SL併走&桜のトンネルツーリング
 ■4月5日 (日曜日) はれ■

 半ば諦めていた天気。

 やっぱりダメだと… 中止を覚悟していた天気。

 まさか前日に大どんでん返しがくるとは! o(^0^)o  週間天気予報で日曜日の雨マークはそれまで不動の位置でした。  中途半端に降ったり止んだりという天気に落ち着くとばかり思っていましたよ。
 土曜日の昼には(日曜日の)降水確率0%だぁ!!

 そうだよね♪  雨で静岡方面のツーリングやイベントが中止になった事はなかったもん!  (3月のエコパサンデーランは606の判断ミス)
  そう!それに天使の第一日曜日。  雨なんて降りっこない。  心配した僕が馬鹿だった。  毎日ウエスト707さんと天気予報について電話してたもんなぁ〜♪  お互い…どーしてもやりたかったツーリング。  この日しか桜は無いんだっ!

 でも良かったよね。
暖冬のおかげで一週間前に満開にならなくて。  桜前線と低気圧から伸びる前線というWの前線に悩まされた一週間でした。

 
 前日の夜は深夜まで雨が降り続いたおかげでツーリングの問い合わせが殺到(@。@)  「まだ降ってるけど明日ヤルの?」  「明日は無理じゃない?」  絶対に止む!  朝までに路面は乾く!  という何の確信もなかったけど変な自信はあった。  「やりますよーっ! 回復傾向だから小雨が降っていても実行します。 責任は持てないから出発時の自己判断でイイですよ。」という返事。
 とにかく天気予報を信じました。

 雨音で眠れないツーリング前夜は多かったけど、雨が止んで目が覚めたツーリング夜は初めてだった。
 午前1時。  チキチキ気象アンテナ(出窓)に叩きつける雨音が消えて目が覚めた。  仕事で疲れて21時くらいに寝たから4時間爆睡していた。  いつもの癖でカーテンの隙間から空を見たら月が綺麗に出て、路面も乾いている。  出発時は満天の星空だと小さくガッツポーズをして再び横になったけど…  集合場所までのルートにいまいち自信がなかったのでPC立ち上げて地図を確認。  やっぱり分からないや!

 いろんな事を考えながら寝付いたけど、午前4時半の目覚まし時計が鳴るまで熟睡はできなかった。


 午前4時半に起きて身支度をしました。  最低気温は10℃前後で、最高気温は20℃近くまで上がる予報を信じてプチ薄着。
午前5時半にチキチ基地に向かったのですが…  曇天。  深夜のガッツポーズはなんだったのだろう??  しかも今にも降りそうな黒い雲が流れ込んでいた。

 『実行!』と判断した以上は振り返らない。
チキチ基地から606号を押し出して荷物を積んで速攻でエンジンかけて神社の裏で暖気。  今にも雨が降り出しそうな空なのに…これで晴れるのだろうか?  天気予報は『晴れのちくもり』だったぞ!  もう曇っちまったのかっ?

 10分ぐらい暖気をして、たかじんさんとの待ち合わせ場所である近所のコンビニに移動しました。  たかじんさんとほぼ同時にコンビニに到着。  ここで606号にアクシデント発生!  右リアフェンダーに鳥糞が焼夷弾の如く命中してるではありませんか!!  知立バイパスの高架を潜った時に命中したみたいだけど…  あまりに酷い。  ティッシュではとても処理できずに、コンビニでタオルを買って洗車。  
 出発時よりも綺麗になったところで、2台連なって赤塚PAを目指しました。

 
 ルンルン気分で目指したのですが…  (>。<)スッゲー寒い!  日の出時間のくせに雨雲が出てきやがった!
出発時から向かうところ敵ばかりじゃん。  音羽蒲郡ICに近い有料トンネルに向かう山は絶対に降っていそうな雨雲の覆われていた。  一雨喰らうと思ったので、ジャケットの襟を立てて臨戦体制でトンネルに突入。  トンネルを抜ける瞬間に「FUCK!」と叫んだけど、雨は降っていませんでした。  寂しい孤独なハードロッカー♪


 赤塚PAには午前6時50分に到着しました。  一番のりです!!  そりゃそうだよね…  出発時間は午前7時50分だもん。  また早く着き過ぎちゃった(T。T)  学習能力のない606です。  たかじんさんゴメンね。
 出発まで1時間…  たかじんさんと待ち合わせをしたコンビニで買った朝飯を外で食べながら時間を潰しました。  冷たい風が強く吹いてて寒かったです。  寒さに震えながら食べていたら、売店の端っこにコンビニを発見!
 「此処のコンビニで朝飯買ったら温かいモノが食べれましたね。」と… たかじんさんにツッコミ入れられました。  僕も同じ事を考えていたけど、黙って静かにツッコミを回避していたのに…。  以前からコンビニがあるのは知っていたけど、やっぱり学習能力のない606です。  ボケかな?


 午前7時半を過ぎるとたくさん集まりました。  
 (順不同) WEST110さん御夫婦  yasuさん  koba_5009さん  △10さん御夫婦  Hage73さん  #19さんカップル  

 赤塚PAから9台。  三方原PAからshige1710さんがスクランブル合流。  道の駅/掛川で4台と合流する段取り。
 出発時間の午前7時50分までに8台(11人)集合。 「袋井ICで降りて、掛川バイパスに入る手前で給油します。」と伝えました。  あとは55さんが来るだけなんだけど…  プチ遅刻で到着。  5分遅れで赤塚PAを出発しました。  7時55分に出発したから55さん?


 高速道路上では9台が隊列を整えて進みます。  ETC料金が上限1000円となって初めてのツーリングです。  これまでみたいに割引を使うために途中のICの料金所を出てUターンする人はいません。  焦ってUターンして事故をしないだろうか?  僕的にはこれが結構心配でした。  先頭の僕では絶対できない事だったし…。  高速料金が安くなるのと同時にそんな心配もなくなり、隊列も乱れる事がなくなったので一石三鳥です♪

 三方原PAの手前でホーンを鳴らしてshige1710さんに合図。  PA出口付近で極悪号の白/アルミの機影を確認したので、もう一回ホーンを鳴らして袋井ICを目指しました。


 袋井ICには定刻8時半に到着。  ここから国道1号線で進むのだけど… 逆ルートでしか走った事がなかったので頭の中は不安でいっぱい。  深夜にPC立ち上げてルートを確認したので、国道1号線沿いのGSまでは無事に到着しました。  しかし問題はここから!  国道1号線から掛川バイパスの分岐地点での進行方向が全く分からない。  前回は掛川ICから道の駅/掛川までshige1710さんに案内してもらったけど…今回は袋井IC。  shige1710さんもイマイチ分からないみたい。
 
 GSで「どうやって行こうか?」 「看板出てる?」 「右車線?左車線?」と参謀会議を行ってる時に、地元の1010さんが笑顔で僕らの目の前を通過して行った。  1010さんと合流して先導してもらえば助かったのに〜!!


 仕方なく606先頭でGSを出発。  イチモツ一抹の不安を背負っての出発でした。

 イチモツ一抹の不安は直ぐに現実となって目の前に現れた!
右か左!!  どっちに進むのか??  助手席では「右だよ♪」と叫んでいるけど、なんとなく左ぽい。  分岐を左に進んで、後で責任を追求されても言い訳できるように右にウインカーを倒して右車線に移動を始めた。  と! その時、shige1710さんが後方からスッゲー勢いで追い越して先頭に出て左車線に先導してくれました。  
 「危うく間違えるところだった♪」と思いながら左車線に戻ったら、分離帯ギリギリの所で右車線に移動したのでビックリ!  「おおおおおおっ!」の連続でしたね(^0^);
 
 1010さんも途中で給油していたみたいで直ぐに追いつき、午前9時に11台揃って道の駅/掛川に到着。  くらしっくさんが既に待機してくださっていたので、駐車場に誘導してくださいました。  
 此処でウエスト707さん御夫婦とM野さん御夫婦と合流して、14台のSEVEN(21名)でツーリング開始となります。


 ふと思った事…  w(@。@)w 暖かいじゃん!
 赤塚PAでは冷たい風が吹いてスッゲー寒かったのに、道の駅/掛川では無風&ポカポカ。  またしても静岡の摩訶不思議を体験しちゃった。  どういう土地柄で、どんな気圧配置??  だけど空は曇天。  太陽は?  青空は??  降水確率0%は???
 路面が乾いて雨の心配がなければ曇天でも構わない!  小隊の士気は最高潮でした。


 そして全車全員揃ったところで、ウエスト707さん先頭でSL待ち伏せ場所(某工場の空き地)までのプチツーリングがスタート!
ウエスト707さんの後ろは、今回が初併走となるSEVENが優先。  前のほうじゃないと併走できないもんね♪  併走経験のあるSEVENは後方に位置しました。

 道の駅からは交通量の多い掛川バイパスに直ぐ合流するので危険な場所です。  緩いカーブになっているので見通しも効きません。  パーティーは途切れてしまうけどルートは簡単なので焦らずに合流する事を初参加の方々に喚起。  もちろん静岡小隊の方々には等間隔で間に入っていただきました。

 たくさんのトンネルを抜け、15分ぐらい走った所で掛川バイパスを降りてSLを待ち伏せする場所に到着。
直ぐ横の家の窓からは、カーテンの隙間から「変な車がまた来たよ!」という子供の顔が見えた。

 直ぐにスクランブル発進の体制を整えてSEVENを整列させます。  僕が一般車両をブロックする役を買っていましたが、くらしっくさんがやってくださる事になりました。  ブロックするタイミング…  先頭が飛び出すタイミング…  どちらが失敗しても上手く併走できなくなります。  僕的には今日まで頭の中で何度もシュミレーションを繰り返し行ってきましたが、やっぱり自信がなかったので助かりましたよ。


 そして午前10時10分。  ウエスト707さんが「じゃあそろそろ乗って準備しましょうか♪」とSL併走ツーリング開始までのカウントダウンみたいな号令を発した。
 14台21名はSEVENに乗り込んでエンジン始動。  僕は2回目だけど、やっぱりワクワクしちゃいますね♪

 しばらくしたらサイドミラーに黒いSLが映った!  ほとんどのSEVENは隊列を整えて並んでいるので迫り来るSLに気がつかない様子。  僕はアクセルを何度も煽って「行くよーっ!」と合図しました。   最初の空吹かしで待機している大勢がビクッとしてたのが印象的だった。  
 

 先頭のウエスト707さんも最後尾のくらしっくさんも近づくSLと、併走するツーリングコースを走る一般車を睨んでタイミングを計っていました。  電話やジェスチャーで合図したワケでもないのに、ベストなタイミングで2台が飛び出した。  お二人の阿吽(あうん)の呼吸に関心しながら空き地から出ようとした時にSLが真横を通過!  乗客と面と向かう状態で空き地から出発したけど…  面と向かうと恥ずかしものですね♪  乗客の皆さんが慌ててカメラを構えてる姿や、既に手を振ってる人をたくさん見ました。

 ここからの併走シーンは僕がどんなに力を込めて書き綴っても、SLと併走した時の感動は伝えれらないと思うので割愛させていただきます。


 2kmぐらいの併走でしたが、先回よりも気温が低く、風も無かったのでSLの蒸気と黒煙を凄く綺麗に見る事ができました。  SLと併走できるのはせいぜい7〜8台。  12番手では乗客の顔は全く見れないので、自分のSEVENと前方11台のSEVENがSLと併走してるシーンを『記憶』というディスクに焼付けながら走りました。  それだけでも十分以上に感動です。
 そしてSLとは一旦お別れ。  

 SLを追い越して第2待ち伏せ場所までSEVENを駆る。  第2待ち伏せ場所でSEVENを縦列駐車してる向こう側にSLを走らせて撮った前回の(shige1710さん提供の)記念写真を真似て撮るのが今回最大にして最重要な任務。  シチュエーションもばっちり考えてある。  そんな一枚を撮るがためにどれだけ頭を使った事か…。  リラックマとのお昼寝の時間も惜しんで考えた。  先頭のウエスト707さんにも伝えてある!
 もうすぐチキチキ史上最高の画像が撮れるぞ!!  SLを待ち伏せしているワクワク感の倍くらい心臓が高鳴っていた。

 そんな第2待ち伏せ場所に向かう道中は、桜とSLを撮ろうとしているカメラマンが大勢いました。  路肩には前回には無かった駐車車両が多い。  その為にツーリングのペースは前回よりも少し遅かった。  もしかしたら間に合わないのではないかと心配になったけど…  前回は5分ぐらいSLを待ったぐらいなので暢気に景色を眺めながら進みました。


 ずいぶん走って一山越した所で見覚えのある橋を渡ります。  前回の記念写真に写っている大井川鉄道を跨ぐ高架橋だ!  「よっしゃー♪ SLよりも先に到着したぞ♪」  SEVENの間隔を詰めて路肩に縦列駐車します。  ふと何かの気配に気がつくと…  シュッシュッシュッドコドコドコとSLが左真横を通過してるではありませんか!!

 w(>。<)w 遅かった。

 慌てて606号から飛び降りてカメラ出して撮影ポイントまで走っても絶対に間に合わない。  あの時ばかりはSLが新幹線みたいな速さに感じたよ。

 記念写真を撮る事が不可能だとウエスト707さんも判断したのでしょう。  此処からの1kmぐらいも併走できるポイントなので、どうせなら併走しよう♪という意気込みで発進。  後方から一般車が数台近づいて来ていたので、手を上げてブロック。  14台隊列を整えてSL併走再出発となりました。

 念願の記念写真が撮れなくて、SLと併走していても海より深く落ち込み…悔しくて僕はステアリングを強く握っていました。  
 短い二度目の併走を終えてSLとYの字に離れていきます。  「また今度ねーっ♪」という寂しさと悔しさを込めてホーンを少し長めに鳴らし続けました。  


 「嗚呼、記念写真が撮れなかった。」  そんな思いを全身で受けながらツーリングを楽しみます。  あの時、記念写真が撮れていれば今頃は満面の笑顔だった事でしょう。  この後の桜のトンネル通過も昼飯も富士山よりも高いテンションで楽しめたはずです。  海より深く落ち込みながら『桜のトンネルまで1km』という看板を発見しました。  長い距離を走った事にその時気がついた。

 山の中腹辺りでピンク色の盛り上がりを遠方に発見。  「わぁ♪ あれが桜のトンネルに間違いない♪」と…落ち込んでいた気持ちは一気に急上昇。  デジカメ!デジカメ!デジカメ用意しなきゃ!  とテンパリ・ハイスクール・ロックンロール。
 下りながらの右カーブで桜並木に突入。  (T。T)美しい。  しかしこちら側の道路は桜のトンネルになっていなかった。  反対車線は見事なトンネルだったのに…。  それでも大勢の花見客の視線とフラッシュライトを浴びればメチャ良い気分の606(見られサド)です。  


 そんな桜のトンネルを気持ち良く抜けると、それまでの何倍もの花見客に囲まれた。  お目当ては桜のトンネルの真横にある駅で停車しているSLなんだけど…  SLに向けられていた視線を一斉にこちらに向かせてしまった。  これが単機(一台)だったら「あ〜SEVENね。」 「珍しい車ね。」ぐらいで済んでいたと思います。  それが14台も連なれば「お?」 「おお?」 「おおおおおっ!!」となるワケで…  ツーリングの醍醐味の一つでもありますね♪
 誰もが笑顔で眺めてくれるSEVENって、やっぱり凄いと思う。
 
 いっぱい見られて記念写真を撮り損ねた事はすっかり忘れてしまいました(^-^)  単純なのです606は!


 桜のトンネルから昼飯の和食屋さんまでは30分ぐらいでしたが、その道中にもたくさんの桜並木があって、僕達の目を楽しませてくれました。  本当に静かな田舎道。  それ故に昭和の雰囲気が漂い… 懐かしい雰囲気に囲まれて、空気も美味しかったです。  仕事が嫌になったら、この辺りに引っ越してのんびり暮らしたいなぁ〜って思いましたよ。(できる事ならね)


 先頭のウエスト707さんがJAの駐車場に入ったので、トイレ休憩かな?と思ったら反対車線側に本日お世話になる和食屋さん『きやん坊』が見えました。  広くて綺麗な駐車場の確保…  下見あってこそ成せる技ですね!
 静かな村に突然舞い降りたSEVEN14機。  隣の家からは年配の男性が「なんじゃこりゃ?」という目で眺めていました。


 夫婦だけで営んでいる『きやん坊』さん。  ウエスト707さんが予約をしてくださっていたので受け入れ態勢は万全でしたが… 突然21名も入ると大変ですね。  できるだけ皆さん同じメニューで注文しようとするあたりは『マナー良くスマートに!』の精神。  20名揃って『きやん坊定食』を注文。  Hage73さんだけトンカツ定食となりました。

 さすがに20個の定食は通常の料理時間では無理だと思ったので、僕はお店を出て記念写真のロケハンを遂行。  SLとの記念写真がダメだったのなら、せめて桜の木の下で集合写真を撮りたい!  近くに桜はないか!!  遠くに桜はあるけど歩いて行ける距離に桜は見当たらなかった。  SLもダメ…  桜もダメ…  そろそろ食事が出来上がる時間になったので戻らなきゃ。  再び海より深く落ち込む606でした。


 きやん坊定食を食べながら考えた結果、お店の前でしか記念写真を撮れないと判断。  この和食屋さんを出たら道の駅/掛川まで直帰のルート設定。  ノンストップで戻る事になるし…  かと言って何処か景色のイイ駐車場に入ってSEVENを並べて記念写真を撮るのも不可能。  このままではSLと併走もしたし、桜のトンネルも潜ったけど…記念写真は『きやん坊ツーリング』になってしまう!  なんとかせねば!!   という願いを込めて頭を働かせた結果、悪知恵しか浮かびません。
 中学時代、悪知恵ならトップクラスだった606がはじき出した作戦は…

 
 『帰りの桜のトンネルで渋滞を装って道路上で一旦停止。 往路は下り坂だったので、できるだけ登った所で(上から眺めるように)先頭車両(606号)から2番手以降を数枚撮って逃げる!』

 そんな作戦を企ててみた。  そしてその旨を全員に伝えたら…  皆さんキョトンとしてたなぁ。

 「警備員さんが大勢おったよ。」と教えてくれたけど、警察ではない警備員さんが道路交通法をとやかく言う資格はないので問題ない。  なにせ母親のお姉さん(伯母さん)は道路工事中に警備員さんに誘導されて進んで事故を起こしたけど伯母さんの責任100%になっちゃったもん。  コレは自動車学校の教本でも習いましたね。
 とにかく素早く写真を撮ればそれほど問題は無いという自己判断。


 絶景記念写真ポイントを確保したら気が楽になりました(^-^)  ちょっとドキドキですがね!  またこのドキドキが堪らないんだよなぁ♪  41歳の春だから〜♪
文句言われたら『必殺たかじんさん』を使えばイイとさえ思っていました。  その必殺技はね… 文句言われたら「エンジンが突然止まっちゃったんです!」と言うつもりでした。


 和食屋きやん坊さんで腹いっぱい食べた後で、皆揃ってセルフタイマーを使って記念写真を撮りました。  デジタル一眼カメラのセルフタイマーをセットするのって難しいから困りますね!  
 「さぁ〜撮りますよ〜♪」と叫んでから、ジタバタしていろんなスイッチを押してセルフタイマーをセットするのが常です。
今回もどのスイッチを押せばセルフタイマーになるのか分からず、いろんなスイッチをプチプチ押してから撮りました。  記念写真を撮り終えたら「お疲れ様でした!」と挨拶して急いで撤収。  三脚とか早く片付けてSEVENに乗らないと迷惑かけちゃうもんね。

 
 そんなワケで帰路は606号が先頭を預かりました。
JAの駐車場から交通量の少ない道路に出るのは楽ですね。  14台隊列を整えて進む事ができました。  信号も少ないから隊列が切れる心配もありません。  信号で切れても交通量の少ない広い道なので路肩で待つ事もできました。
 来た道を引き返すルートだけど、桜並木を反対側から見る事ができたので、まるで違う道の如く凄く新鮮です。  
 それに来た時よりもギャラリーが多くて気持ちも引き締まります。

 途中でSLと擦れ違った時に挨拶代わりにホーンを鳴らしたら、直ぐに汽笛を鳴らして応えてくれたので鳥肌が立つほど感動しちゃいました。


 『桜のトンネルまで2km』という看板まで新たな任務の事を忘れてドライブしちゃいました。  あと2km…  急に心拍数が上がりました。
エンジン止めて ⇒ 素早くシートベルト外して ⇒ カメラ出して ⇒ バードケージに上って ⇒ 縦横数枚撮って ⇒  パパラッチの如く逃げ去る!  常にシュミレーションは怠りません。  全てにおいて『完璧』な段取りが売りのA型。
 しかし気持ちは焦るばかり。
完璧な段取りも事の直前には悲しくも崩れるものでして…  既にシートベルトを外してカメラを用意しながら走っていました。

 そして遂に桜のトンネルに突入!!
2時間前に通過した時よりもスッゲー人出だっ(@。@)  たくさんの警備員さんが満車と書かれたプラカードを「ざまーみろ!」みたいな顔をして嫌味のように見せ付けてくれました。  それで火がついちゃったね。  後続13台が桜のトンネルに入っただろうと思えた所で606号のエンジンを停止。  バードケージに上って撮ってる最中にギアが抜けたら大変なので、確実に1速に叩き込む!
 シュミレーションは崩れたけど、速攻でシートに立ち上がって180度回転。  ここからが大事な場面なのに、とんでもないハプニングが立て続けに606を襲った!!
 

 ハプニング@  今日は雨だと思っていたので、前日にバードケージにWAXをたっぷり塗っていたのを忘れていた。  606号はかなり上向きに停まっていたので滑り台みたいでバードケージに上れなかった。

 ハプニングA  諦めてシートの上からカメラを構えたのだけど、若干高さが足りず…  サイドプロテクターに左足を、センタートンネルに右足を置いて立ち上がったら左足の下でバキッとプラスチックが割れる感触を味わい…  驚いて右足に重心を移動させたらベコッとアルミが凹む感触を味わった。  デブだから?

 ハプニングB  それでも頑張ってカメラを構えてシャッターを押したら…  セルフタイマーがセットされたままで、ピーピー電子音が鳴ってしまった。  セルフタイマーをセットするのも難しいけど、解除するのも同じくらい難しく…  桜のトンネルの中心で「撮れへーん!」と叫んでしまった。

 ハプニングC  爆弾処理の如くセルフタイマーを解除して頑張って4枚撮りました。  本当なら10枚くらいズーム&広角でバシバシ撮るつもりだったのになぁ。  急いでシートに座ろうとしたらコクピットで両足のスネを打ちつけた。

 ハプニングD  撮った画像を家に帰って確認したら、Hage73さんの記念写真になっていた(T。T)

 悲しい時ーっ!  こんな思いまでして撮った画像が、Hage73さんの為に撮ったみたいな記念写真だった時ーっ!! (古っ)


 撮り終わって606号を発進させた時に気がついたのですが、大勢の人達が606号の写真を撮ってましたね。  まぁ、お祭りの提灯行列みたいに盛り上げたのだから、全てOKでしょう♪  これに懲りてまた来年も挑戦します♪(懲りてないし!)  今度は606号も入れたいんだもん!!


 なんにも買わなくても両手に抱えきれないほどの思い出を土産にする事ができました。
『記念写真』という肩の荷を下ろした此処からの帰り道はスッゲー身軽でしたよん♪  ただ…絶好のワインディングロードでペースカーが入ったのが悔やまれました。  前回もそうだったなぁ。  おかげで眠いわプラグが被りそうだわで、ドライバーもSEVENもストレスが溜まっちゃいましたけど仕方ありませんね。


 掛川バイパスに入る道に悩みながらも午後1時半(予定よりも30分早く)無事に道の駅/掛川に戻って来れました。  30分も早く帰れたのは渋滞やメカトラブル、もちろん事故がなかったからこそですね♪  それと静岡小隊の方々の綿密な下見のおかげ♪
 とりあえず毎度毎度の眠眠打破を道の駅で購入。  グイッと1本!これで眠くならずに帰れます。  いつも目的地に着いて美味いモノ食べると気が抜けて眠くなっちゃうんだもん。  今回は記念写真を撮るという任務が残っていたので緊張が保てました。

 30分ぐらい休憩をした後、袋井ICに向けて流れ解散となりました。  袋井IC付近までは14台にてツーリング。
先頭のウエスト707さんが袋井ICの入り口で路肩に停車して全機に手を振って見送ってくれました。  一日本当にお疲れ様でした!


 袋井ICから名古屋方面に向かう方々には浜名湖SAのチキチキ駐車場にて集合命令を出していたので、袋井IC⇒浜名湖SAの区間はマイペースで走っていただきました。
そして浜名湖SAの入り口に置いてあった看板を見てビックリ!  まだ午後3時前なのに『駐車場満車』の案内。
それでもチキチキ駐車場は空いてるだろうと思って入ったら、全く駐車場が空いてなくてプチ渋滞も起きていました。

 とっさの判断で、給油する人もいるからGSの空き地に移動しました。  誰も給油しないワケじゃないから問題ないでしょう。  トイレもあるし…。  飲み物だって買える♪ 
 ETC割引で大勢の人が高速道路を使ってるのが分かりました。  暫くはGSの空き地を利用して〆の挨拶をしなければなりませんね。
ところが(やっぱり)この場所での長居は不可能。  GSの迷惑になるので早急に出なければなりません。  「お疲れ様でした!」 「気をつけて!」と簡単に挨拶して浜名湖SAにて解散撤収しました。


 yasuさんと、たかじんさんの3台で音羽蒲郡ICを降りて家路を急いでいたら、突然その2台が消えた。  正確に表現すれば…止まった。
僕の後ろを走っていた、たかじん号がハザードを出しているのを小さくミラーで確認しました。  「え"っ!同士討ち?」  急いでUターンしようと思ったら、スッゲー勢いで追いかけて来た。  なんとか走れるみたいでしたが、信号で止まった時に症状を聞いたらエンジンが止まってしまったらしい。  たかじん号の持病再発。
 
 三ヶ根山に近いコンビニに入って小休止。  たかじん号のボンネットを開けて3人で原因究明。  でも分からない。
なんとか家まで帰れる事を願いながら、安城市内にて2台を見送りました。  万が一の場合はトレーラーを引っ張って迎えに行く段取り。  たかじんさんから『無事帰宅』のメールを受け取るまでビールはお預けです。


 チキチ基地に606号を格納して、のんびり洗車をしていたら『なんとか帰宅できました。』というメールが届いたのでシャワーを浴びてビールを飲みました。
 なにせ午前1時からあまり寝ていなかったので、缶ビール2本で酔ってしまった。
BBSに『帰宅しました。』という書き込みをたくさんしてくださっていたのに、酔って寝てしまってゴメンなさいね。

 報告書を書いている今日(4月8日)はポカポカ陽気を過ぎて暑いくらいの陽気になっています。  西尾市の桜は昨日が満開。  今日は朝から店番しながらキーボードを打ち続けていたので外に出てないから分かりませんが…  日曜日は最高のお花見ツーリングができて本当に良かったです。  また第3弾を楽しみにしております♪
 ありがとうございました。
by606