■6月7日 (日曜日) はれ■

 昨年8月2日に9時間の耐久レースを無事に完走した後は、今年の1月中旬に雨の鈴鹿サーキットをなんとなく走っただけのチキチキミニ。  半年間我が家の駐車場でオブジェとして活躍してきました。
 時々エンジンをかけて駐車場の中をグルグル走ってオイルを回したり、バッテリーの充電をしてきたけど… 2ヶ月以上放置しておいたらバッテリーは昇天。  それっきり洗車もせず…。


 誰か欲しい人に引き取られていくのを待つだけの状態でした。


 『もう一度レースに参戦してみよう!』と思い立ったのは何が要因だったのか覚えていません。  ホコリが積もり…  雨や風に打たれ…  綺麗なブルーメタリックだったボディが、いつの間にか水色ぽくなっている姿を眺めていたら、いろんな思い出が甦って少しだけ熱くなった。
 その熱が冷めかけた時に届いた耐久レースの申し込み案内。  気がついたら申し込み用紙に記入していました。


 今回は仕事の都合やケガで参加メンバーの変動が激しかったです。  チキチキミニに乗って耐久レースに参戦するのが初めての仲間は△10嫁さんと、おじゃさん!
 
 △10嫁さんは美浜サーキットの追い越し不可の走行会でチキチキミニを運転した事があるし、カートでもそんじょそこらの男よりも速く走れる。  もちろんSEVENだって運転しちゃうので即起用。  当日までの1ヶ月間は想像を超えるプレッシャーとストレスを抱きながらの生活を強いらせてしまったみたい。

 おじゃさんは1000ccノーマルクラスで参戦していたし、SEVENのレースで活躍しているので休みが取れるかどうかが鍵でした。

 △10さんと僕は楽しみにし続けていましたが…  アダムさんは1週間前までレースがある事を忘れていましたわ。  僕がずーっと前に中途半端な英語でアダムさんに伝えたのに!


 いつもフルメンバーでの参戦が売りの第七小隊。  今回も5人揃っての参戦!!  そして初の女性ドライバーの起用!!


 チキチキミニの整備は一週間前にナイツブリッヂさんにお願いしました。  トレーラーに積む前に3ヶ月ぶりぐらいに洗車してやったけど…  綺麗なブルーメタリックに戻ったのが嬉しくて、メンバーのハンドルネームだけですがステッカーチュ〜ンしちゃいました。


 ナイツブリッヂさんにてレース前点検を済ませたチキチキミニを引き取って来たのが6月2日の火曜日。  なんとも慌しい準備でしたが、モチベーションは日増しにUP。  自分のヘルメットを洗ったり、レーシングシューズを新調したり…  レースに賭ける意気込みかと思えば少し違う。  どちらかと言うと皆でワイワイ楽しめる遠足気分が嬉しかった。


 6月6日は仕事を途中で終わらせて、夕方前から明日の準備に取り掛かりました。  明日は文句なしの晴天みたいだったので、とにかく洗車をしたかったです。  一週間前に洗車したのに、やっぱり洗車がしたくなったA型の悲しい定め。
洗車してピカピカになったチキチキミニを眺めてWAX掛けをヤメられなかったのもA型の悲しい定め。

 トレーラーを配達号に牽引してチキチキミニを積んで荷物も積み終わって落ち着いたのが午後7時。  そのほとんどの時間を洗車とWAX掛けに費やしたのは言うまでもないけど…  そんな準備すらも楽しくできる自分が嬉しかったりもしました。
 909も小道具(第七小隊旗など)の準備を一生懸命やってくれてました。


 当日の朝は午前4時半の起床。  朝早く買って来てくれたパンを食べてから出発。
すぐ近くの24時間セルフGSでチキチキミニに満タン給油をした後に、おじゃさんを迎えに行ってから美浜サーキットを目指しました。  おじゃさんから教えてもらった近道で走ったら午前6時45分に到着しちゃった!  ゲートオープンが午前7時からだったのでサーキットに入れるか心配でしたが、既に数台のマシンが到着していたのでセーフ。  広い駐車場で堂々とチキチキミニを着陸させてコースを一望できる場所に陣取る事ができました。  早起きは素っ晴らしぃ!!


 チキチキミニをPITに運んで落ち着いた頃に△10さん御夫婦とアダムさんが到着。  数時間後に練習走行に参加する△10嫁さんは気のせいか無表情。  いつもと違って言葉数が少なかった。
 そんな△10嫁さんの為にシートポジションを合わせてから、シートベルトの調整をしてあげようと…  4点式シートベルトのバックルを弄っていたら「バキッ!」と小気味良い音と共にバックルがバラバラに壊れてしまった。  バックルを壊してしまったのでバックレたかったです。  おじゃさんが落ち着いて直してくれたので助かりましたが…  BKMのY本さんから「こんなに簡単に壊れちゃ困るよね!」という御もっともな意見を頂きました。


 「本多さん!本多さん!バックギアってどうやって入れるのですか?」とテンパリハイスク〜ルR&Rの△10嫁さん。  そこは曲がりなりにもチキチキミニのオーナーである僕が「レバーを引き上げて左下に入れるのですよ♪」とオードリーの春日さんの如く胸を張って優しく教えました。  ところがなかなか入らない。  「もっと強く引き上げて、もっと強く左に入れて、もっと強く引くっ!」と何度教えても出来ない△10嫁さん。
 「だからこーやってヤルんだってば!」と僕が自らシートに座って実演してみたけどギアが入らない。  おかしいな?と思ったらレバーを持ち上げて右に入れて引かなければいけなかったのね(^0^)

 傍から見たらずぶの素人集団。


 受付で手渡されたトランスポンダー(計測器)をガラスに貼りました。  タイヤの空気圧もチキチキkgに合わせて準備完了。  車検もバッチリ一発でOKです。


 ドライバーズブリーフィーングが終わって直ぐに、美浜サーキットを初めて走る方のみの練習走行が開始されました。  つか殆どのマシンがコースイン。  △10嫁さんもヘルメット越しに硬直した顔を覗かせながらコースインしました。  しかし僅か4周程度で赤旗が出たのでPITに戻って来ました。  「まだ走れますよ!」と僕らが告げると、「いや、もう十分です!」と…。
 この後の予選を僕が走るので、余った時間を僕が走らせて頂きましたが…  やっぱりミニで美浜サーキットを走るのは面白い。  でも速いマシンばかりでプチ怖かったです。


 頑張った!というよりも、あまりの暑さで大汗をかいただけの練習走行でしたが、予選の前に感覚が戻って良かったです。
引き続き1000ノーマルクラスの予選が15分間行われました。  汗が引いた15分後は1300ノーマルクラスと1000チューニングクラス・1300チューニングクラスが混走で予選開始です。
 今回は僕達が参加する1300ノーマルクラスはこれまで最多の10台!  1300チューニングクラスはなんと2台!  1000チューニングクラスは6台が参加。  18台でのバトルとなります。


 予選は、「せめて12番前後ぐらいには入りたいなぁ!」という意気込みでコースイン。  606的には予選も決勝も関係なく常に全力疾走!  クリアラップとか全然考えていません。  チキチキミニを抜いたマシンを追いかけている最中は恐ろしいほど集中力が高まっていますが、離されていくと集中力は途切れます。  後のマシンに煽られている時は恐ろしいほどラインを乱します。  その繰り返しでしたが、何度もクリアラップが取れたので自信満々&汗びっしょりでPITに戻りました。  
 PITに戻ったら何処かで見た顔が!  ナイツブリッヂの店主さん。(SEVENで来たよ)  ドーナッツを差し入れしてくださいました。  ポンデリングが大好きな606は即ゲット♪

 午前10時…これで午前中は終わりです。  決勝は午後1時からでーっす♪
 とりあえずはコースを一望できる陣地で御歓談(雑談)。  店主さんはMyカレーパンを食べて帰られました。  もちろん全員で「おづがれさまでしだぁーっ!」と深々と頭を下げてお見送り。


 午前10時過ぎから1000ノーマルクラスの90分耐久レースが始まっていました。  オイルが撒かれて赤旗中断などもあり、スケジュールがズレ始めています。  スタッフからの「お弁当を取りに来てくださーい!」というアナウンスも無いうちから弁当をもらいに行った僕。  だって早く食べないとお腹いっぱいの状態で走らなければならないし…  かと言って食べないとレースが終わった午後3時ぐらいになっちゃう。  午後3時から食べたらお腹いっぱいの状態で打ち上げ開始になるから仕方ないじゃんね!
 午前11時少し前に無理矢理弁当を貰って来ちゃった(^-^)  怒られる事も無く、笑顔で弁当を受け取ったよ♪

 事務所の入り口でキングスロードの社長さんに「もう弁当たべるの??」と笑われたけど…  「レースは遅いけど弁当は速い早いのが、うちらのチームなんです♪」と自慢しておきました。


 ドーナッツを2個も食べたのでそれほど腹が減っていなかったのが正直。  弁当を食べるしかヤル事がなかったのが本音。

 腹いっぱいになったところで寛いでいたらHage73さんが大きなシュークリームをいっぱい差し入れしてくださいました。  「もうお腹に入らない!」と嬉しい悲鳴を上げながらも美味しかったので軽く平らげてしまった♪  さらにお腹がいっぱいになったので、おじゃさんやアダムさんは昼寝。  僕は一番手だったので眠眠打破を注入して体調管理。 
1000ノーマルクラスの耐久レースが終わった頃に自分達の予選結果(グリッド)が何番だったのか未だ知らなかった事に気がついて慌てて確かめに行きました。


 18台中16位(>。<)@  前に15台、後に2台。  いつも通りのグリッド位置でした(^0^)  緊張感まるで無し!


 午後1時過ぎ…  1000チューニングクラス・1300ノーマルクラス・1300チューニングクラスのコースインが指示されました。  後から数えたほうが早いグリッド位置だったので慌てなくてOKです。  
 △10嫁さんの掛け声で円陣を組んで何かを叫んだけど…  スッゲー恥ずかしくてしょんぼり呟きました。  ルーキーズでも観たのかな?  僕はのんびり準備して、仲間に見送られながらチキチキミニをコースインさせて16番グリッドに進めました。


 ちょっと前までグリッド番号がコース上に書いてなくて困ったけど、いつの間にか小さく書いてあったので楽でした。  どうして昔は書いてなかったのか不思議。


 グリッドに並べたらお約束の井戸端スターティンググリッド会議。  いつもワイワイガヤガヤ騒いでいるのはブルーメタリックに白いラインのゼッケン67番の周りだけ。  僕も写真に納まりたかったけど…  スッゲー熱い車内でヘルメット被って汗だくです。  ドーっと盛り上がっているのは分かるのですが、あまりよく聞こえないので寂しささえ覚えた時間でした。


 1分前表示を確認してエンジンに火を入れます。

 30秒前の表示で各車スッゲー空吹かし!  「あれ? フォーメーションランだよね??」  「え"っ? まさかスタート本番??」  一年ぶりの耐久レースだったので要領を忘れたしっ!!
 ドライバーズブリーフィングも上の空で聞いてたしっ!!  ど〜しよ〜〜〜。  わかんね〜〜〜。
 フォーメーションランでこんなにもエンジンをレーシングさせるワケないし…。  それにしても周りはノーマルとは思えない排気音だ!!


 悩んでいたらグリーンフラッグが振られてフォーメーションランが始まった。  危うくロケットスタートするところだったよ!


 どのマシンもジグザグ走行でタイヤを温めながら走っています。  スプリントレースで少ない台数だったら1コーナー勝負の為に僕もジグザグさせていたけど…  16番グリッドでは1コーナーではアクセルではなくブレーキを多用するに違いなかったので無気力フォーメーションラン♪


 再び16番グリッドに並んでシグナルを睨みます。
 シグナルは何も点いてなくて真っ黒状態。  レッド点灯もしくはグリーン点灯でスタート??  レッドからグリーンでスタート??  レッド消灯でスタート??  いかん!全然聞いてなかった。  誰か教えてくれーっ!!


 気が散るぐらい周りのマシンの排気音が煩い。  「こりゃ信号が点いたらスタートだな!」と勝手に判断して1速に入れて5000回転キープでプチ半クラッチの体制。


 レッドシグナルが点いた時3つ前のマシンがビクッ!と動いたので僕もビクッ!と反応。  しかし他は動かなかったので消灯でスタートだと神経を集中させようとした時にシグナルが消えてスタート!!  アホみたいに出遅れた。  正直、自分でも吹き出してしまったぐらい。  エンストしなかったのが救いだった。


 1コーナーの進入は思った通りアクセルよりもブレーキが主となり…  右に位置しているマシンのサイドミラーを叩いて壊す事が可能な近さ。  どれか一台がスピンしたらドミノ式にクラッシュする混雑ぶり。  「おらおらおらぁーっ!」と強気で掻き分けて最初の定常円コーナーを抜けてバックストレートで一列縦隊になった時、「ケッ!だいぶ抜いただろう♪」とセンターミラーを覗いたら…  後には一台しか確認できなかった。  抜きまくるどころか一台抜かれてる(@。@);


 とりあえず直ぐに一台抜いて差し引きゼロの位置まで復活。  前のミニを必死に追いかけるも虚しくジワジワと離されていく。  コーナーで引き離されるのら腕の差だと納得できるけど…どーしてストレートでこんなにも速さが違うの??


 PPのマシンは直ぐにチキチキミニの後方に確認できました。  (>。<)もう周回遅れかよ!  その時最終コーナーを抜けた所で赤いマシンが止まっていた。  「こりゃ直ぐに赤旗が出される!」と、またまた勝手に判断。  まだドライバー交代のサインボードは出ていなかったので、PPのマシンに抜かれなければローリングスタートまでにPPのマシンと1周分離されて再スタート同様の位置に戻れると思ったので必死で逃げた。


 がっ…


 赤旗が出ているポスト手前で抜かれてしまった(>。<)  痛たたたたた!  最悪の物語。  直ぐにメインストレートで停止させられた。  先頭集団の渦の中!  しかもPPの真後ろ!  チキチキミニの後方には2番手、3番手とモンスターマシンが整列している。  
 止まっているとスッゲー暑い。  走っていてもそれほど風が入ってはこないけど…走っていればエンジンは冷える。  水温計は100℃を超えて110℃を差している。


 5分ぐらい停止した後にペースカーの先導でローリングが始まりました。  知らない人が見たらチキチキミニは優勝争いをしている位置です。  最終コーナー手前から無駄だと思いつつもPPのマシンに遅れをとらないようにピタリと追いかけます。  グリーンフラッグを確認する前からチキチキミニは全開!  おかげで後方のマシンとはかなりの差を作る事ができました。
 PPのマシンとは1コーナーまでに馬力の差だけ離されたけど必死に追いかけて1コーナーに進入。  あんなに離れていた後方のマシンは馬力の差だけ詰めて来て1コーナーに一気に流れ込んできたから、そりゃ〜もう大変!!


 スタート直後の1コーナー進入の100倍怖かった。
IN側のマシンは横滑りしながら迫ってくるし…  OUT側のマシンはコースの外の土の上を走ってる。  生きた心地しない再スタートだ!  「もうドンドン抜いて行ってくれっ!」と自暴自棄ですわ。


 「どんどん抜いて行ってくれ!」と頼まなくても、どんどん抜かれたチキチキミニ。  「お前ら本当にノーマルクラスかよっ?」と抜かれる度に呟いた。


 速いマシンに一気に抜かれた後は暫く平和に走れる♪  周りを気にせず坦々と周回を重ねようと思った時に、さっき最終コーナーで止まっていたマシンが今度は1コーナーを抜けた所で動かなくなっていた。  「またかよっ!」  そろそろ2番手の△10さんと交代の時間では?  もうローリングスタートは嫌だから早く交代したい!!


 ところが無情にも赤旗はピットINのサインどころかラスト2周のサインも出ないうちに振られた。
速いマシンに全部抜かれた後だから、さっき抜いて行った速いマシンがローリング中に全部後に並んだ。  「また心臓破りのローリングスタートかよ!」  集中力はゼロに近かった。  こんな状態の時に事故は起こりやすいものです。  車両回収でスタートラインの付近で停車している間にメガネを取って汗を拭く。  

 「無事に△10さんに繋げなきゃ!」  「5番手の△10嫁さんにチェッカーフラッグを受けてもらいたい!」
そう願いながら集中力を高めて再スタートを待ちました。


 2回も赤旗を出したマシンは結局PITに戻されてリタイア。  すぐにペースカーを先頭に再スタート。  1周ローリングで流して最終コーナー手前からアクセル全開で1コーナーに突っ込む。  先ほどの再スタートと違って真ん中辺りに位置していたので自分のペースでバックストレートまで走りました。  完走はしたいけど、しょっぱい走りはしたくなかった。


 チキチキミニのコクピットには見易いところに『ラスト2周』と『PITin』が表示される時間を書いて貼っておきました。  僕が走る時間は残り90分から17分過ぎた73分で『ラスト2周』が表示される予定でした。
 ところが!  電光表示板には『1:30』(残り1時間30分)と表示されているのでワケが分からない!  一生懸命走りながらだと算数って難しい事を初めて知りましたわ。


 「もうそろそろだろう!」  「まだかなぁ??」とメインストレートを通過するたびに思っていました。

 そして遂に『ラスト2周』のサインボードを確認する事ができたので、「ヨッシャー!最後まで一生懸命走り続けるぞ!」と気合いを再注入。  1周走って来て『PITin』のサインが出ているだろうと思ったら、また『ラスト2周』のサインが出ているではありませんか!!  気合いが抜けるわ!  たぶんドライバーチェンジをする場所が混んでいるから通過させたのだろう。  次にPITinのサインが出るだろうと思って気合いを再々注入。  がっ!
またしてもラスト2周のサインボードが出されている(@。@)  苛めか??  
 後で知った事だけど…どうやら赤旗が2回もあったのでPITでは『不完全燃焼』しているのではないだろうか?という思惑で延長してくださったみたい。  だけど…  僕的には…


 (T。T)何事も無く走るより何倍も大変だったんだじょーっ!!


 やっと『PITin』のサインボードを確認した時は嬉しくて汗に混じって目から汁が出た606でした。  PITロードから交代場所までは『徐行』だけど、コースで遅いチキチキミニはPITロードで挽回するしか術はありません。  安全な範囲でプチ徐行で進みました。


 2番手の△10さんとドライバーチェンジをしてお役御免。  さっさと着替えて寛ごうと思ったけど…  やっぱりコースから離れられません!  他チームの状況や黄旗・赤旗のコース状況も気になるA型の悲しい定め。  汗臭いTシャツのまま応援しちゃいました。
 △10さんの走りはチームでベストラップを叩き出す速さ!  
 赤旗出なかったから羨ましかったです。


 3番手は先回まで#19さんの1000ノーマルクラスで走っていた、おじゃさん!  SEVENのワンメイクレースに参戦しているので心配無用♪  のんびり観戦していたら、ドライバー交代の場所で年配の男性が「なんちゅー走り方しとんじゃ!」と大声で怒鳴り…マシンから降りてきたドライバーの頭をヘルメット越しに叩いた。
 (@。@)熱いチームやなぁ♪  歳を取ってもこんなに愉快にレースができるチームは見習いたいものだ!  そう思ったのも束の間。  冗談でツッコミ入れていたと思ったらマジ切れ!!  叩かれたドライバーも逆切れ状態で激しい口喧嘩が始まった。  

 どうやらマシンは違えどお友達同士だったみたいで…  叩かれたドライバーがブロックしたのか強引な抜き方をしたのか定かではないが、叩いたドライバーには気分が悪い走り方をしたみたい。
目の前で繰り広げられたPITロードバトルを眺めて…  (>。<)嫌な雰囲気だった。


 これが僕達のチームだったら「なんちゅー緩い飲み方しとんじゃ!」 「飲みが足りん!」と…  打ち上げ会場でツッコミ入れ合うのにね♪  
 あんなオヤジ連中は見習えません。  恥ずかしい。
セントラルサーキットでの9時間耐久レースでもオフィシャルに怒鳴っていた男性がいたけど…  楽しさ半減ですよね。  こういうのを見ると、もう参加する気が失せます。
 おじゃさんも赤旗出なかったから羨ましかったです。  (−。−)ちっ!



 4番手はアダム!
「あれ? アダムが居ない! 見当たらない!」と探し回っていたら最終コーナー手前で写真を撮っていた。  「アダム。 ネクストだよ。」と英検4級の腕前で話しかけたら…  余裕の笑顔で「はい。 ミニ… タイヤ3つでコーナー抜けてて面白いです♪」って…  「次はアダムだから早く準備しろよ!」と言ったつもりなんだけどなぁ。  誰も「3点コーナリングは面白いか?」だなんて聞いてないし。

 アダムの準備は早かった。  普段着に長袖のシャツを着ただけで準備完了。  おじゃさんと交代した後は絶対引かない強引な走りで周回を重ねた。  戻って来たら、あのオヤジ連中に頭叩かれやしないか心配だったA型の悲しい定め。  アダムを叩いたら口喧嘩じゃ収まらないもん!


 まぁその頃には無口になっていた△10嫁さんのフォローに精一杯でしたが(^-^)
無事にアダムが戻って来てアンカーの△10嫁さんにタスキが繋がった時は嬉しかったです。  これまで「イエローラインに注意して!」が口癖だった△10嫁さんの代わりに、僕がテンパっている△10嫁さんに「イエローラインに注意して!」と言ってあげました。
 アダムが走っている最中は「現在クラス3位みたい♪」などとプレッシャーをかけてゴメンね。


 実際ラスト15分くらいの時点でマシントラブルでリタイヤ続出。  コース上でも煙上げながら走っているマシンや、冷却水だだ漏れで走っているマシン、ヤバそうな音を奏でながら走っているマシンが多かった。
 でもチキチキミニはクラッチこそイカレ(滑り)始めていたけどタフに周回を重ね続けていました。


 ラスト10分でアダムから△10嫁さんに交代!  アダムも赤旗出なかったから羨ましかったです。  (>。<)くっ!
 初めて四輪でのレースに参戦する△10嫁さん。  マシンの事ばかり心配してくれていたけど…  僕達からしてみればドライバー本人が一番心配だった。  
 赤旗が出てローリングスタートにならないで!と祈り続けたまま電光表示板の残り時間は0:00を表示。
 先頭車両がゼッケン18番だったので、18番よりも前を走っていればもう1周加算できるぞ!  と…思ったらチキチキミニの真後ろにゼッケン18番が走っていた。


 もちろん呆気なく抜かれて見た目2位でチェッカーフラッグを受けました(^-^)v  ある意味で素敵♪
 あらかじめ伝授しておいた「チェッカーを受ける時はヘッドライトを点灯せよ!」という小技を使いながらカッコ良くチェッカーフラッグを受けました!  隣のPITクルーからは「カッコイイ!」との声が聞こえて大満足。

 
 皆で△10嫁さんを迎え入れて拍手!!  本当によく頑張ったね!!
赤旗出なかったから羨ましかった良かったです。


 感動と悦びに浸りながらチキチキ名物の即撤収!即打ち上げ!!  レースは遅いけど弁当と撤収の早さには定評があります。
それはそれは電光石火の撤収だった。
レース結果なんてトイレの帰りにチラ見しただけ(^-^)  1300ノーマルクラスで10台中6位入賞だっぜー!!  7位以下は全車リタイアだけどね。(笑うがいい!) 

 完走してなんぼ!


 そのまま即行で海岸線のビアシティ南知多でバイキング&地ビールを楽しむ予定でしたが…  30分かけて移動したにもかかわらず、お店は準備中だった。  営業開始まで1時間もあったから僕の家の近所にある大衆中華料理店西安さんに電話予約をして円卓をキープ。  Hage73さんは都合で帰っちゃったけど、男性4名・女性3名全員で向かいました。 


 打ち上げは180分の耐久宴会。  『大は中を兼ねる!』というチキチキ辞書の通り、即『生ビール大』を注文。
 僕は自分の町内である事を忘れてエロトークを連発してしまった。(反省)
酒も会話も盛り上がって、5時半から8時半で終了。  飲んでない仲間が運転で帰路につきました。  僕は歩いて家に戻ってチキチキミニをトレーラーから降ろしてカーポートに格納して片付けました。
 

 真っ暗な駐車場で片付けていてら、チキチキミニの中でピカピカ小さく光る物体を発見。  誰かの携帯電話かと思って目を凝らして見たら…  なんとトランスポンダー(計測器)じゃん!!  持って帰って来ちゃったよーっ!!


 一気に酔いが醒めて美浜サーキットに慌てて電話しました。  「あ! マッチボックスの伊藤さんから電話いきました?」と言われて携帯の着信履歴を見たけど着信はなかった。  「本来なら今日中に返して頂きたいのですが、明日はイベントが無いので明日中で大丈夫ですから持って来てくださいね。」と…笑い声にも似た優しい対応で助かりました。  しかも伊藤代表には美浜サーキットさんから電話してくださると聞いて怒られずに済みました。
 次回はビール持参だな。

 翌朝…  キチンと美浜サーキットまで小さなトランスポンダーを持って行った事を知る人は少ないはず。
日曜日は近い美浜サーキットも、平日は何故か遠く感じた。  2日連続で美浜サーキットに行くのは結構な重労働だったし…  おかげで報告書のUPが半日遅れてしまった。(自分が悪いんだけどね)  これからは気をつけなきゃ!  だけど美浜サーキットで良かったよ。  もしこれがモテギとか十勝サーキットだったら…  ね。


 朝一番で4点式シートベルトを壊すハプニングに始まり、トランスポンダーのお土産事件で終わった一日。
 △10さん
 △10嫁さん
 おじゃさん
 アダムさん
 909さん
 アダムの先生さん
 ナイツ店主さん
 Hage73さん
 Y本さん
 55さん
 そして応援してくださった皆さん本当にありがとうございました。 
来年も楽しく頑張ります!!

 伊藤代表様…  また宜しくお願いします。
by606


継続は『力』… ではなく、『笑い』なり!!

MATCH BOX JAPAN CUP 2009