700km…  たかが700km。  小学校の運動場(200mトラック)を3500周もすれば達成できる距離。  市営県営運動場(400mトラック)なら1750周で済む距離だ。
 もっと分かりやすく計算すればフルマラソン(42.195km)を16回半。  考えるのもアホくさいかな?

 実際はこの距離よりも多いのか少ないのかは分からない。  おおよその距離で700kmです。


 戸隠ツーリングは昨年の9月21日に雨でボツになったツーリング。  今回はリベンジの意味も含まれている。  しかしその年の11月にリベンジを企画したけど結局果たせず終い。
 『晴れのち雨』という微妙な天気予報だったけど、帰りに降られる程度と判断して実行。  小雨降る中を中指を立てながら集合場所に向かい…集合場所に辿り着いた時には本降りになっていた。  集合場所にSEVENで向かったのは僕と、じょなさん・△10さん・トラふぐさん・koba_5009さんの5台。  そのうち集合場所までSEVENで辿り着けたのはkoba_5009さんだけ。  そんな集合場所ツーリングの模様はコチラから。


 あれから9ヶ月。  『梅雨入りする前に!』を合言葉に計画が進められてきました。
3週間前には#19さんが下見に行ってくれて、曲がる交差点や重要なポイントの画像を撮って来てくれた。(画像だけで説明文が無かったので意味がさっぱり分からなかったけど)

 僕的には清水の舞台から飛び降りた気持ちでポータブルナビを購入。  9台連なる真ん中に位置して、信号で小隊が切れても次の休憩ポイントまで先導できる段取りも組んだ。(ちゃんと使えたらの話)
 集合場所から目的地、そして帰り道の地図を予め郵送して、各自の地図でツーリングコースをシュミレーションしてもらえるようにしました。

 同じ頃にyasuさんから風邪の為に欠席の連絡。

 翌日には、じょなさんさんからも風邪で欠席との電話。

 そして迎えた前日。   明日は午前3時にエンジンをかけなきゃいけないので、夕方前に606号をチキチ基地から自宅カーポートに移しておきました。  できる限りの点検&手入れをします。  新しいプラグに交換しようと思いつつも一年以上が過ぎてしまったので、プラグを抜き取って煤払い。  ブラシだけでは綺麗にならなかったので、パーツクリーナーを吹き付けて磨きました。
 あとは各部の締め付けや冷却水の補充で完了!

 前夜…  #19さんと再度コース確認。
 コースが大幅に変更になり、せっかく送った地図も半分くらい修正されました。  ナビにインプットしたコースも修正したりして、寝たのが午後8時。  明日は2時15分起床だ!  6時間しっかり寝なきゃ!
 缶酎ハイを1本飲んで爆睡。  ところが1時くらいに目が覚めてしまい…  天気の心配なんて不要なのに窓の外を眺めてしまう。  アルコール依存症やネット依存症みたいなものでしょう。  『晴れ依存症』だな。


 ■5月3日 (憲法記念日) 星空のち霧のち晴れ■

 とりあえず目覚ましが鳴るまで目を閉じていました。  そろそろ鳴る頃だな…  まだかな?と思いながら直ぐに起き上がれる体制を整えていたのに…  いつの間にか寝てしまい、目覚ましで飛び起きる606。  なんの為の目覚まし時計なんだろう?


 パンを食べて身支度を済ませて外に出ました。  空気が生温い。  昨日も暑かったので空気が保温されたままだった。
 今朝はチキチ基地に行く必要がないので何か物足りない。  カーポートから自宅前の道路まで606号を押し出してエンジンを掛けたら即行で大通りに移動して暖気。  暖気も必要ない季節だけど…やっぱりキャブ車は水温が70℃に上がるまでは動かしたくないです。





 ほどほどに暖気を済ませて午前3時10分に出発。  606号機関好調♪  この時にHage73さんからメールが届いたけど確認できず。
 知立バイパスから伊勢湾岸道・豊田南ICに進んで東海環状道に入りました。  もちろんまだ真っ暗!  トイレ休憩で鞍ケ池PAに寄りました。  車の中で寝ている人の邪魔にならないように、途中でエンジンを切って惰性で駐車枠に停めます。  さっさとトイレを済ませて出発しようと思ったらchild7さんがPAに入ってきました。  迎え入れるように606号の傍で待っていたら、離れて停めたので『僕って嫌われているのかな?』とテンション急降下。
 歩み寄って「おはようございます。」と挨拶しても目も合わせてくれないのでテンション沈没。  チラっと目が合って、ようやく僕だと分かったらしく… 「あれ?どうしたの!」って…  こっちが聞きたいよ(>。<)

 child7さんは606号を見落とした上に、全然知らない奴が馴れ馴れしく声をかけてきたと思っていたそうでした。  テンション浮上♪


 そんなchild7さんからは「早く着き過ぎちゃうね♪」と余裕のお言葉を頂いたのですが、美濃加茂SAで燃料補給をしたら集合場所に着くのは好い加減な時間になってしまう。  child7号に装着されている時計と僕の腕時計では15分の時間差がありました。  child7さんの時計は15分遅れ。  child7さんはSEVENから降りる事も無く、急いで鞍ケ池PAを出発しました。
 ここでHage73さんかのメールで諸事情により欠席を確認しました。
 しかしchild7さん…  なんの為に鞍ケ池PAに寄ったのだろう??





 午前4時45分。  薄ら明るくなった頃に美濃加茂SAに到着。  セルフGSにて満タン給油。  『御自由にお使いください』と書かれた濡れタオルが置いてあったので、遠慮なく606号を洗車しました。
ここから某集合場所(チキチキ極秘集合場所)までは僅か数分。  余裕の一番のりだと思ったら、すでに△10さん御夫婦とkoba_5009さんが到着されていました。
 某集合場所に一番近い#19さんカップルは5番手到着。  堂々と入って来る姿は定番です。
 あとはトラふぐさんだけなんだけど…  出発時間の午前5時近くになっても現れない。  遠くからストレートカットギヤの鳴り響く音がして現れたのはナイツブリッヂ店主さんのnewR-500でした。(途中まで参加)


 トラふぐさんに電話したら某集合場所を通過して国道41号線沿いで待機中との事。  それでは!という事でSEVEN6台で午前5時10分に第一休憩ポイントである高山市内のGSに向けて出発しました。  ちょっと寒い。







 ちょうど日の出の時間かな?  朝陽に向かって走るSEVEN6台。  #19さんが先導してくださるので、606号は今回最後尾に位置しました。  やっぱこの場所が一番眺めがイイね。  『ツーリングしてるぞ!』という気分が高まる。





出発して間もなくトラふぐさんと合流。  これで全車全員無事に揃いました。


 国道41号線をひたすら走り続けます。  この時間帯は当たり前の事ですが道が空いているので走り易い。  GW明けもしくはGW最後の日曜日なのでマイカーは少なく、バイクすらも見当たりません。  道路はチキチキ貸し切り状態。  …のはずが、法定速度よりも遅いマイカーのおかげで超安全運転を強いられました。
 しかも飛騨金山辺りからは霧も発生。  夜明けと共に徐々に暖かくなるはずが、進めば進むほど寒くなる始末。  そうなるとヤバイのが膀胱ですね。  高山市内のGSまで我慢できない状態に徐々に近づいてます。

 途中でナイツブリッヂ店主さんとはT字路でお別れ。  店に帰って仕事です。







 法定速度以下で走り続けるマイカーに悩まされながらずいぶんな距離を走り続けました。  やっと道を譲ってくれたと思ったら、このマイカーの運転手さんは小さな神社にお参りに来たみたい。  こんな遠くの神社まで…と驚きと一緒に感動をも受けました。
 おかげで6台全機が道の駅/飛騨街道なぎさに不時着。  一斉にトイレに駆け込みましたよ。
 ここら辺でようやく霧も晴れてきたけど、気温は11℃で肌寒い。  ジャンパーの中に合羽を着込むkoba_5009さん。  今からどんどん寒い方面に向かうので正解かも♪
 トラふぐさんは冷却水のオーバークールを防ぐ為にラジエータにガムテームは貼ってました。


 全員膀胱が落ち着いたところで出発。  高山市内まではすぐでした。  しかし泣く子と膀胱破裂には勝てませんね。
しかも高山市内のGSは全然開いてないし!  午前7時30分から営業とか…  現在時7時20分なのだから開けてくれよーっ!!
 一番燃費の悪いだろう606号でさえ20gぐらい残っていたので燃料切れの心配は無かったけど、この先にはGSが少ない。  有っても小さなGSで日曜日は休みが多いと#19さんが下見で調べてくれていた。






 そして辿り着いたのが丹生川町のGS。  開店早々だったみたいで店員さんは一人。  3台の給油機があっても1台で1機ずつしか給油できないのでプチパニック。
 朝刊が店の入り口に挟んだままだったので、いきなりの忙しさでさぞや困った事でしょう。  順番待ちの間にトイレに行ったり、洗車をしたり…  △10さんゴメンね!  △10号のフェンダーに貼り付いたカエルを足(靴)で剥がしちゃった。  柳に飛びつこうとジャンプしてる姿でミイラになっていたので予想以上に硬かったです。  剥がした時に「ベリッ!」と音がしたけど…キズにはなっていないと思います。(たぶん)


 各自出発時と同じように燃料タンクを満タンして足並みを揃えてGSを後にしました。  がっ!  トラふぐさんが出遅れた。  (トラふぐさん風に)「押忍!先に行ってください。追いかけますんで!はい!」と言われたのでGSから出たけど…なかなか追いついて来ない。  後で聞いた話ではセルが回らなくてGSで押し掛けしていたそうな。  僕はGSまで引き返そうかと思ったほどでしたよ。  遠く後に機影が映ったときはホっとしました。





 GSより先は606にとって、みっちゃんミチミチ未知の道。  突然目の前に現れたのは綺麗な雪が残る北アルプス槍ヶ岳!  これは感動しましたよ♪  しかも微妙に咲き残っていた桜吹雪。  空気が乾いてキャブも絶好調。  気持ち良いワインディングを走り続けて右手に飛騨ほおのき平スキー場が見えた景色はカナダかと思ったくらいです。(カナダには行った事ないけど)





 そして現れた平湯トンネル。  #19さんから聞いた話では(#19さん風に)「平湯トンネルとか安房トンネルの中は年中ビショ濡れだから泥だらけになるんだわぁ。 それに石灰含んでるからアルミが白くなるから嫌なんだわぁ。」と聞いていたので、次の休憩ポイントで洗車できるようにタオルを持って来たぐらいです。
 ドキドキしながら… 半分嫌々トンネルに進入。  全然路面は濡れていませんでした♪  2km以上あるトンネルを抜けると短いトンネルの連続。  しかもクネクネ曲がっているから退屈しません。





 平湯IC口という信号交差点を右折すると直ぐに料金所が現れました。(直進すると平湯温泉)  この料金所は一見高速道路の料金所と同じに見えますが…  ETCゲートは無く、おまけに無人ときています。  SEVEN位の車高なら軽々とゲートを潜って通過できるけど、そんな事をしたらダメですね。  無人の料金所ゆえに自分でお金を入れて通過しなければなりません。  乗用車なら窓を開けるだけで済む作業もSEVENでは大変です。  緩い下り坂なので、一旦エンジンを止めてギアを入れてSEVENから降りてお金を入れてゲートが開いたら即行でSEVENに乗り込んでエンジン掛けて通過しなければなりません。





 こういう料金所は以前、九州に行った時に経験した事がありました。  凄く面倒くさいんですよね。
料金所は2ゲートあるので渋滞を発生させないように片方の料金所だけSEVENで渋滞させました。  
 606号の前はchild7号。  child7さん…  エンジンを止めてSEVENから飛び降りたまではカッコ良かったけど、ギアを入れてないからSEVENがジワジワ前に進み始めて大慌て!  750円という半端な金額だし、何処に札を入れて何処からオツリが出てくるのかも分かり辛い料金所。  ジワジワ進んでるSEVENもスルスル進み始めてchild7さんがSEVENを止めながら飛び乗る姿に哀愁を感じました。  
 スーッと進んでたら、そのまま谷底に落ちていたに違いない。
 ギアを入れて降りましょう。


 硬貨だけならカゴに投げ入れればOKなので、僕は606号から降りずにシートに立ち上がって750円を投げ入れました。  中学生時代にバスケットボールやっていて良かったと思えた一瞬でした。

 最初に短いトンネルを1本抜けます。  そして本命の安房トンネルに進入。  有料トンネルって、普通のトンネルとは違った雰囲気があるのは何故だろう?  普通のチャンネルと有料チャンネルの差みたいなものだろうか♪  何処にでもあるトンネルなんだけど妙に嬉しかったです。  別に興奮はしませんでしたよ。

 約5.6kmの安房トンネルを抜けると上高地に向かうトンネルが左手にありました。  『マイカー規制中』と書かれた看板が掲げられ…  ロールコーンでバリケードが作られています。  テレビやラジオで乗鞍同様、上高地には乗用車やバイクでは行けない事になってます。  久しぶりにマイカー規制という文字にお目にかかりました。  男性2人がキチンとマイカー規制をしてましたよ。  思ったよりも小さなマイカー規制だった。

 少し走ったら蒸気が噴出している温泉街(坂巻温泉)付近を通過しました。  妙な硫黄臭さを感じながら走っていたら路面が水浸し!!  「げっ! 硫黄の成分が含まれた水だったらアルミが腐る!」と驚いて回避しようとブレーキを踏んだけど間に合わず(>。<)  水しぶきを上げて通過。  早く洗わなきゃ!  早く洗わなきゃ!と頭の中はアルミボディの心配でいっぱいです。  


 次々現れるトンネル。  そのうちに白骨温泉の看板も現れた。  いろんな成分が含まれた水はもう嫌っ!  トンネルの入り口と出口は段差も結構あって606号は飛び跳ねます。  温泉旅行なら最高の場所もSEVENでは有り難味が掴めませんね。





 平湯トンネルに始まったトンネルは20個ぐらいあったかな?  20以上あったかな?
 ようやく道の駅/風穴の里に辿り着きました。  地図で予習した限りではもうトンネルは終わったはずです。  此処で小休止。  おやきを朝飯代わりに食べました。  なにせ午前2時の朝飯は、此処で考えたら夜食みたいなものだったので空腹絶頂でした。
 この辺りではSEVENが珍しいみたいでして、普段よりも囲まれます。  既に少し疲れてきた僕達は売店の日陰に避難して休憩。  暑くなってきたのでジャケットを脱いでOK♪





 20分ぐらい休憩した後に道の駅/風穴の里を出発。  すぐにトンネルがあったけど、もううんざりでした。  この先は北アルプスを左手にサラダ街道を進みました。  見渡す限りの田園風景。  田植え真っ最中なので道端には大勢のギャラリー♪  皆さん田植え作業の手を止めて眺めてくださいましたよ。
 

 このルートは前後はもちろん、擦れ違う車も少なくてチキチキ優先道路みたいでした。  ず〜っとず〜っと北アルプスの雪景色を眺めながらの走行はスッゲー気持ち良かったです。  キャブも気持ち良く吠えていました。
ただ…  せっかく大枚叩いてカーナビを買ったのに、全く使い物にならない!  経由地を限界まで登録したのに遠回りしてまでも走り易い道を選んでる。  『走り易い道』はSEVENにとっては『走り難い道』なのに!!  渋滞するし。  面白くないし。  やっぱりSEVENにはカーナビは必要ない(>。<)o
 
 でも『溺れる者は藁をも掴む』みたいに『迷った者はナビをも掴む』  特に溺れやすい迷いやすい606には必要だと言う事だろうか?
ほとんどナビを見ずに走り続けていたのは本当の話です。
また何処か知らない所に行く時にナビにすがろう。


 暫く走ってGSで休憩。  セルフGSという看板が掲げられていたので少しだけの給油でも気楽だと思ったら、女性店員さんが「満タンですか?」と問いかけてきた。
 「あれ? セルフじゃないんですか??」と僕が聞いたら、「他の給油機は全部セルフですが、お年寄りの方などの為にこの給油機だけはセルフじゃないんですよ。」と…。
 「値段は違うの?」と再び聞いたら、「少しこちらのほうが高いですね。」と言われたけど、10gそこそこしか給油しないのだから任せる事にしました。
せっかく「いらっしゃいませ〜♪」と笑顔で言われて、「やっぱり向こうで入れるわ!」なんて無粋な事は言えませんよね。


 女性店員さんに「ここから道の駅ポカポカランド美麻までは何分ぐらいですか?」と尋ねてみたら「20分ぐらいですよ♪」と教えてくださいました。  てっきり1時間ぐらい走るのかと思った606…  一週間ぐらい地図を調べてまとめたり、カーナビにインプットしていたけど、距離感・移動時間が全然掴めていない!  道を覚えるのが精一杯だった。  結局道も覚えていないから必死で皆の後をついて走っていた606でした。
 by他力本願寺


 GSを出発してからも素敵なコースでした。
 かなり暑くなってきたのでトレーナーが邪魔になってきた!  トラふぐさんは道の駅/飛騨街道なぎさでラジエータに貼り付けたガムテープを信号待ちの間に取り除いてます。  これも趣味車の粋なところ♪
 道もややこしくなってきたし、信号で隊列が切れてしまう事も僅かでしたがありました。  しかし先頭の#19号は安全場所で待っていてくれたので助かりました。

 「信号で切れたら僕が前に出て次の休憩ポイントまで先導するから先に行っても大丈夫ですよ。」と前夜までに何度#19さんに言った事か…。  やっぱり心配だったのですね(>。<)  カーナビがダメだと分かってからは意気地なしの606でしたので、待っててくれて本当に助かりました。
 by他力本願寺









 GSの女性店員さんが言ったとおり20分弱で道の駅/ポカポカランド美麻に到着。  あまり目立たない道の駅だったけど、のんびり過ごすには賑わってるよりか静かなほうがイイ♪
 懐かしい大きな水筒に入れられた麦茶の前には紙コップがたくさん置かれて『御自由にお飲みください』と書かれていた。  スッゲー暑くてトレーナーを脱いでTシャツ1枚になった僕は「スッゲー冷たいよ♪」とchild7さんに勧められるままに紙コップに注いだら熱湯だった(@。@)  まったく!


 此処で食べた蕎麦粉のお好み焼きみたいな食べ物『そばうすやき』は予想以上に美味しかった♪  蕎麦粉を焼くとこんな感じになるのかな?  蕎麦を焼いたら焼きそばじゃないのか??  なんにしても安くて美味しかったです。(トラふぐさんのを分けて貰ったのですがね)
 
 新鮮な野菜を軒下で即売。  その他はお花とかも売ってるいるだけの道の駅。  自販機2台と小さなトイレがあるだけの道の駅。  観光バスが入れるようなスペースもない。  野菜もさることながら、男性がお花を買う場面が多かった。  今日は『母の日』なんだね♪





 ほどほど寛いで、ほどほど笑ってポカポカランド美麻を出発。  ここから先は山を2つ越える形に進みます。  地図で調べていて、スッゲー細そうな道だったので不安でした。  以前、趣味車のラリーに参加した時に606史上最悪の道と同じくらいに地図上では細い線。  さすがにドクロマーク(狭くて危険な道のマーク)はなかったけど、#19さんに「オフロードじゃないよね?」と確認したほどです。  「大丈夫だよ♪」と言われて安心していたけど…進めば進むほど、どんどん狭くなってきたぞ!


 狭い道はキチンと舗装されていて走り易かった。  だけど低速で上り一辺倒!  水温計の上昇は激しかったです。  つい最近まで水温を心配せずに走りまくっていただけに、電動ファンが動く85℃に達すると心拍数が上がる606。
 水温計は90℃を軽く超え…  この暑さと上り坂で最高97℃に達した。(child7号は105℃を超えたらしい)


 なんとか頂上まで辿り着き、ここからは下り一辺倒。  僕はニュートラルにして少しでもエンジンを冷やす事に努めました。  その甲斐あって少しずつ水温は下がりました。  下りなのでスピードも増すので冷却効果は凄かったです。  84℃前後を行ったり来たり♪  


 鬼無里からは再び上り坂。  『戸隠⇒』という看板もこの辺りから頻繁に目にしました。  「もうすぐ戸隠!」そう思ったら妙に元気になれる41歳。  しかし戸隠は寒いどころか涼しくも無い!  気温は上昇するばかり。  5月10日でも9月の残暑に似た感じ。  そりゃあ水温計も100℃前後になっちゃうわけだぁ。


 狭い道を突き進んで現れた宝光社の信号交差点。  さっきまで殆どなかった蕎麦屋さんが突如連立してる!  まさに蕎麦街道。  まるで温泉街。







 僕が描いた地図では宝光社の信号交差点を左折なんだけど、前夜に急遽変更となり右折。  賑やかな蕎麦街道も少し走れば普通の山道に戻りました。  それが戸隠バードライン♪  静かな林の中を進んで左手に現れた蕎麦屋さんが今回のツーリングの目的地。  大久保の茶屋に12時半到着です。  此処は『大久保西の茶屋』と『大久保東の茶屋』と2つありました。  隣合わせで商売敵みたいな…。
 とりあえず駐車場にSEVENを停めて暫し御歓談。  ここでchild7号の燃料タンクが割れているというプチハプニングに遭遇♪  ジワジワポタポタ雫が落ちてました。

 「アルミテープでなんとかならんかな?」  まぁこればっかりは対処のしようがありません。
これからせっかく落ち着いて蕎麦を蕎麦を食べるという時に…  child7さんの心情察します♪  いろいろツッコミ入れたかったけど、3発ぐらいのツッコミで止めときました。  









 まぁ燃料漏れはさて置いて…  皆で大久保西の茶屋に入店。  昭和初期の雰囲気いっぱいの座敷席に案内されて落ち着きます。
寒かったら温かい蕎麦だろうけど、今日はざる蕎麦に限りますね♪  こーしてる間にもchild7号の燃料は漏れ続けているのでしょう。  近くで誰かがタバコに火をつけようとしたのなら、明日の朝刊は『大久保の茶屋全焼』で一面が飾られるはず。
 child7さん元気なかったなぁ。  なんでだろ?




 天ぷらざる蕎麦を皆さん注文して食べました。  蕎麦の茹で具合はアルデンテ。  少し芯が残っていた感じでした。  鼻が壊れて早5年の606は蕎麦粉の香りを楽しむ事ができないので、100%戸隠蕎麦を味わう事が出来ません。  しかし基本的には蕎麦は大好物なので美味しく頂きましたよ。
 たらの目のガンプラ天ぷらは凄く美味しかったです。  天ぷらで腹が膨れた感じ♪  店内は全然混んでなかったので気楽に食べて、気楽に寛げました。  混でたら嫌だもん!


 一人1700円ぐらいの蕎麦御膳でした。  肉は薄くて小さなベーコンが肉じゃが風の器に1枚入っていただけ。  あとは蕎麦と野菜の天ぷらなどです。  Hage73さんが来ていたら「肉がないーっ!」 「トンカツ定食ないんかーぁ!」と叫んでいたはず。 


 精算を済ませてから蕎麦ソフトを買って食べました。  胡麻ソフトも不思議な味だったけど、それに似た不思議な味でしたよ。





 child7号の燃料漏れは駐車場から道路にまで及び…  ってな事になっていたら大変でしたが、とりあえず漏れは止まっていました。  引圧がどーたらの具合だったみたい。  穴にゴミが詰まったのかと思った♪
 安心して帰れますね。






 
 目的地からは高速道路で帰ります(^0^)
 高速道路を使わずに、戸隠までのルートをUターンして帰って来ると思われていた皆さんには、この場をお借りしてお詫び申し上げます。
だって同じ道で帰ったら…  到着までに7時間弱かかってるワケなので、今から帰ったら午後10時。  帰宅は深夜0時になっちゃうよ。  若い頃ならそれでも翌日はバリバリ仕事ができたのに…  今じゃ無理。


 第七小隊は目標を達成した時点で気が抜ける集団なのです。


 お蕎麦屋さんからは右折して来た宝光社の交差点まで戻ります。  宝光社の交差点を左折せずに直進。  上信越自動車道・信濃町ICを目指しました。  途中たくさんの蕎麦屋さんがありましたよ。  どの店も大入り満員!  
 さらには戸隠中社で大祭が行われていたのでプチ渋滞。  スッゲー大勢集まってる中にスッゲー場違いな車6台が突っ込んだワケですが…  僕達を見つめる群集は誰もが好奇の目で、嫌な顔をする人はいませんでした。  もちろんできるだけ静かに通過したのは言うまでもありません。






 
 上信越自動車道・信濃町IC手前にある道の駅/しなのにて小休止。
 正直…  疲労度D

 朝早かったのは当然だけど、SEVENに乗って疲れたワケじゃない。  この日は気温が30℃を記録した夏日。  今年のGWは暑い⇒寒い⇒暑いの繰り返しで、今日は朝の寒さがこの時間になって余計に暑さを強く感じる事になってしまった。  
 愛知・岐阜が暑くても、戸隠は涼しいと思っていた第七小隊。  単なる作戦ミス。
 朝のクソ寒い集合時に短パンで登場した女性一名。  「30℃設定」と言ってた理由がよく分かりましたよ。


 道の駅/しなので眠眠打破を買って飲もうと思いましたが、残念ながら売ってなかった!
新鮮野菜はスッゲー売っているのに何処の道の駅でも有りそうな物が売ってない。  ポカポカランド美麻でもそうだったし…  道の駅と称した市場が多い気がしたのは僕だけだろうか?  おかげで土産は戸隠で買った蕎麦だけだし。
 とりあえず地ビールを1本だけ買いました。  「熱くなると味が変わってしまうから…」と袋に氷をいっぱい入れてくれて嬉しかったけど、SEVENでは困ります。  すぐに溶けてビショ濡れ必至。  断ったけど「いいから使ってください!」と半ば強引に氷を手渡されました。

 店から出たら捨てたけど。


 のんびり腰掛けて充電。  帰りは本当にダルビッシュ!
それでも帰らなければなりません。
不思議なものです。  SEVENから降りると一気に無気力モードに突入するけど…  「帰るのが面倒くせーっ!」  とか思いながらコクピットに納まると笑顔になれちゃう。  SEVENに乗ってないと、どこにでも居るただの中年っすね♪  SEVENに乗っていれば若人♪

 




 信濃町IC入り口は道の駅のほぼ隣。  ETCゲートから一気に流れ込みます。  上り線・下り線どちらに進めばいいのかさっぱり分からなかった。  名古屋方面と書いてあれば悩まずに進めるけど…  松本市しか分からない。  先頭について行くだけだからOKなんだけどね!  僕が先頭じゃなくて良かったですよ。
 カーナビはとっくに片付けました。


 この高速道路は2年前ぐらいに日光に行った帰りに走って以来2度目です。  懐かしいけど…  この道の反対車線て走った事ないや!  しかも毎回疲労度D。

 606号…  本線合流で加速しない。
ゲロゲロゲボゲボ発しながら少しずつスピードを上げる。  (>。<)かぶってる!  クラッチを切って空吹かしを数回。  黒煙をバンバン吐いて環境に悪い車をアピールした後に加速したらプラグが綺麗になって気持ち良く吹け上がるようになりました。
 かなり低速走行し続けたもんなぁ。


 梓川SAまでノンストップ。  ほぼ隊列を整えて進みました。

 梓川SAに着いてGSが空いていたので駐車せずに給油。  コマメに燃料補給を続けて来たので10gほどしか入りません。  バイク並みですね♪  GSの店員さんにいろいろ質問責めになりました。  SEVENも最近ではそれほど珍しくない車に成り下がったと思うのだけどなぁ。
 此処で念願の眠眠打破を購入。  さらに缶珈琲で喉の渇きを癒す。  これで朝より目が覚めるから不思議。  朝飲んでおけば良かったのかな?

 
 ここから中央自動車道に各自のスピードで進んで駒ケ岳SAにて落ち合う段取り。
駒ケ岳SAで解散宣言です。  ゆっくり休憩してから解散するつもりでしたが、早めに出発すれば明るいうちに帰宅できそうだったので即解散。  早く帰りたがってる人もいたし…ね。
「お疲れ様でしたーっ!」とお約束の解散宣言。  時既に午後5時でした。


 child7さんと一緒に帰ろうと思ったけど、あまりの速さに敢え無くダウン。  のんびり後続を待ちながら走っていたら3台と合流できたので、一緒に帰路につきました。

 がっ!!

 ここで606号にアクシデント発生(>。<)  なんとセンターミラーに人影が映ってる!  しかもその人影が手を振っているではありませんか!!  「誰かトランクに乗っている。」  時速120キロは出てるのに…  
勇気を出して振り返ってみた。
なんと黒いパーカーがロールケージに張りついてバタバタしてるではありませんか(@。@)  4点式ハーネスを外して、もう少しで飛ぶところを捕獲。  バードケージじゃなかったら起こらなかったアクシデントでした。
 
 高速道路を走りながら4点式を留めるのは至難の業でして…  近くのPAに入りました。  少し寒くなってきたので、此処で上着を1枚羽織って即出発。

 完全に孤立しちゃいました。


 中央自動車道から東海環状道に入った頃から、だんだん暗くなってきました。  冬場ならとうの昔に真っ暗ですわ。  
 東海環状道での帰りはいつも睡魔との闘いでしたが、今日はグッドなタイミング(英語でグッドタイミング)な眠眠打破投与で全開バリバリ。  波に乗った勢いで午後7時にチキチ基地に帰還しました。  


 606号はそれほど汚れていなかったし、明日は朝のうち少しだけ時間があるので洗車は明日にして帰宅。  風呂から出たらビール飲んで爆睡したよ。


 翌朝…  ドーンと疲れが表れて死神モード。
606号の洗車に行ったらスッゲー汚くなっていて抜け殻モード。  暗い所で見るSEVENは綺麗なんだね。  A型の悲しい定めで、燃えるように洗車しましたわ♪  さらに疲れて…  ボロボロです。 
 そう思うとchild7さんってタフだよなぁ。  駒ケ岳SAでは一番元気だったもん。


 参加された9名の皆さんお疲れさまでした。  予想以上の暑さで疲れも倍!  長距離でさらに倍!  しかしそれだけ大きな思い出になったと思います。  いつか笑って話せる時がくるね♪
 また一緒に戸隠自虐的ツーリングを楽しみましょう。

 来年はありませんから… 。
by606 
 

 全走行距離760km  ガソリン約60リットル  達成感…プライスレス!!

戸隠往復700km日帰りツーリング