も無かったのも救いでした。 ただひたすら前を走る乗用車のテールランプとセンターラインを頼りに進みましたよ。 そんな邪魔だった霧もトンネルを抜けるたびに貧弱になり、いつしかぼやけた太陽を確認できるようになった。 進めば進むほど霧が晴れてきてテンション上昇! 憂鬱に感じた前進も突撃体制に変わってきました。 そして天城峠まで6kmぐらいの地点で霧はなくなり、眩しいほどの太陽光線を浴びました。 路面も徐々に乾いてきて天城峠のワインディングを楽しめるぞ!と思った時… 606号のエンジンから唸りが聞こえた。 小さく低い唸り音。 霧の湿気でベルトが滑っているような音。 アクセルを煽って反応を確かめたが唸り続けている。 やっと霧が晴れて気持ち良く走れると思ったのに… 耳障りな異音に悩まされた。 ガキの悪戯で押された押しボタン式信号に腹を立てながら赤信号で停止。 その時、異音の原因が分かりました。 なんと防災訓練のサイレンの音! 町中が防災訓練真っ最中だったので、至る所でサイレンが長く鳴らされていた。 ありがとう!ガキんちょ! (^-^) 機関良好を確認しながら… 少しずつ標高が上がるにもかかわらず、絶好調なキャブの吸気音を堪能しながら伊豆市と河津町の境界である最初の目的地である天城峠を越えました!! 天城トンネルのド真ん中で天城越えを達成するんだよね♪ SEVEN14台のエキゾーストが反響しまくって痺れたyo~ 天城峠を越えて直ぐの空き地駐車場でトイレ休憩。 下見で当日はもっと寒いと思ったので、トイレポイントはしっかりチェックしておきました。 ついでに小休止。 小休止の間に愛機の点検も行うのが第七小隊です。 点検しといて良かったSEVENが1台♪ 『念には念を!』これが後々正解に繋がるのがSEVENならではかな? 登り一辺倒で天城峠を越えた後は、下り一辺倒です。 下りの河津七滝ループ橋は迫力がありましたね! 2回転半だったかな? まるでソフトクリームの上を走っているみたいでした。 蚊取り線香かな? ここからは道なりで小さな町を抜けます。 天城峠までの道も防災訓練に参加している人達の視線が痛かったですが、天城峠を越えても防災訓練中だったので終始視線を浴び続けていた感じ。 見られサドの606には嬉しい限りでした。 先週の下見の時は人の気配を感じなかった山道だったのに…。 途中から軽トラのペースカーに先導されて、遅れている時間を取り戻すどころか、ますます遅れに拍車がかかったけど… 無理な追い越しはしません。 譲ってくれるまで我慢の追従。 これぞ豊後超七組合の精神! 結局、道を譲ってくれる事はなかったけど、信号交差点で違う道を進んで軽トラとは別れました。 でもすぐにペースカーが現れるので、無理な追い越しは無駄な追い越しだと言う事ですね。 国道414号線は途中からスッゲー狭くなります。 交通量は恐ろしいほど少ないのでペースを落とすほどではありませんが、時々現れる対向車のドキドキしながらスレ違う。 対向車が止まってくれていたら右手を上げて挨拶。 超狭い区間を抜ければ国道414号線とお別れです。 道の駅/花の三聖苑伊豆松崎という長ったらしい名前の道の駅に進む為に県道15号線に右折しました。 この辺りは高速コーナーが続く、さっきまでのストレスを解消する為にあるような道! それなのに… やっぱりペースカーが入るのは仕方が無いですね(>。<)@ ますますストレスが溜まりました。 腹も減っているので苛々してきたし… だけど公道。 皆の道。 ぐっと我慢して道の駅に到着しました。 すでに1時間近く遅れが出ている。 予定では此処で軽く朝飯を食べる事になっているけど、正直今から注文して食べ終わって精算して出発したらさらに1時間を費やす事間違いなし。 朝飯をやめて少しでも早く前に進もうかと思いましたが、予定通りに入店しました。 『黒米うどん』がお勧めだったので、皆で黒米うどんを食べればいい♪と勝手に段取りしていた606です。 がっ!! なんと黒米うどんは冷たいのしか無くて敢え無く沈没。 各自バラバラで注文をする事になりました。 既に軽く食べて来ている仲間は、簡単に味噌田楽とかを注文してました。 6人ぐらいが400円ぐらいの味噌田楽を注文したのに、3人分しか無いそうで… 3人が別メニューを再注文。 だけど開店して間もないし、僕らが最初の客だったはずなのに味噌田楽が三人前しか無いというのも笑えますね。 小さな道の駅だからOKなのかな? 素敵に笑えました。 僕は温かい天ぷらうどんを食べたけど… まぁ普通の味。 でも体が温まったので、これもOKかな♪ shige1710さんは味噌田楽をキャンセルして、刺身こんにゃくを食べていましたが… ヘルシーなのは良いのですが、どう見ても酒のツマミにしか見えなかった僕です。 ポカポカ陽気だったので、午前10時の朝飯(チキチキでは通常昼飯)を食べた後はのんびりしたかったです。 しかぁーしっ! 一人で時間の遅れで気をもんでいる人間一人。 まぎれもなく606。 だって1時間半も予定時間に遅れが出ちゃってるんだもん。 大急ぎで松崎市方面にノーズを向けて全機離陸体制に入ったのを確認して道の駅を出発しました。 この時… B7さんのSEVENはイモビライザーが解除できずにエンジンが掛からない状態だったらしい。 全然気がつかずに松崎町から堂ケ崎の絶景を眺めながら、温泉客に眺められながら黄金崎に到着しました。 到着したSEVENの台数が見るからに少なかったので、黄金崎に左折して入る道を通過しちゃったSEVENがいる事が分かりました。 さらにこの場所でB7さんが道の駅でエンジンがかからずに隊列から離脱しているという報告も受け… 久しぶりの大パニック! B7さんの電話番号が登録してなかったので、一先ず迷子になっている人達に電話をかけました。 つか…黄金崎の駐車場ではバラバラに駐車してるので、誰が迷子になっているか調べる作業から始まりました。 一心不乱に追いかけても追いつくワケでもないし。 どうやらkomi△さんとshige1710さんが居ない事が判明。 即電話したけどSEVENを運転中に電話をとる事は困難。 着信音だって聞き取りにくいんだもん! それでもなんとか二人と電話が通じたので『行き過ぎ』という旨を伝えてUターンを強要。 黄金崎に進む交差点まで戻って606号を路肩に停めて二人を待ちました。 路肩にSEVENを停めて電話をしている姿はJAFを呼ぶ哀れなドライバーそのもので嫌だったけどね(^0^) でも此処で待っていないと、今度は戻り過ぎちゃうかも知れません。 だって目立たない看板しかない細い道なんだもん! 先にkomi△さんが戻って来てくれました。 shige1710さんとは電話で「今、恋人岬です!」と聞いたので、完全に行き過ぎてる事を伝えても信じてもらえず困り果ててましたが、僕が言う通りに戻って来てくれたので嬉しかったです。 B7さんはエンジンがかかれば地図を渡してあるので、マルキチ食堂さんまでは来れるだろうと判断。 無事を祈り続けました。 2台が合流するまでに黄金崎を制圧してる本隊から電話があり、「寒くて耐えられない」と…。 一難去ってまた一難! 黄金崎は断崖絶壁なので風がモロに吹きつけます。 しかも風を避ける建物も少ない上に10分も居れば退屈するような場所。 下見の時に絶景をバックに記念写真を撮る場所もロケハンしてあったのに、僕が戻った時には皆さん帰りたいモードに突入中。 とても記念写真を撮ろうと考えていた場所まで全員を移動させる事は困難と判断したので、慌てて崖を登って撮ったのが、↓この画像。 |
(>。<); 全然まとまりのない記念写真だし…。 崖の上のポニョならぬ、崖っぷちの606でした。 黄金崎でしかSEVENを並べて記念写真が撮れる場所がなかったのになぁ。 かぷちんさんの奥さんのポーズに免じて即撤収♪ だけどkomi△さんとshige1710さんは黄金崎を堪能してくれたのだろうか?? ゴメンね〜!! すでに予定時間に2時間以上も遅れを出している第七小隊。 たまには女性が 15台で集まって、黄金崎を出る時は13台にまで減ってしまった。 マルキチ食堂さんには15台分の駐車スペースを確保してもらいつつ、18名分の注文を既に予約済み。 台数も減り、人数も減ってしまったいる現状で… さらに予約時間の2時間遅れとなっている。 黄金崎クリスタルパークを削除した事によって遅れは1時間ちょいにまで減らす事はできましたが、黄金崎からマルキチ食堂さんまで走る間はいろんな数字と魚が頭の中を泳ぎまくっていた606です。 マルキチ食堂さんまでは僕の描いた地図では親指ほどの距離なのですが、正味1時間以上のロングコースでした。 到着予想時間をカーナビで割り出して、土肥港の辺りから到着時間を報告しました。 台数の減少までは報告できたのですが、Hage73さんとB7さんが頼んだメニューまで思い出せずに走り続けた。 途中でB7さんと電話が通じたので、現在の情報を尋ねたら「どうにもエンジンが掛からないので陸送をかける事にしました!」と。 さらに昼飯代は後で送りますと聞いて、B7さんが注文したメニューを思い出しました。 僕と二人で食べる予定だった高足カニ定食(¥9600)じゃん! これ… 僕が一人で食べる事になるの?? ますます思考回路が熱くなってきた。 順調にワインディングを越えて戸田港に到着。 灰色の風景に一軒だけ原色が輝いている店がマルキチ食堂さんです。 駐車場誘導係りのお姐さんに誘導されるまま駐車。 此処まで来れば落ち着く♪ 早く座敷で足を伸ばしたいなぁ♪と「ほっ」としたのも束の間。 (@。@)半分ぐらいしか辿り着いてないじゃん!! あたふたしてる横で携帯電話が… 「本多さん! スパッセ35号さんのショックが折れてノーズコーン突破って自走は困難みたいです。」 「今6台くらい広い路肩で止まってます。」 606… ムンクの叫び状態。 電話では状況がよく分からなかったのでマルキチ食堂さんから4kmほど戻った所まで606号を駆って向かいました。 そう言えば黄金崎を出て暫くは僕の真後ろを走っていたのに… 大事に至ってない事を願いながら急いで向かった。 下りの右カーブの途中にある広い路肩にSEVENが数台並んでいました。 (@。@)もしかしてガードレールに突っ込んだの??という光景でした。 ボンネット外れているし… ドキドキしながら606号を反対車線に停めて状況確認。 インボードサスは折れて外れてノーズコーンを親知らずの如く突破っていました。 これ以上突破ってこないようにスパッセ35号さんが赤いビニールテープで塞いでいたのが印象的でした。 「意味ないて!」というツッコミにも「ええ…気休めに…。」と言うスパッセ35号さん。 とりあえず昼飯の予約があったので、見守ってくれていた仲間にはマルキチ食堂さんに行ってもらう事を促して、 「走れるの?」 「走れないの?」とスパッセ35号さんに聞いたら、ゆっくりなら自走できそうとの事。 此処に置いといても警察が来たらマズイので、ゆっくりマルキチ食堂さんまで行く事にしました。 最悪の場合はマルキチ食堂さんの駐車場に置かせてもらう事にして… 助手席のあるSEVENに乗せてもらって帰れる所まで帰るようにするしかないと判断。 マルキチ食堂さんの近くにGSがあったので、此処のPITに預けるのも視野に入れて… まず昼飯! ちょっと沈んだ雰囲気を和ませようと思った僕は、「此処まで何事もなく無事に到着できた事を祝って… 乾杯!」とお茶の入った湯呑を高々と挙げましたが… 敢え無く空振り。 余計雰囲気が沈んでしまった。 かぷちんさんの注文したメニューは間違えるし… 久しぶりにデッドボールをおもいっきり空振りした606の痛々しい姿がマルキチ食堂さんの個室にありました。 嗚呼… 酒が飲みたかったぁ。 なんとか9600円の高足カニ定食は一人前に減らしてもらえたし、Hage73さんの予約したメニューもキャンセルできたので少しだけ気が楽になりました。 沼津ICを出てから霧に襲われ… 狭い道では対向車に襲われ… 道の駅での朝飯は盛り上がりに欠け… 黄金崎では小隊を凍死寸前にまで追い込み… 全員疲れ切った様子が伺えたので、正直つらかった(>。<) ここは一つ、じゃんけん大会で負けた人が全部奢るという恐怖のイベントでもやってみようかと思ったほどでした。 いかん。 笑いが無い。 スパッセ35号さんと事後の話し合いをしたところ、トノカバーを持って来ていないので、ゆっくり自走で帰ると決意。 「ゆっくり帰りますので先に行ってください!」という潔い言葉に僕は納得。 「せめて今から立ち寄る煌きの丘までは一緒に行って、皆で記念写真を撮りましょう!」 「そこから先は僕達のペースで沼津ICを目指します!」と伝えてマルキチ食堂さんを後にしました。 マルキチ食堂の人達が全員で見送ってくれたのが感動的でした。 嬉しかったです。 マルキチ食堂さんから「皆さんで分けてくださいね。」と美味しそうなミカンをたくさん貰いましたが… 黙って独り占めしときました。 スパッセ35号さんを気遣って40km/h以下のスローペースで煌きの丘に到着。 マルキチ食堂さんからは15分ぐらいの距離。 下見の時は駐車場が混んでいましたが、当日は運良くガラガラ♪ 一旦手前の駐車スペースに入ったけど、攻め込むように13台のSEVENが占拠! おもいっきり第七小隊の旗を掲げたかったけど… また忘れちゃった。 煌きの丘では本日一番の皆さんの笑顔が見れて嬉しかったです(^-^) 「どこかに止まって富士山の写真が撮りたかったと思っていたので嬉しいです♪」と、くらしっくさん。 「本多さん! 逆転満塁ホームランだねぇ!」と、ガンメタ7さんから誉められて下見の成果が得られた気分。 そんな煌きの丘からの景色が↓コレです。 |
畑に書かれた『井田』の文字の通りで、ここは既に沼津市井田になります。 もう沼津なのですね(^-^) 三方が崖で残る一方は海という井田は、戸数わずか40戸あまり。 半農半漁で、ミカンの栽培が盛んな静かな集落だそうです。 早春は眼下の田んぼ一面が菜の花畑。 1月中旬には「菜の花まつり」も開催されます。 煌めきの丘の駐車場(15台しか停めれない)では、地元産の野菜やミカンなどの直売が行われることもあると聞いてましたが… この日は直売店は出ていませんでした。 もうミカンは貰ってるしーっ♪ 老後は画像に写っている集落に家を建てて住みたいなぁ♪と思えた景色でした。 そんな事を思える景色って久しぶりに発見しました。 でも大地震が起きたら津波と崖崩れがスッゲー心配な所でもあるね。 いざとなったら煌きの丘まで逃げれるだろうか? この煌きの丘で撮った記念写真が一番上の画像です。 トイレも売店も無い所だけど、大きな花壇にはたくさんの花が植えられていて、地元の人達の思い入れの強い丘だという事が分かりました。 とにかく美しい空間でした。 皆さん思い思いに写真を撮って喜んで頂けましたよ。 空気も綺麗に澄んで、太陽の位置もバッチリで富士山も海も崖も畑も目に眩しいくらい綺麗に見る事ができました。 この場所がツーリング途中にあって良かったです(T。T) と言うよりも今回のツーリングは煌きの丘を最初に見つけて、煌きの丘を中心にコースを組んだのが本当なのです。 煌きの丘を立ち去るのは名残惜しい気がしましたが、帰らねばなりません(>。<) 煌きの丘で遊び過ぎてしまい… 再び予定時間の2時間遅れ。 下見の時は既に沼津IC付近に居た時間でしたよ。 「きっと沼津IC付近は渋滞してるだろうなぁ。」 「豊田JCTもヤバイかなぁ。」と… ここから先は渋滞の心配が胃を苦しめるばかり。 再び山道を越えて少しずつ朝200円を投げ入れた伊豆中央道に近づきます。 「あ! 200円用意しておいてね。」という事を言い忘れた! 口野放水路の交差点を斜め右方向に進んで長塚橋を渡って伊豆中央道の料金所に到着。 200円を投げ入れて通過。 12台を路肩で待ち続けてる間に皆さんが上手く投げ入れられるか観察してました。 SEVENから降りた人は命中しなかったのね(^-^) 慌てて降りている姿が楽しかったです。 ここから先は下見でも渋滞が激しかった帰りの国道136号線。 そして国道1号線へと進みます。 あらかじめ帰りの給油ポイントで予定していたセルフGSは国道136号線に入って直ぐの所でしたが、このGSに辿り着くだけでも大変なほど激しい渋滞でした。 給油しながらこのセルフGSで解散宣言をする事を決意。 朝みたいに空いていれば沼津ICから最寄の小さなPAまでツーリングして解散宣言をするのですが、既に夕方。 しかもこの渋滞ではツーリングは不可能と判断。 解散宣言をして皆さんからは「何処かのPAで休憩しますか?」と問いかけられました。 しかし目的のPAに入ったところで真っ暗の中を小さなSEVENを探し出して集合するのも不可能と判断して、「各々でトイレ休憩等をして気をつけて帰ってください!」と言うのが精一杯でした。 正直、自分もいっぱいいっぱい(>。<) どうか許してください。 yasuさんとは家の近所まで一緒なので、「小笠PAぐらいには寄ろうと思っています。」と伝えました。 そして先陣を切ってGSから国道136号線に出ようとした時… 1台の乗用車が出口を塞いだ。 知らん顔をしてる若い女性にブチ切れた606…。 渋滞の列に1台入ったぐらいで何か損でもするのかな? 心に余裕のない女性なのか?優しさを知らない女性なのか? そんな女性はさておいて… こんなに渋滞するなら、少し遠回りして有料道路を使って沼津ICまでワープすれば良かったかも! だけどナビはあるものの、皆さんに配布した地図の通りに進まないと困惑させてしまう。 一か八か渋滞を覚悟して進んだ国道1号線でしたが… 予想通りの牛歩行進状態。 どうにもなりませんでしたわ。 しかも暫くの間は逆光地獄も味わったし。 中途半端に明るいよりも真っ暗のほうが走り易いぐらいでした。 苦労に苦労を重ねて沼津ICに辿り着けた時は嬉しかったですね。 プチ寒いくらいの気温だったのに水温計は90℃近くまで上がっていました。 沼津ICのETCゲートを潜って本線上を1kmも走れば水温は一気に70℃以下まで下がる寒さ。 日没と同時にグッと気温が下がったのが肌でも感じましたよ。 東名高速道路に上がってすぐに愛鷹PAでトイレ休憩&眠眠打破補給! かなり眠たくなっていたので眠眠打破は効果ありました。 軽い運動も目を覚ませるには効果的でして、もの凄くスッキリ爽快♪ WEST110さん御夫婦も立ち寄られていたので、挨拶をして帰路を急ぎました。 由比の辺りを過ぎた頃に完全に太陽が沈んだ。 真っ暗な高速道路を淡々と走り続けているうちに意識が朦朧としてきたのが分かりました。 完全にハングオーバー! 前の車のテールランプだけを頼りに歯を食いしばりながら目を開けていた自分。 どこかのSAかPAで仮眠したほうが無難かも? 眠眠打破じゃなくて強強打破にしておくべきだったと後悔。 何気なく見上げた看板… 『豊川まで3km』 (^0^)おおおおお!もうあと少しじゃん! 思わず気合いが入って元気になりました。 そして1km走り、再び見上げた看板… 『菊川まで2km』 (T。T)ぉぉぉぉぉ!まだ静岡じゃん。 読み間違えた。 無気力&無意識で入ったyasuさんと約束したはずの小笠PA。 結構広いじゃん! yasuさんのSEVENが見当たらない。 そっかぁ!僕は愛鷹PAで休んでいたから僕が小笠PAに居ないと思って行っちゃったかな? 悪い事しちゃったなぁ!と思いながら小笠PAで止まらずに本線に戻りました。 後でyasuさんからの電話で小笠PAで待っていてくれた事を知り、Wで申し訳ありませんでした。 さすがに愛知県内に入ると「帰って来た!」という感じになって力が湧いてきます。 気力だけで音羽蒲郡ICまで辿り着き… 早く風呂入って寝たいという思いだけで帰宅。 音羽蒲郡ICより西は17kmの渋滞。 最初に渋滞を報せる電光表示板は25kmの渋滞で驚きました。 皆大丈夫だろうか? そう思いながら眺め続けた渋滞情報でした。 下見の時は2時間前でしたが、4kmの渋滞だった。 ヘロヘロな状態でバードケージから抜け出す姿はサナギから孵化する昆虫みたいな自分。 大量の荷物を下ろして直ぐに格納して風呂入って寝たかったけど… (>。<)洗車せねば!! だって散々潮風に当たって走り続けたんだもん。 できればザブザブ水をぶっかけながら洗車したかったぐらい。 でも冷たい風が強く吹いていてスッゲー寒かったので濡れ雑巾で洗う程度の洗車にしておきました。 疲労+寒さ=風邪 そんな式が頭を過ぎったので! あの寒さの中で屋根のない寒そうな車を洗車してる姿は異常だったのかな? 自宅の前にある焼肉屋さんのお客さんの僕を見る目は誰もが哀れな子供を見る目でした。 寒さに震えながら自己満足度80%の洗車を済ませてチキチ基地に格納。 606号に「今日も一日、そして今年一年お疲れ様でした♪」と声をかけながらボディカバーを被せてあげました。 とか言いつつも、また日曜日が天気良ければ年内何度でも乗るのだけどね! まずは参加された方々お疲れさまでした。 下見はしましたが、時間配分を大きく間違えました。 一台で下見に行くのとSEVEN15台で行くのではスッゲー大違い!! なにぶんにも近所の3流高校までしか出ていませんので許してください。 そんなワケでハプニングも多かったですが、とりあえず〆ツーリングは終了。 来年の3月中旬の『いちご狩り&うなぎ狩りツーリング』からチキチキツーリングはスタートする予定です。 冬は冬でSEVENじゃないイベントを楽しんで過ごします。 こちらも報告しますのでお楽しみに! 今年も一年間ありがとうございました。 by606 |