関西軍団『熊鍋』ツーリング
 2月6日(金曜日)の岐阜の有名豚カツ屋さん『金光軒』さんで腹いっぱいお昼ごはんを食べた帰り道に携帯電話に着信が入った。

関西のI川さん: 「606ちゃん久しぶり〜。」
606: 「あ!こんにちは。久しぶりです〜!」
関西のI川さん: 「急なんやけどさぁ… 今度の日曜日にそっち行こう思ぅちょるんよ。 昼飯でもどない?」
(日曜日は晴天だからセブンで何処に走りに行こうか悩んでいた606)
606: 「イイですねーっ! OKですよ!」
関西のI川さん: 「じゃあ宜しく♪ shigeちゃんも誘うてや〜。 あ! 昼飯食ったらコメダ行けたら嬉しいわぁ。」
606: 「はい。わかりました。 ではまた連絡します。」

 この時、土曜の夜は伊那で全員お泊り&暴飲暴食会(通称:宴会)が行われるらしい。  僕もお誘いを受けましたが…  ちょっとどころか確実に無理ぽかったので返事を濁しておきました。

 それに『じゃあ宜しく♪』って…  昼飯の段取り?  ツーリングコース?  なんにしたって明日明後日の事やん!


 その日のうちに乗用車2台で来る事が判明。  セブンのツーリングじゃなくて残念。  
天気がイイから僕はどんなに寒くてもセブンで行く気満々です。  伊那方面から西尾まで来ると迎えに行くのも大変だ!  西尾まで来ても特に珍しい食い物もないし…  お茶葉を御飯にかけて食べる『てん茶飯』ぐらいしかない。  抹茶の蕎麦やうどんもあるけど珍しくない。

 困った(>。<)  本当に困った(T。T)

 せっかく来ていただいて『ふりかけ御飯』みたいなもの食べさせてバイバ〜イ♪では低迷を続ける606株がますます急降下する。
風呂から出てからは伊那から名古屋までの間に素敵な景色と素敵な食べ物屋さんを探した。  蕎麦?  そうだ!  長野県の蕎麦屋さんまで行けばイイじゃん!  あ…  ダメだ。  606号で行ける範囲にしなきゃ。  長野県は雪と融雪剤が確実にあるはず。  もっと名古屋寄りで考えなきゃ。


 う〜むむむむ…  茶臼山もイイけど皆さん乗用車だし、ここも雪だよなぁ。  ず〜っと下がって来て香嵐渓。  んっ?  香嵐渓!  景色イイぞ。  香嵐渓で何か有名な旨いモノあったかな?  寒いだろうから鍋がいい。  『香嵐渓』『鍋』で検索したら『一の谷』が浮上。  ここは超有名な老舗だっ!  ココなら文句ないだろう。  
 しかし『一の谷』の情報はかなり薄くて困った。  電話番号を控えて明日電話してみる事にしました。  そんな薄い情報のメニューに猪鍋の二文字を発見。  猪鍋でイイじゃん。

 ところが!!  猪鍋の下に『熊鍋』の二文字も発見した。  な…なんだろう?熊鍋って??  なんか気持ち悪いけど面白い。

 とりあえず伊那ICから土岐JCTまでのPAで合流して香嵐渓一の谷までツーリングならぬドライブ。  一の谷から名古屋ICまでの間にあるコメダ珈琲に寄って流れ解散で決定だ!

 そんなコメダ珈琲…  2〜3軒はあると思ったら長久手に一軒のみ!  かなりギャンブルだなぁ。  計画通りに行けば3時の混雑時に重なる。  大丈夫だろうか?


 いろんな心配をしながら行程を考えていて寝不足のまま翌日土曜日は一日働いた。  香嵐渓一の谷さんに電話したら少人数なら予約は不要との事で安堵。
 関西のI川さんには『屏風山PAにて集合⇒香嵐渓で昼飯⇒名古屋IC近くのコメダ珈琲で休憩⇒名古屋IC』という段取りをメールしました。
返ってきたメールは『了解。 屏風山PAに11時で!』と…。
 ゆっくりな日曜日の朝になりました。


 ■2月8日(日曜日) 文句なしの晴れ■

 午前7時起床でも余裕だった。  実際、屏風山PAまでは豊田南ICから1時間で行ける。  恵那ICでUターンしたり休憩・給油する時間に余裕を加えても2時間あればOK。
 そんなワケで午前9時にチキチ基地を出発しました。

 日差しは暖かいけど少し風が強くて冷たい。  このくらい風があれば香嵐渓で渋滞しても気楽だ♪  
 嘘みたいに大人しいスピードで知立バイパスを走って、途中で給油。  またまた嘘みたいな低速で伊勢湾岸道・豊田南ICから東海環状道を進みました。  100km/h以下!  5速低回転で606号の排気音よりもキャブの吸気音を大きく聴きながら気持ちよく走り続けて一旦休憩。  
 
 土岐JCTまで所々に融雪剤が残っていたけど… 名残り雪ならぬ名残り融雪剤程度で、アルミボディを腐らせる心配はありませんでした。  昔、この融雪剤で何度アルミボディブローを喰らわされた事か!  土岐JCTから恵那ICまではUP&DOWNを満喫するが如く606号に鞭を入れて全開走行を喰らわせた。


 恵那ICでUターンして屏風山PAに到着したのは午前10時半。  午前10時33分に「80km/h全開で向かってます!」というメールが届いたので、定刻11時に到着すると思ったら…  午前11時半に関西軍団到着合流。  関西のI川さん、k2m3さん、ピンクのウエストさん、そしてtwinsのお二人さん。


 挨拶もほどほどに香嵐渓に向けて出発しました。  この時なぜ『挨拶もほどほどに』だったのか…。  それはお昼近くに香嵐渓界隈を走った事がなくて、だいたいその時間帯は大渋滞してるものだと思い続けていたからです。  つまりは渋滞が心配だったワケで…。 

 中央道から東海環状道に入って豊田藤岡ICで降ります。  少しだけ下の道を走って猿投グリーンロード中山ICから力石ICまで進んで、国道153号線に出ました。  やっぱりマイカーが多い。  いつもはマイペースで走れて茶臼山まで行けるのに…  正午近くは祭り状態でした。


 多少の混雑はありましたが、渋滞には至らずセーフ!  一度も曲がった事の無い道を右に折れて少し進んだらセブンと一台擦れ違いました。  軽く手を上げて挨拶♪  そのまま香嵐渓一の谷に到着です。  駐車場が舗装されていたので嬉しかった!  砂地だったら砂埃で大変だったもん。
 

 どこが入り口か分からなかったけどk2m3さんが来た事があるそうでしたので案内していただきました。
自動ドアが少し雰囲気じゃなかったけど…店内は完璧に昭和初期!!  嗚呼感動!!  季節がら雛人形が並んでお待ちかね♪  全て土で作られた土雛でまたまた感動。

 座敷まで案内されたけど… ちょっと怖い雰囲気でした。  夜に一人ぼっちは僕的には無理だと思わせる座敷でした。
懐かしいテーブルを7人で囲んで猪鍋と熊鍋を注文しました。    ジンギスカン風に盛り付けられた猪の肉と熊の肉を、たくさんの野菜と一緒に煮込み、鯉の刺身(あらい)を口取りに…出来上がるまで御歓談♪


 猪の肉は子供の頃から見たり食べたりしてきたけど、熊の肉は見た事も食べた事もありません。  珍しかったです。  見た目は猪の肉よりも赤黒いだけで、鍋の中で煮込んでしまえば両者判断しにくいです。  だけど食感は全然違いました。  豚肉に近い軟らかさの猪に比べて熊の肉は硬い!  噛み切れない。  極厚のホルモンを噛んでるみたいで、結局噛み切れずに飲み込んでしまった。 



猪の肉三人前


の肉三人前
 
 盛り付けされた肉は霜降り具合が違いますね。  熊の肉よりも猪の肉のほうが『肉』らしくて旨かったのは正直なところ。
でも熊の肉を食べたのは話のネタにもなるし…  なによりも関西軍団さんの思い出にになれば幸いかと思いました。  
「これで三人前?」と最初は少なく見えましたが、7人で完食できなかったほどボリュームがありましたよ。  鍋の味付けは味噌ベースでした。  これが御飯に合うんだよなぁ〜♪



できる事ならtwinsさん達と仲良く同じ鍋を突きたかったのですが…
僕の目の前は関西のI川さんでした。 w(T。T)w



なんだか味噌煮込みになってるし! (>。<)
 
 1時間1本勝負の猪&熊鍋でした。
ポカポカ日向の座敷は腹が満たされたら眠くなるばかり!  1時間ぐらい縁側で昼寝したかったけど、暗くなると寒くなること必至。  お勘定を済ませて店の前で記念写真を撮ったら即撤収。

 帰り道は追分交差点までプチ渋滞でしたが、午後2時の日差しはストーブ並みに暖かかったです。  追分交差点からは全く渋滞も無く再び猿投グリーンロードに入ってのんびり前進。
 愛・地球博会場跡地を左手にリニモの下を走り続け…  コメダ珈琲に到着したのが午後2時45分。  全て予定していた時間通りでした。  しかし店内は混雑していたので大きなテーブルがありませんでした。  大きなテーブルが空くまで少しだけ待ったけど、そこはコメダ!回転が速いです。  直ぐに大きなテーブルに案内されました。


 各自好きな飲み物を注文し…  さっき鍋を食べたばかりなのに、コメダ珈琲名物のシロノワールをジャンジャン注文していました。  ま!デザートには最適最高ですけどね♪  さすがに僕は食べれなかったので、大好きなコーヒーシェイクを寒さに震えながら飲んでました。

 そんな折、静岡からメルセデスをスッゲー勢いで駆って来てくれたshige1710さんが3時20分に到着。  チョコレートケーキ大盛りを注文してましたわ♪  

 男5人と女性3人でコメダでシロノワールと午後の雑談を満喫し、午後4時にお開きとなりました。


 午後4時でも太陽はまだ高い!  風が強かったのは屏風山PAで関西軍団さんを待っていた時だけでしたね。  結局スノボズボンは香嵐渓一の谷に到着した時に脱いだままです。
 もちろんココから帰るまでも必要ではなかった。

 shige1710さんからコメダを出たのですが…  ジムニーのエンジンがかからなくて606号は通りに鼻だけ出してミラーを見てました。  そのうちにshige1710さんのメルセデスは見えなくなってしまい…  そのまま二度と後姿を見る事はありませんでした。  

 暫くしてなんとかジムニーのエンジンがかかったので、3台で名古屋ICから豊田JCTを経由して伊勢湾岸自動車道に進みました。


 そして豊田南ICで関西軍団さん5名(2台)に手を振りながらお別れ。
606号は、まだまだ明るい午後5時にチキチ基地に帰還。  関西軍団さんは午後9時に帰還されました。  たぶん夕日が眩しかった事でしょう。  どの辺りで日没だったのかな?  綺麗な夕焼けだったはず。
 皆さん2日間お疲れさまでした。(僕は半日ですが)  なんとか大役を果たせて良かったです(T。T)  
by606

 PS: 関西のI川さんのリクエストにより、文字ばっか通信はお休み。 今回は画像入りの報告書でした♪